
“マジメ”と“遊び”の好バランス。ビクトリノックスの新作は理想の相棒だ
素直だけど気が利いていて、丈夫なしっかりもの。そんな理想の相棒を体現するかのような腕時計が『ビクトリノックス』からリリースされた。1884年に創業した刃物のワークショップをルーツに持ち、ナイフやマルチツールで圧倒的な信頼を勝ち取ったスイスの老舗は、質実剛健なウォッチメイキングも強みとする。正確でタフな腕時計にも、しっかりとそのクラフトマンシップを宿すのだ。
ブランドの中でも人気ラインに当たる「マーベリックコレクション」から放たれたのは、ダイバーズウォッチからインスパイアされた1本だ。シンプルなステンレスのケース&ブレスレットが堅牢かつ実直な印象を強めながらも、アイコニックな逆回転防止ベゼルからは海由来のアクティブマインド、冒険心が感じられる。この“マジメ”すぎず“遊び”すぎずのバランスが、なんとも秀逸だ。そのうえで、配色の妙にも心踊る。サンレイ仕上げのダイヤルにはグリーンやブラウンなどのトレンドカラーを採用し、ゴールドカラーを挟み込んだバイカラータイプのブレスレットもスタンバイ。嫌味なくトレンドを意識し、上品なビジュアルを手にしている。
もちろん細部の作り込みや信頼性も十分。ポリッシュ仕上げの針とマーカーには蓄光塗料のスーパールミノバを施し、夜でも心強い視認性を確保している。6時位置にはデイト表示の小窓が設けられ、使い勝手を高めている点にも注目だ。スイスメイドのクォーツムーブメントはスクリューバックのケースで包み込まれ、100m防水を保持。また、ミニマルな3針のほか、よりスポーティなクロノグラフモデルも用意されており、選ぶ楽しみをさらに広げてくれるのだ。カラバリを含めて全5型が並んだ新作群は、そのすべてが税込でも10万円アンダーというコストバリューも魅力の1つ。冒頭の褒め言葉に加え、優れた金銭感覚を持つ相棒。となれば当然、ずっとそばにいてほしくなるだろう。
Text_Naoki Masuyama

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