
クラフトマンシップの共演。ゆっくり、時間をかけて味わいたい服がある
一般的に“非効率”というとネガティブな印象があるかもしれない。しかしながら時として、人の手を掛け、時間をかけた“非効率”から生まれたプロダクトはただならぬ魅力に溢れている。その最たるブランドが『ループウィラー』ではないだろうか。高速編み機が主流の現代に、あえて生産速度が落ちる吊り編み機を用いたスウェットシャツは、生産効率にすると一般的なそれの1/10から1/20程度。しかしながら、この手間こそが洗濯を繰り返しても損なわれない柔らかな風合いと着心地を生み出している。
その『ループウィラー』が今年で20周年を迎え、『リーバイス(R)』のプレミアムライン、「リーバイス(R) メイド & クラフテッド」とのコラボモデルをリリースする。現代となっては“非効率”な機械を使ってモノづくりをすることは、『リーバイス(R)』にとってみれば「赤耳」と呼ばれるセルビッチデニムを重用するのと同じ。旧式の織機を使用して生産されるそれらは、通常よりも時間と労力を要するが、職人が手間隙を掛けた希少性とクラフトマンシップにより多くのファンを惹きつけ続けているのだ。
そんなデニムとスウェットの王様が手を組んだアイテムがこちら。『ループウィラー』ファンの間では定番でもあるフレンチテリージップアップフーディとクルーネックスウェット、今回のコラボレーションを高らかに謳うスペシャルなロゴをのせたTシャツ。そして世界でたった1台の機械でしか作ることができない生地「吊り編み4層ジャージ」で仕立てたトラッカージャケットと502(TM)ジーンズといったラインアップ。
『リーバイス(R)』の代名詞であるインディゴと『ループウィラー』の代名詞である吊り編み生地を組み合わせた5型は、すべてがMADE IN JAPAN。吊り編み生地同様に、インディゴの染めに関しても非効率な綛染めを採用している。24時間インディゴの浴槽に浸けることで、糸の芯まで深くムラなく美しく染上げているのが特徴だ。
非効率だからこそ生み出せた他にはない風合いとインディゴ。ぜひともこの夢のコラボで体感して欲しい。
Text_Yasuyuki Ouchi

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