ファッションだけじゃない。おしゃれな大人はスキンケアも“ベーシック”が気分
おしゃれな大人はベーシックなモノを好む。それは、ファッションに限らずスキンケアのアイテム選びにも共通するようだ。スキンケアのベーシック、その実態に迫る。
大人のおしゃれは“ベーシック”がキーワード
奇をてらったモノより、ベーシックなモノの方が気分。おしゃれな大人ほどその傾向が強く、普段からTASCLAPに登場しているWEARISTA達にもそれは当てはまる。編集部はそう感じているものの、実際のところ彼らは“ベーシック”をどう捉えているのか。人気WEARISTAの1人であるDecoさんに話を伺ってみた。
『ザ・ノース・フェイス』のマウンテンダウンジャケットを主役に、インナーはシャツと『レミ・レリーフ』のスウェットシャツをサンドした着こなしで待ち合わせ場所に現れたDecoさん。
「カジュアルとクリーンなテイストをMIXさせたファッションが好きです。今日の着こなしもアイテム自体はカジュアルですが、色使いで品をフォローしました」
「サイズは今っぽく選んでコーディネートしていますが、手に取るアイテムはやっぱりベーシックなモノが多いですね。“ベーシック”が好きと言っても、トレンドや新参者に興味がないわけではないんです。自分がこれまで慣れ親しんできたモノや考え方にマッチするようであれば、それは自分にとっての新たなベーシックとして落ち着いてるような気がします。それに、ファッション以外にもそれって当てはまりますよね」
ライフスタイルから、おしゃれな大人のベーシックを垣間見る
古くから愛される定番モノだけが好きという“食わず嫌い”ではなく、新しいブランドやアイテムが持つ雰囲気がそれまでの自分に合っているかが大事だと話すDecoさん。その傾向はファッションだけにとどまらない。
「ここ最近、スキンケアをはじめたんです。以前は毎朝毎晩水で顔を洗うだけというのが日課でしたが、いい年齢になってきたし、ちゃんとケアした方がいいのかなって。何より、男性でスキンケアをちゃんとしているっていうステータスに憧れもあったんですよ。で、はじめてみたら気持ちよくて。毎日の習慣になりました」
Decoさんがハマっているというスキンケアについて少し話を掘り下げたい。彼が選んだのは『バルクオム』というブランドだ。
ファッショニスタだけあって、パッケージにセンスを感じたのが購入したきっかけだという。その使用感に満足し、現在も自身のベーシックなアイテムのひとつとして定着しているそうだ。「華美な装飾がない見た目、それでいてパフォーマンスがいい。それって、自分のベーシックに加える基準にぴったりなんです」
おしゃれな大人が思わずハマった。メンズスキンケアのベーシックとは?
スキンケアのベーシックなアイテムとして、Decoさんに選ばれた『バルクオム』。そのアイテムのラインアップや使用方法を見ていこう。
ステップ1
「顔を洗う」だけじゃない。得られるのは、格別の弾力による心地良さ
スキンケアのファーストステップは、やはり洗顔だ。使用するのは「ザ フェイス ウォッシュ」。肌のバリア機能を守る「生石けん」に、余分な皮脂や汚れを洗浄し潤い成分を残す、「クレイミネラルズ」の選択吸着機能が加えられている。キメ細やかな弾力のある泡のクッションは、ぜひ1度は体験したい。
まず泡立てネットに500円玉程度のサイズの洗顔料を乗せ、ネットも含めてお湯でしめらせる。続けて、ゆっくりと円を描くように洗顔料をネット全体へと行き渡らせる。「空気を含んだ洗顔料がモコモコと泡立っていく様子は、何度見ていても楽しい」とDecoさん。お湯を使用しているのは、水よりも泡立ちが早いため。
泡だった洗顔料にお湯をくぐらせ、さらに泡立ったところでネットから泡のみをしごき出す。生クリームのようにキメが細かい泡になるのは『バルクオム』ならでは。ここまで1分もかからないため、時間を気にすることもないそう。
キメ細かな泡を、油分が気になる額や頬、鼻筋に乗せる。力を入れて指を肌をこするのではなく、ゆっくりと泡を顔面に広げていくと肌への負担が抑えられる。泡で顔を包む使用感に「本当に気持ちいいんです、コレ!」と称賛の声をあげた。あご下までしっかりと泡を広げ終えたところで、泡を落とす工程へ。
お湯を使用し、泡を落としていく。注意したいのは額の生え際やあご下、首など。鼻筋や頬だけではなく、泡が残りやすい場所も入念にチェックしたい。
ステップ2
意外と知らない。化粧水を使用する理由と使用方法
爽やかな肌にとって、テカりは何よりも天敵だ。それを抑えるため、日々あぶらとり紙などを使用している方も多いだろう。しかし、そんな方にはぜひ化粧水の使用をおすすめしたい。男性の肌は皮脂量が多いことで知られるが“テカる”という現象は皮脂量の多さだけが問題ではないからだ。むしろ、水分量不足が要因であることも考えられるため、水分を補うための化粧水が必要。
『バルクオム』のラインアップでは、「ザ トナー」がそれに当たる。日本最古の美肌の湯として知られる出雲の玉造温泉水や、水分を一定に保つ性質があるグリセリルグルコシド、水分保持力に優れたトレハロースが配合された化粧水。肌に馴染む使用感も格別だ。
まずは500円玉程度のサイズを手のひらに取る。続けて、このまま肌へ直接タッピングするのではなく、手のひらで伸ばしながら温めよう。
冷たい化粧水を直接顔に塗布し、ひんやりとした快感を味わいたい方は多いはず。しかし、肌にとって負荷がかかる要因は極力避けたい。
指で顔を叩くように化粧水をつけるのは、考えもの。肌への負荷になる行為は避けるのがベターだ。手のひらで温めた化粧水は、ゆっくりと肌へ伸ばし、肌に入れ込むように手で押し込もう。
ステップ3
寒い冬こそ、「乳液」で水分を肌に閉じ込める
冬は乾燥の季節。当然、肌の水分量も徐々に失われやすく、皮脂が浮き出てテカってしまう。「乾燥→テカる」という悩みを解消するためには、肌に与えた水分量を落とさないことが好手。
その役割を担うのが乳液の「ザ ローション」だ。人の皮脂構造に近いスクワランオイルが、角質層で疑似バリアを生成。乾燥ダメージから肌を守るとともに、肌の柔軟化に寄与してくれる。
『バルクオム』のそれはベタつきや重さを感じさせないのがうれしい。手に取る分量は、10円玉程度にとどめよう。
化粧水と同様に、手のひらで伸ばしつつ乳液を温める。顔全体にやさしくなじませるのはもちろん、乾燥しやすい目元は入念に。頬や口元、あご周りにもしっかりとなじませよう。
ファッションだけでなく、肌作りにも自分なりのベーシックを
大人が好むベーシック。それは、Decoさんの言葉を借りると「ファッションだけでなく、自分のライフスタイルにマッチするモノ」だ。彼の場合はスキンケアの新たなベーシックとして『バルクオム』が加わった。
「自分の中のスキンケアという領域に新たに加わった『バルクオム』というベーシック。このジャンルって、歳を重ねるほどに意識しなきゃいけないのはわかっていたのに、なかなかきっかけがなかったし敬遠しちゃってました。でも、自分の価値観にマッチするモノを見つけただけですんなり入ってきたし、ベーシックなモノだからこそ続けやすいとも思うんです」。ファッションだけでなく、ライフスタイルにおいても自分に合うベーシックなモノを取り入れることがおしゃれへの近道、ということか。