足元から品格を。今欲しいのはドレス顔のハイブリッドシューズ
クラス感ある品行方正なルックスに、足取りを軽やかにしてくれる優れた機能性。その両要素を兼備したハイブリッドシューズは、妥協をしない大人にこそおすすめです。
大人が求める革靴は、見た目が良いだけじゃ物足りない
TASCLAP世代の大人にとって、革靴は日常をともにする大事なパートナー。だからこそデザインにこだわるのは至極当然の話です。一方で、活躍の機会が多いがゆえに履き心地もしっかり考慮したいところ。いくら見た目が良くても着用感が窮屈であれば、1日の疲れもたまりやすくなりますし気分的にも上がりません。
ただ問題なのが、革靴においてその両要素はトレードオフになりがちという点。少々履き心地がつらくても見た目重視で選ぶか、デザインは“それなり”で我慢して楽ちんさを取るか……。その2択で悩んできた方も少なくないでしょう。しかし、ここ最近はそんな憂いを解決する才色兼備なアイテムが支持を集めています。それがズバリ“ハイブリッドシューズ”。端正な革靴に軽快なスニーカーソールを組み合わせた、快適極まるアイテムです。
ハイブリッドシューズの老舗には、大人の審美眼にかなうコレクションがある
昨今のドレスコード緩和を追い風に急速に市場へ普及し、今では市民権を獲得したハイブリッドシューズ。とくに頭ひとつ抜けた完成度を誇るのが、1971年にボストンで生まれた老舗『ロックポート』です。同ブランドは、スポーツテクノロジーを融合した革靴として1983年に発売した「ドレスポーツ」を皮切りに、多彩なハイブリッドシューズを提案してきた先駆的存在。
なかでも2013年にデビューした「トータルモーション」は、見た目も機能も追求する大人に好適です。『ロックポート』で最もハイスペックなモデルは年々売り上げを伸ばしており、その人気の高さを証明しています。そして、2018年3月にはコレクション内の最新シリーズとして「トータルモーション スポーツドレス」をローンチ。圧巻スペックとビジカジ対応のスマートデザインで、新顔ながら人気を確固たるものとしています。
「トータルモーション スポーツドレス」その実力とは
ニューカマーでありながら早くも爆発的なヒットを記録している「トータルモーション スポーツドレス」。以前TASCLAPでもこちらの記事で紹介しましたが、その売り上げにも納得の機能とこだわりが満載です。まず目を引くのが、カジュアルに見えがちなハイブリッドシューズでありながら驚くほどに洗練されたデザイン。厳選されたプレミアムなリアルレザーや、すらりと流麗な細身ラストが足元に上質感を描き出します。履き口にゴアをあしらうことでフィット感を高め、容易な足入れを叶えるなど、ちょっとしたディテールも抜かりなし。しかもこのゴア、ぱっと見は表地で覆われて見えない“隠れゴア”を採用しているため革靴の上品さを損ないません。
もちろん、最上級コレクションらしい高次元なスペックも特筆すべき点。歩行時の左右のブレを軽減するTPUプレートをソール全面に内蔵したり、インソールのヒール部に衝撃吸収素材の「トゥルーテック」をセットしたりと、履き心地を追求した意匠が散見されます。スニーカーライクなアウトソールはライトウェイトかつ柔らかなEVA素材で、バランス良く溝を入れることで屈曲性を大幅に高めているのもポイント。“1度履いたら普通の革靴には戻れない”と賞賛されるほど、ノンストレスな着用感です。
需要別にご紹介。「トータルモーション スポーツドレス」で格上げする秋の着こなし
「トータルモーション スポーツドレス」から放たれる新作は、秋のスタイリングと抜群の親和性。バリエーション豊富に展開されるので、わかりやすく需要別に注目モデル&コーディネートサンプルをお届けします。実りあるライフスタイルの一助となる珠玉の逸品たちをご賞味あれ。
▼需要1:ビズスタイルにも合わせられる、シックで遊びの効いた1足が欲しいなら
