
これぞ”マスター・オブ・マテリアル”。名機ダイヤスターがスケルトンデザインに
腕時計業界において、“マスター・オブ・マテリアル(マテリアルの名匠)”と呼ばれる『ラドー』。その称号のもとになったモデルのひとつが、1962年に発表された「ダイヤスター」でした。超硬合金のタングステンカーバイトに、ダイヤモンドの次に硬いサファイアクリスタルを組み合わせた画期的なモデルは、“スクラッチプルーフ(傷と無縁な腕時計)”として時計史に名を刻みました。
「ダイヤスター オリジナル スケルトン」299,200円(税込)
『ラドー』はこの夏、そんな名機の最新モデルをリリースします。「ダイヤスター オリジナル スケルトン」と名付けられたこのモデルの最大の特徴は、ムーブメントの動きを鑑賞できる大胆なスケルトンデザイン。ブラックを基調にしたケース&文字盤に、ムーブメントのカラーパーツやバイカラーの針&インデックスがコントラストを生み出します。さらにアイコンのアンカーマークも、赤い地板にゴールドというクラス感があるデザインに。
そして『ラドー』らしさを感じさせるのが、ケースとベゼルに使用された「セラモス(TM)」と呼ばれる合金です。これはメタルとハイテクセラミック、それぞれの長所を併せ持つ独自の素材。超軽量で体温にも馴染みやすく、他の合金では味わえない心地良い着け心地を味わうことができます。
ディテールも隙なくアップデート。浮き上がっているように見えるインデックスと針には白色のスーパーミノルバが施され、暗所でも高い視認性を発揮します。秒針はどこか遊び心を感じさせるフォルムに変更され、表面のサファイアクリスタルには初期モデルを彷彿とさせるスクエア型のモチーフがセットされています。ブレスレットはHリンクの3連タイプで、ポリッシュと艶消しの仕上げが交互に現れる凝ったデザインとなっています。
搭載されたムーブメントは、アンスラサイトグレーでコーティングされた自動巻きの“キャリバーR808”。耐磁性ニバクロン(TM)ヒゲゼンマイを備えた高精度ムーブメントは、最大80時間のパワーリザーブを完備します。
男性的な精悍な顔つきに、モダンなスケルトンデザインと上質な遊び心を感じさせるディテールを纏った新しい「ダイヤスター」。スーツからカジュアルまで、スタイリングの格上げを約束してくれるタイムピースです。
Text_Ryota Osujo
※記載の価格は2023年8月24日現在のもの

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