
好評コラボ第3弾。冬の足元に、ナンガ×ダナーのブーツが心強い
足元の冷え込みが気になる季節に向けて、頼もしいブーツがお目見えしたことをご存じでしょうか。今回ご紹介する「フレッド オーバーブーツ」は、ダウンブランドの『ナンガ』と老舗ブーツメーカーの『ダナー』という、異業種コラボによって生まれた話題作です。2019年秋冬にリリースされた第1弾が大きな反響を呼び、売れに売れた昨年の第2弾に続く待望の第3弾が発売されたことで三度注目されています。『ナンガ』といえば、ファッション業界からも熱い視線を集める日本有数のダウンメーカー。国内で洗浄・精製を行ったヨーロッパ産ダウンを使い、縫製も熟練職人を擁する自社工場で行うこだわりの生産体制を貫いています。一方の『ダナー』は、アウトドアにおける名靴を多数輩出してきた本格派。1979年に世界初のゴアテックス採用ブーツを開発した実績などから、タフな防水ブーツの代名詞として自然派からの絶対的な信頼を獲得しています。
新たにリリースされたコラボブーツは、第1弾から引き続き『ダナー』の定番ウインターブーツである「フレッド」をベースに、両社の強みを生かしたスペックを随所に盛り込んでいます。本作を特徴付けるインナーブーツには、『ナンガ』自慢のホワイトダックダウンを贅沢にフィリングし、確かな保温力を確保。インナーブーツは単体でも着用でき、テントシューズとしての活躍も期待できます。内部はダナードライメンブレンをラミネートした防水仕様で、雨はもとより積雪時でさえ対応可能なウォータープルーフ性能を実現しています。また、スノースポーツ用に開発されたビブラム ファイアーキャットをアウトソールに採用しているため、濡れた路面や雪面でも強力なグリップ力が期待できる点も頼もしい限りです。過去作からいくつかのアップデートが加えられているのも見逃せません。履き口をレザーで切り替えることでハイブリッド感を強調し、フィット感調整用のアジャスターを着脱しやすいマグネットバックルに変更。履き口のドローコードの位置も後方からフロントに位置を移動し、より快適な使用感を享受できる1足に仕上がっています。
今回の第3弾では、コラボシリーズ初のローカットモデルとなる「フレッド ロー」が登場したことも話題の1つ。レザーの切り替えを施したデザインやアウトソールの仕様、防水構造といった基本スペックはハイカットモデルを踏襲する一方、中綿として軽量かつ断熱性に優れるシンサレートを採用。インナーブーツがなくても申し分のない保温力を担保しています。インサイドには止水ジッパーが施されているので、脱ぎ履きも苦になりません。ローカットは過去のコラボでは存在しなかったモデルで、なおかつより街との親和性が高い設計ゆえ、第1弾や第2弾を所有しているユーザーも気になる1足といえるでしょう。
ちなみに今回は、コラボにちなんだアイテムとして、両ブランドのロゴを配したブランケットもお目見え。ケープとしても使える2WAY仕様で、ブーツと同じく街ブラでもキャンプでも良き相棒となってくれそうな出来栄えとなっています。いずれも『ナンガ』、『ダナー』の直営店のほか、一部正規取扱店やオンラインショップでも展開されているので、冬将軍の足音が聞こえてくる前にチェックしておくことを強くおすすめします。
Text_Takumi Endo

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