言わずもがなビズスタイルに誠実な印象は不可欠ですが、センスを主張するためには遊び心も意識したいところ。それならば、スニーカーソールのハイブリッドシューズはおあつらえ向きのアイテムです。堅苦しくないウイングチップだとよりその傾向が顕著に。ネイビーや黒といった落ち着きある色なら違和感なくビズコーデに馴染みます。滑らかで柔軟性に富むプレミアムレザーを使った右の1足は、ソールまで黒で統一したミニマルな風貌が特徴。対する左は、英国の老舗タンナーであるチャールズ・F・ステッド社の良質スエードによるエレガンスな風合いが魅力です。なお、同社のスエードを使うのは『ロックポート』で初の試みだとか。
着こなし1
精かんなセットアップコーデに足元で軽やかさを注入
アッパー・ソールともにブラックでまとめたシックな1足は、精かんなセットアップコーデと文句なしの好相性。それでいてスニーカーソールならではの軽やかさも宿しているので、着こなしに程良いメリハリを生み出してくれます。ベーシックなスーツスタイルを基盤としつつもほんのり足元で遊び心を香らせたこなれ感ある立ち姿は、まさしくビズにおける装いの理想形。快適さに関しても申し分ないので、外回りも苦にならなそうです。
着こなし2
少しくだけたジャケパンコーデにはスエードモデルがマッチ
こちらは先ほどのスーツスタイルと比べて、少しくだけ感のあるジャケパンコーデ。その足元には、ニュアンス豊かなスエードシューズが似合います。しなやかさと発色の美しさはチャールズ・F・ステッド社製のマテリアルならでは。また、スタイリングがシンプルに帰結している分、スポーティなグレーのアウトソールが良いアクセントとして作用しています。
▼需要2:秋冬トレンドの最前線。トラッドスタイルに似合う1足が欲しいなら
今季のファッションシーンでビッグトレンドと目されるトラッドスタイルの足元に持ってきたいのは、ブラウンレザーで彩られた「トータルモーション スポーツドレス」。クラシカルな色合いのアッパーが装いの大人っぽさを一段と高めてくれます。加えて、トラッドファッションの定番素材であるスエードを使ったモデルも文句なしの相性を見せてくれるのでおすすめ。秋らしい温もりを同時に入手できるのも大きな魅力です。どちらもホワイトのクリーンなEVAソールを使っており、重たくなりがちな秋の装いに軽さをプラスできるというメリットも備えています。
着こなし3
今どきなトラッドコーデには気負わないスニーカーソールがちょうど良い
カットソー&ジーンズで程良くドレスダウンした、リラックス感あるトラッドコーデ。このような旬度の高い着こなしには、レザーソールのお行儀良い革靴よりも少し抜け感のあるハイブリッドシューズのほうがしっくりきます。アウトソール&ソックスを白で連動させて足元をトーンアップし、濃紺色中心の装いにクリーンさを織り交ぜたのもポイント。
着こなし4
カーデ×トラウザーの王道的マッチングに足元で意外性を演出
グレートラウザーにネイビーカーデという、まさにトラッドの王道を行くコンビネーション。だからこそ、量産化を避けるためにはシューズのチョイスが肝要となります。高級スエードを使った「トータルモーション スポーツドレス」であれば、装いの持つエレガンスを強めながらスニーカーソールによってハズしを好演することが可能。カーデと色をシンクロさせて一体感も意識すると、一層センスの良さを主張できます。
▼需要3:秋のカジュアルスタイルをきれいめに誘導したいなら
品行方正な見栄えの「トータルモーション スポーツドレス」は、休日カジュアルのグレードアップにも便利。たとえば、『ロックポート』から久々のリリースとなるチャッカタイプなどは最善の一手といえるでしょう。チャッカは言わずとしれた今季の流行型ですし、短靴よりも敷居が低いアイテムなので、ウイークエンドのコーデに気負わず合わせられるはず。汎用性にたけたネイビー×ホワイトのモデルと、ソール&アッパーを同色で連携させた統一感あるグレーモデルがスタンバイします。どちらもスエードはチャールズ・F・ステッド社製。
着こなし5
肩の力を抜いた着こなしを足元で品良く昇華
ゆるいシルエットのノーカラージャケットを主役とした、力みのないウイークエンドカジュアル。ただし、「トータルモーション スポーツドレス」のスエードチャッカやインナーの白シャツによって、大人としての品格もきちんとキープしています。スニーカーソールを効果的に際立たせる裾のロールアップも真似したいテクニックの1つです。
着こなし6
Gジャンの持つ武骨さをスマートなチャッカで緩和!
