
国産×ハンドメイドでこの価格。鯖江発の高品質メガネをリーズナブルに
“国産”や“ハンドメイド”というワードに憧れを抱きつつも、価格がネックになって一歩が踏み出せないのがメガネというもの。検討に検討を重ねても、結局はお手頃な1本を選んでしまった……、という人は少なくないはずだ。そんな悩める人々のために立ち上がったのが、『シップス』の新レーベルとして2020年春に誕生した『シップス エニィ』。同ブランドが手掛けた新たなコラボレーションアイウェアこそ、その解決策となる。
コラボレーションと一口にいえども、大事なのは志を共にするパートナーブランドだ。今回『シップス エニィ』が手を組んだのは、メガネの名産地として知られる福井県鯖江市の『銘品晴夫作』。セルロイド職人として活躍する、伊藤晴夫氏の名前を冠したアイウェアブランドである。価格や生産性などの面で大量生産には適さない半面、通常のプラスチックにはない独特の美しさを持つセルロイド。そのセルロイドの扱いや特性を熟知した職人だからこそ生み出せる、高級感のある作品が魅力だ。“国産”&“ハンドメイド”で素材にもこだわっていながら、そのプライスは手に取りやすく実にリーズナブル。そんなかゆいところに手が届いてしまう同ブランドに対するお題が、個性的になりすぎずクセをなるべく抑えたシンプルなデザインだった。『銘品晴夫作』はその要望を、イチから型を作成することで見事に現実のものとした。
こうして誕生したのが、その名も「アレン」。この名とデザインを見てピンときた人もいるだろうが、モチーフは映画監督のウディ・アレン氏だ。彼が掛けていそうなメガネとして製作された本モデルは、6mm厚のセルロイドを使ったリムやテンプル、7枚蝶番が存在感を発揮。テンプルは型崩れしにくいセルロイドだからこそ可能な“ノー芯”仕様がゆえ、素材の質感を損なうことなくヴィンテージの雰囲気が演出できている。また、日本人向けに厚盛りされたノーズパッドなど、日本製ならではの細やかな配慮もうれしい。……と言葉を並べたが、最後に念押ししておきたいのがその価格。職人の手作業で作られた“身に着ける工芸品”とも呼べるメガネが、なんと税込みでも20,000円以下で手に入ってしまうのだ。こんな逸品であれば、品質と価格の狭間で悩んでいた人々の“おメガネ”に適うことは、まず間違いないだろう。
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