大人がほれ込む上質アウター。愛用者に聞く西川ダウンの心地良さ
あらゆるダウンウェアのなかでもとりわけ人気の高い西川ダウン。着心地抜群の逸品に夢中な大人たちに、ほれ込む理由や魅力を語ってもらいました。
1度袖を通したらもう手放せない。大人がほれ込む西川ダウン
大人気なので知っている人は多いとは思いますが、改めて説明すると、西川ダウンとは人気セレクトショップ『ナノ・ユニバース』と寝具の老舗、東京西川のコラボレーションで生まれたダウンウェアのこと。見た目はクールでスタイリッシュなのに、寝具で培った知恵と技術によって抜群の保温性も備えているというのが大きな特徴です。冬の寒い朝はなかなか布団から出られない……そんな人こそ頼るべきダウンウェアといえます。
西川ダウンをこよなく愛する大人たち。そのほれ込む理由とは
セレクトショップの審美眼を生かしたデザイン性と、羽毛のスペシャリストによる保温性を兼ね備えている西川ダウンですが、さらに具体的に魅力はリアルな愛用者に聞くのが1番。というわけで、『ナノ・ユニバース』のスタッフ6名に自身の愛用モデルの良さを語ってもらいつつ、2017年の最新モデルを手に取って試してもらいました。
アイテム1
ドレスにも対応する“アークティックジャケット”の美しいシルエットに驚がく
バイヤーとして活躍している福島さんは、3年前からポーラージャケット(アークティックジャケットの旧モデル)を愛用中。テーラードジャケットの上に羽織って着こなすことが多いそうです。
「もともとダウンジャケットに対しては苦手意識を持っていたんです。着用したときに着膨れしてしまうので。でも、西川ダウンのポーラージャケットはシルエットが非常に美しく、ドレッシーなアイテムとの相性が良い点が気に入っています。着丈も長いので、スーツやジャケットに合わせても違和感がなくて驚きました。保温性も高くてヘビロテしていますが、羽毛が抜けることも少なくて長く愛用できます。今作はアークティックジャケットとしてモデルチェンジを遂げ、機能性がパワーアップ。よりシルエットも洗練された印象ですね」
ポーラージャケットの代わりに、テーラードジャケットの上にアークティックジャケットを重ねてスタイリングした福島さん。大人のジャケパンスタイルのお手本ともいえる上品なバランスです。
「いつもドレスカジュアルが中心ですが、シルエットがきれいで柄が強いアイテムに惹かれます。今はいている『ザ・ジジ』のパンツもシルエットが独特で存在感があるものの、アークティックジャケットを羽織ることで大人っぽくまとめてみました。やっぱりこのダウンのシルエットが好きですね」
西川ダウンの代表的なモデルがアークティックジャケットとしてフルモデルチェンジ。N-3Bフライトジャケットの要素を取り入れた機能的な1着に進化しています。メタルギア(R) 3レイヤーシステムを採用しつつ、ポーランド産フレッシュアップ(R) ダウンも使用し、圧倒的な保温性を実現。本格的な防寒アウターでありながら、洗練されたシルエットで上品な印象です。
アイテム2
細身でスタイリッシュな仕上がりが魅力の“ウールカグラジャケット”
WEBサイトの撮影担当をしている池田さんは、デザインが洗練されているだけでなくコストパフォーマンスにも優れている西川ダウンを毎年チェック。なかでも気に入ったスリムなウールカグラジャケットを愛用しています。
「ダウン特有の膨らんだシルエットではなく、細身でスタイリッシュなシルエットがウールカグラジャケットの良さ。シンプルなファッションが好きなので、飽きのこない洗練されたデザインも気に入って愛用しています。仕事上、普段は動きやすさを重視したコーディネートが多いのですが、ごわつきがないうえに軽くて着心地も良いところもいいんですよ。今季のモデルは後裾の着丈が長くラウンドになっているところがポイント。さりげなく今っぽいディテールがニクイですね」
池田さんはシンプルなコーディネートが定番です。シンプルなのにおしゃれに見えるのは、モノトーンでシックにまとめているから。さらに、ダウンジャケットの美麗なシルエットも生かしています。
「スマートなシルエットのウールカグラジャケットを主役に、ほかのアイテムはシンプルにまとめました。重ね着があまり好きではないので、インナーはニットやカットソー1枚だけ。だからこそ、レイヤードしなくても暖かいダウンジャケットは助かります」
ダウンジャケットらしい表情を持ち合わせながらも、細身のシルエットでシャープに仕上げたウールカグラジャケット。背面側の着丈を少し長めに設定しつつラウンドさせたライダース風の新デザインを採用しています。スーツに用いられる尾州産の高級ウールを表地に使用し、大人の品格も加味。
アイテム3
本格派の大定番、“G2ジャケット”はワードローブのマスト!
