
西日本最大級の直営店がオープン。こだわりの店内でティソの世界をディープに体験
1世紀半以上もの歴史を持つ老舗時計ブランド『ティソ』。時計産業の本場であるスイスにおいても重要な地位を確立している同ブランドだが、その軌跡を語るうえで欠かせないのが技術革新の歴史だ。耐磁性腕時計やタッチパネル式のタクタイルウォッチといった当時における“世界初”を生み出しながら、腕時計業界に幾度となく新たな風を吹き込んできた。品質にも定評があり、MotoGP(TM)やツール・ド・フランスといったスポーツ競技の公式タイムキーパーを担当。世界的スポーツにおける重要なポジションを務めてきた事実も、その高い品質の裏付けといえるだろう。
そんな『ティソ』が8月25日(木)、大阪・心斎橋筋商店街沿いに新たな旗艦店「ティソ ブティック心斎橋」をオープンした。直営店は既に銀座や代官山店にも存在するが、こちらの新店舗は以前ブティックを構えていた戎橋からの移転に伴いリニューアルしたもの。西日本最大規模の販売店として、新たなスタートを果たしたのだ。そんな背景もあり、品揃えはさすがの一言。クラシックウォッチからスポーツウォッチ、ハイエンドクォーツや革新的なムーブメントを備えたモデルまで、約500種ものモデルが揃う。『ティソ』の歴史やあらゆるテクノロジーをじっくり体感できる、国内最大級の拠点といえるだろう。
気になる内装についても紹介していこう。最新のブティックコンセプトが取り入れられた店内は、ブランドカラーである赤やモノトーンのカラーリングを基調に木や石をあしらったモダンなデザインで構成。とりわけ目を引くのが、ブティックの外からも見える「ティソ レッド ウォール」と呼ばれる真っ赤な棚だ。1階・2階の両方に設置されており、それぞれスポーツDNAを象徴するもの、ブランドの歴史が感じられる小物によってデコレーションされている。なお、ブティックの象徴であるディスプレイ「ティソ セーフ」のモチーフは、銀行の貸金庫。ガラスドアがスライドして開き、目の前にウォッチが現れるというユニークな仕掛けは見ものだ。もちろん肝心の展開アイテムも大充実。1階フロアにはスポーツモデル、2階フロアにはアイコニックなアイテム群が豊富に展開されており、ブランドの魅力にどっぷりと浸かれる空間となっている。
そして、オープンを記念するスペシャルモデルもご用意。ベースとなっているのは9月2日(金)に発売された「ティソ PRX クォーツ」の35mmと40mmのゴールドモデルだが、こちらの記念モデルはケースバックにブランドロゴと“OSAKA”の刻印があしらわれた特別仕様となっている(各30本限定)。
豊富なラインアップはさることながら、『ティソ』の世界観を体現したコンセプチュアルな内装に、ブランドの魅力を多角的に感じられる各種サービス。「ティソ ブティック心斎橋」は、単に腕時計を売る店ではない。スイスが誇る『ティソ』というブランドそのものをディープに“体験”できる特別なスポットなのだ。
Text_Ryota Osujo
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