
目指したのは“サングラスの民主化”。ジンズが本気で仕掛けた、129種のコレクション
実を取る、という判断。ファッションにおいてもそれは最近顕著で、ウェアにおいても機能性が重視される傾向にある。見た目より、制限がかけられ鬱屈した生活をどう豊かにするかが優先されるのだ。その流れの中で、2020年にシェアを伸ばしたのが、サングラスというジャンル。これまではスポーツシーンがメインであったり、どこか気恥ずかしさがあったりと敬遠する人も多かったが、他者に見せるより自分のための服や装飾品が多くなった昨年においてはその殻も破られていたようにも感じる。
その翌年となる2021年、“サングラスの民主化”を推し進める『ジンズ』が決め手となる一手を打ち出した。取り組みとしてハリボテでないのは、プロダクトの監修にNIGO(R)氏を立てていることからも明らかだ。プライスからも、デザインからも、サングラスをもっと自由にする『ジンズ アンド サン』。その内容を見てみよう。
『ジンズ』が同ブランドで目指したのは、かける人も、ライフスタイルも選ばないサングラス。ローンチコレクション、ニュースタンダード、ベーシック、ポップ、モダン、アクティブ、スポーツの全7カテゴリ、全41型の129種(!?)というファーストコレクションにしては圧倒的ともいえる物量が『ジンズ』の本気を物語っている。顔へのフィット感を考慮したコンフォータブルなニュースタンダード、繊細な高弾性ステンレステンプルが都市生活に似合うモダンと各カテゴリにおいてコンセプトは異なるものの、「サングラスは主張が強いもの」という既成概念を打ち壊すニュートラルさは根底に流れている。
特に注目したいのは、ローンチコレクション。監修のNIGO(R)氏が所有するヴィンテージモデルを再解釈し、現代的なアレンジを加えて世に送り出した『ジンズ アンド サン』を象徴するカテゴリだ。大胆なフォルムが感性を刺激しながらも、どこか温かみと懐かしさを感じるのはそのせいか。
なお、全てのサングラスには海外の郵便物をモチーフとしたオリジナルサングラスケースとノートからサンプリングしたセリート(メガネ拭き)が付属する。ソフトケースながら中綿入りのタイベック素材を使用しているため、強度や撥水性もお墨付きだ。
気になる価格帯は、129種の全てが税込3,300~8,800円に収まる、まさに“ジンズプライス”となっている。すでにサングラスを愛用しているユーザーもサブの1本として気軽に手に取れるし、まだ躊躇しているこれからの人には朗報ともいえる『ジンズ アンド サン』の誕生はまさにニュース。気温の上昇に伴い、紫外線も如実に強くなってきた。リモートワークで酷使した疲れ目のためにも、まずは店頭でお試しを。