西川ダウンの定番モデルといえば、G2ジャケット。スタンダードなマストアイテムということで、多くのスタッフが愛用しています。WEBサイトのスタイリングを担当している坂本さん(写真右)は愛用歴4年、PRを担当している天本さん(写真左)は愛用歴1年です。
坂本「寝具メーカーとコラボでダウンを作ると聞いたときは、正直驚きました(笑)」
天本「そうですよね。でも実際に着てみたら布団に包まれたような安心感や暖かさがあって。私はメンズライクな服装が好みなので、あえてメンズのG2ジャケットを購入。意外とコーディネートに組み入れやすくてお気に入りです」
坂本「本当に使いやすいですよね。もはや冬のワードローブに欠かせない存在です。しかも今作はこれまでよりも軽い仕上がり。4年前のモデルを愛用していますが新調しようかな(笑)」
天本「ベージュ、新鮮でいいですよ。男性が着るならオーバーサイズではなくジャストのほうがスタイリッシュで好みです」
坂本さんは、普段からカジュアル一辺倒。G2ジャケットの魅力を強調するように、カラーリングを含めて旬をさりげなく取り入れているのはさすがです。
坂本「トレンド性の強いアイテムが好きなので、今季らしいコーデュロイパンツ、ロールキャップを合わせて旬な着こなしを構築しました」
天本さんが西川ダウンを着るときは、女性らしさを意識しているとのこと。ジャケットのシルエットが美しいからこそ、なじんでまとまって見えます。
天本「メンズのG2ジャケットはワンピースなどで女性らしく着こなすことが多いですね。今日は落ち着いた色みで引き締めてみました」
西川ダウンを象徴するマスターピースのG2ジャケット。ワイドなキルティングや左袖のシガーポケットといった従来のデザインを踏襲しつつ、今季は細部をブラッシュアップしています。表地は上質な光沢を宿した超軽量素材で、撥水性も加工でプラス。また今季は、落ち着いた配色のウッドランド迷彩もラインアップに加わっています。
アイテム4
“カグラベスト”なら、レイヤードスタイルもスリムにまとまる
WEBサイトの運営を行っている杉本さんは、今年販売が始まってすぐにカグラベストを購入。レザージャケットとのレイヤードが定番で、自分らしい機能的な着こなしを楽しんでいるようです。
「レザーアウターを愛用しているので、その上に重ねられるベストタイプのカグラベストを活用して冬のコーディネートを築いています。とてもスリムなシルエットになっていて、着膨れしないのが魅力的。スタイリッシュな着こなしが作りやすい唯一無二のダウンだと感じています。ですから、ダウンのボリューム感を苦手だと思っている人にこそ1度トライしてみてほしいですね。シルエットの良さはもちろん、暖かさや着心地の良さから脱ぎたくなくなると思いますよ」
撮影した際の杉本さんは、レザージャケットの上にカグラベストを重ねたスタイル。レイヤードしやすいダウンベストの特徴を最大限に生かしつつ、クールに大人っぽくまとめた着こなしが印象的です。
「レザージャケットが好きでいつも着ているので、その上にカグラベストを合わせることが多いです。レザーのハードな印象を軽快なダウンベストで和らげました。普段からモノトーンでシックにまとめることが多いのですが、今日もそう。インナー以外をブラックで統一して引き締まった印象に仕上げています」
新しくラインアップに加わったカグラベスト。着膨れを感じさせないタイトでシャープなシルエットが大きな特徴です。表地は特殊化繊で、さりげなくミリタリー調を感じさせる質感がポイント。ダウンベストならではの着回しやすさに加え、フードも着脱式なのでユーティリティーに着回すことができます。
アイテム5
軽くて暖かくて上品な“シングルコート”はオールマイティー!
マーチャンダイジングを担当している松本さんは、西川ダウンのシングルコートを発売当初に購入。カジュアルからきれいめまで、TPOに合わせて幅広いコーディネートに合わせているそうです。
「初めて着たとき、西川ダウンの軽さに驚きました。それなのに保温性も十分で、真冬でもインナーはニット1枚あれば十分です。もうずいぶん愛用しているのはシングルコートで、幅広く着回せるところが気に入ってます。細かいディテールにもこだわりがあって、ベーシックなデザインのなかにも品の良さがあります。今季のモデルはよりスマートシルエットに。光沢のある生地感で一層上品な見た目もいいですね」
松本さんはこの日も西川ダウンのシングルコートを颯爽と着こなしています。ワイドで今っぽいフォルムのパンツが、ダウンとは思えないほど細身なコートのシルエットを強調。スタイリッシュなカジュアルスタイルに仕上がっています。
「スニーカーを合わせたカジュアルなコーディネートですが、全体的にネイビーで統一して、大人っぽく上品にまとめてみました」
ラウンドカラーが特徴的なシングルコートはシルエットを再構築。縦長のシャープなシルエットへとアップデートしています。また、高密度ポリエステルツイル生地を新たに採用。ツヤやかな表情としなやかな触感が、上品で大人なコートを印象づけます。さらに、コーデュロイのポイント使いや襟裏のキルトステッチ、ハンドウォーマー仕様のポケットなど、ディテールまで凝った作りも見逃せません。
布団のようなダウンを身にまとって、冬の日常を心地良く過ごそう
西川ダウンの魅力を愛用者自身に語ってもらいましたが、話題を集めている理由がわかったのではないでしょうか。最後に紹介しきれなかった品質に関して補足すると、採用している羽毛は高品質で知られるポーランド産。東京西川の独自技術である「フレッシュアップ加工」でふっくらと仕上げつつ徹底的に洗浄、選別を行っています。さらにサニタイズ加工(R)で菌の繁殖や悪臭の発生も防止。羽毛を知り尽くした東京西川による品質をベースにしつつ、『ナノ・ユニバース』ならではのシックなデザインや細身のシルエットで仕上げた西川ダウンは、本物を知る大人にこそふさわしい冬の本命アウターです。