男らしさを持ち味とする反面、合わせ方次第ではハードに見える懸念もあるGジャン。その攻略に一役買ってくれるのが、大人っぽさを有しデニム特有の武骨さを緩和してくれるスエードチャッカです。しかも、クッション性良好なハイブリッドシューズであればフットワーク軽く1日を過ごせます。都会的に見せるのなら、着こなしに使う色数を最低限に抑えてゴチャつかせないのもコツ。
気持ちも足取りも弾む『ロックポート』で、秋スタイルを足元から変えてみよう
気を引き締めて過ごす平日から思いっきりエンジョイしたい週末まで、シーン不問で活躍してくれる「トータルモーション スポーツドレス」。思わず駆け出したくなるような“雲上級”の履き心地を味方につければ、仕事も遊びもこれまで以上に充実すること請け合いです。今までにないシューズ体験を提案する『ロックポート』で足元をブラッシュアップして、これまで以上にアクティブな日々を送りましょう。
■DATA
「トータルモーション スポーツドレス」はロックポート 直営店、オンラインショップ、全国の有名百貨店紳士靴売り場にて取り扱い中
ロックポート ジャパンお客様窓口
TEL:0120-696-916
(10:00-17:00、土日祝日除く)
▲着こなし1
ジャケット26,000円、パンツ13,000/ともにブレザーズ バンクドットコム(ザ・スーツカンパニー 銀座本店)TEL:03-3562-7637、シャツ8,000円/ライフスタイルテーラー(アーバンリサーチ ららぽーと豊洲店)TEL:03-6910-1219
▲着こなし2
ジャケット49,000円/ユニバーサルランゲージ(ユニバーサルランゲージ 渋谷店)tel:03-3406-1515 、シャツ5800円/ブレザーズ バンクドットコム、パンツ6800円/WE SUIT YOU(ともにザ・スーツカンパニー 銀座本店)tel:03-3562-7637
▲着こなし3
ブレザー48,000円/ランバン オン ブルー(ジョイックスコーポレーション)TEL:03-3486-1573、ジーンズ17,000円/アトリエ ベトン(スタジオ ファブワーク)TEL:03-6438-9575、その他スタイリスト私物
▲着こなし4
カーディガン34,000円/ジョン スメドレー(リーミルズ エージェンシー)tel:03-5784-1238、シャツ8000円/ライフスタイルテーラー(アーバンリサーチ ららぽーと豊洲店)tel:03-6910-1219、パンツ11,000/クラウデッドクローゼット(クラウデッドクローゼット 越谷レイクタウン店)tel:048-930-7224、ネクタイ4800円/ザ・スーツカンパニー(ザ・スーツカンパニー 銀座本店)tel:03-3562-7637
▲着こなし5
ノーカラーコーチジャケット13,000円/スリック(ブライト)TEL:03-5708-5432、シャツ8500円/アーバンリサーチロッソ(アーバンリサーチ ロッソ ミント 神戸店)TEL:078-230-4710、パンツ23,000円/ア ボンタージ(ブリックレイヤー)TEL:03-5734-1098
▲着こなし6
デニムジャケット35,000円/ハンドルーム(エブリマン)tel:03-3481-8347、Tシャツ8500円/ファクトタム(ファクトタム プレスルーム)tel:03-5428-3434、パンツ20,000円/ツーネオ (アーバンリサーチ 表参道ヒルズ店)tel:03-6721-1683
Photo_Yuichi Sugita[POLYVALENT]
Styling_Eiji Kawasaki
Hair&make_Taichi Yoneo[EFFECTOR]
Model_Kenji