
地球環境負荷を減らすモノづくり。デサントの“Re”な2シリーズ
飲食店で提供されるプラスチックストローや、スーパー・コンビニでの買い物時に渡されるビニール袋。無駄に使い捨てられてきた資源を見直し、地球環境や社会全体におけるサステナビリティ(持続可能性)を考慮した取り組みが注目されている。これらは飲食に限った話ではなく、流通やファッションなど多種多様な業界で活発化しており、スポーツウェア業界で常に先端を走ってきた『デサント』もまた同様に、サステナビリティを基軸に据えた新たなブランド『リ:デサント』を始動した。
その根底にあるのは“3R”というキーワード。ゴミそのものを削減するReduce(リデュース)、何回もくり返し使うReuse(リユース)、資源として再利用するRecycle(リサイクル)という、環境保全やサステナビリティ推進に不可欠な3つのRを、モノづくりに生かすという取り組みを通じて、人々がスポーツを続けられる世の中づくりへの貢献を目指すという。さて、どんな商品が並ぶのか気になるところ。ファーストコレクションでは、リデュースの観点から生まれた『リ:デサント シード』と、リサイクルの観点から生まれた『リ:デサント バース』という、2つのシリーズが展開される。
『リ:デサント シード』では、環境配慮と快適性の両立を表現。例えば微生物の働きで分解される“生分解性”を備えた天然の機能素材を採用し、ボタンや衣服用接着剤などにもそのこだわりを徹底している。メインファブリックは、和紙を主原料に開発されたカミト+。製造工程における環境負担も少なく、柔らかな色合いと気持ち良い肌ざわり、さらに消臭性も見どころだ。ベストやシェルジャケット、フーディ、ショーツなど、その機能性を生かしたラインアップが揃う。
『リ:デサント バース』では、本来ならば廃棄される使用済みの衣料品や、その生産過程で発生する裁断クズや残反を原料にしたレニュー素材を使用。“服から服へ”という新たな生産システムづくりを目指す。こちらは型紙やリサイクルマークをデザインに落とし込んだTシャツを中心に、よりナチュラル色の強いアイテムが楽しめる模様。両シリーズとも、すでに『デサント』オンラインストアでの先行販売がスタートしており、6月26日(金)から「デサント ブラン」全店にて販売開始される。地球環境について考え、現在を未来へとつなげるサステナビリティの必要性を、その身をもって“Re”解するには、またとない機会に違いない。
Text_Tommy

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