
メタルに進化。モダンカラーに復刻。AW-500の人気再燃は想像に難くない
小さなケースの中に数多のパーツがひしめき合うアナログ時計。その奇跡にロマンを感じずにはいられないが、半面、衝撃に対して過敏に反応してしまうこともあるだろう。その不安を打破したのは、“針が絶対落ちないアナログウォッチ”とのコンセプトのもと1989年に発表された『Gショック』のAW-500である。今や不動の人気作として君臨する同作がまたさらなる進化を遂げ、さらにはオリジンを忠実に再現したモデルまで登場するという。
AW-500は、『Gショック』初のアナログとデジタルのコンビモデルである。その軸となる部分はしっかり継承しつつ、本作ではメタル素材を全身に纏った。屈強さに磨きがかかり、実に洗練された佇まいである。ケースとベゼルの間には、2018年に発表したGMW-B5000Dでも採用された緩衝材を取り入れ、ケースとバンドをつなぐ駒に丸みを持たせることでAW-500特有のしなやかなフォルムを再現。質感も、ヘアラインやミラー仕上げなど各パーツによって表面加工を使い分けるというこだわりようだ。
「AW-500E-1EJF(オリジナル)」、「AW-500BB-1EJF(ブラック)」、「AW-500BB-4EJF(レッド)」各14,300円
そしてもう1つの目玉が当時描かれたオリジンの図面をもとに再現したこちら。黒の樹脂製ケースに白のインデックス&分針、そして赤の時針と、当時の記憶を呼び覚ますその姿は、オールドファンにはたまらないだろう。加えて、オール黒、オール赤というなんともモダンなモデルもお目見えする。目的や嗜好性によって選びやすい多士済々のラインアップ。『Gショック』愛好家ならずとも手に入れておきたい話題作の登場によって、AW-500人気が再燃するのは間違いなさそうだ。
Text_Ryo Kikuchi

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