本当に“買い”なアウターは、いつでも&ずっと着られる万能な1着だ
大人に必要なのは、安かろう悪かろうではない価値のあるアウターです。その定義を解説しつつ、今買いのブランドを具体的に提案。コーデサンプルと合わせて解説します。
大人にとって、本当に“買い”なアウターって何だろう?
「とにかく安いモノを」。確かに低価格の商品でも取り入れやすいアイテムはありますが、ことファッションにおいてその観点で選ぶのは必ずしも正解とは言えません。特にこの時期コーディネートの軸となるアウターであればなおのこと。
アウター探しにおいて押さえておきたい“買い”の条件は意外にもシンプルです。まずは確かなクオリティ。アウターはコーデの主役となるだけに大人にふさわしい上質感が必要です。そしてオーセンティックなデザイン性。時代やシチュエーションを選ばない普遍的な感性を持った1着ならば長く使い続けられるのです。それが多少背伸びをしても手の届く価格帯であれば、本当の意味で“コスパ抜群”と言えるでしょう。
理想的なアイテムが揃う、『トラディショナル ウェザーウェア』
では、大人が手に取るべき1着はどのブランドから選べばいいのか。男として纏いたい本格派の雰囲気、なおかつ歴史とトレンド性を兼ね備えたブランドで絞り込んでいくと、おのずと『トラディショナル ウェザーウェア』に辿り着きます。その理由を、大きく2つに分けて解説しましょう。
理由1
確固たるモノ作りを続ける歴史あるブランド背景
『トラディショナル ウェザーウェア』は英国のマッキントッシュ社が手掛けるカジュアルウェアブランド。ゴム引きコートで世界的に有名な『マッキントッシュ』のDNAを受け継いでいるため、そのクオリティは折り紙付きです。コレクションの中心はアウターウェアで、英国の伝統的スタイルをベースに今の空気感を程良く融合させたアイテムを展開しています。
今シーズンはとくに、ブランドのルーツであるスコットランドを連想させるディテールを取り入れたアイテムが充実。アウターに関しては英国テイストの濃度が高まり、旬でもあるトラッドテイストを感じさせるコートやダウンアイテムが豊富に揃っています。
理由2
ずっと愛用できる普遍的なデザイン性
『トラディショナル ウェザーウェア』のアウターは英国発祥のオーセンティックなデザインがベース。クオリティの高さが際立つシンプルかつ普遍的なルックスに仕上がっているため、トレンドを超越して長く愛用することが可能です。
そしてシーンを選ばず幅広く着回せるのも大きな魅力。汎用性の高いアウターだからこそ、組み合わせるアイテムによってスタイリングの印象を変えることができ、TPOや個性に合わせてアレンジすることが可能となります。
スーツにもカジュアルにも効く、大人のための万能アウターがラインアップ!
シーンを問わず着られる『トラディショナル ウェザーウェア』のアウターコレクション。なかでも我々が重宝するのは、ビジネススタイルもカジュアルスタイルも一挙に格上げしてくれるタイプです。そんなオンからオフまで着用できる優秀なアウターを3モデル厳選。シーン別の着こなし例とともに解説します。
アウター1
キルティングジャケット「ウェーヴァリー」
ブランドを代表するベストセラーモデル「ウェーヴァリー」。スーツのジャケットがちょうど隠れる着丈、フロントをエレガントに見せるボタンスルー仕様、襟やトリミングに用いられたコーデュロイのアクセントなど、大人にうれしいディテールが満載のキルティングジャケットです。今回ピックアップした1着は、表地がウール100%で温かみと上質感をさらに上乗せしています。
程良く色落ちしたジーンズとスニーカーで「ウェーヴァリー」をカジュアルダウン。ラフになり過ぎないようにシンプルなニットを合わせ、大人らしい落ち着きを与えています。旬なチェック柄をマフラーで取り入れ、コーディネートのアクセントに。
合わせたアイテム:マフラー13,000円/トラディショナル ウェザーウェア
こちらは「ウェーヴァリー」の持つ品格を増長させるため、クラシックなスリーピーススーツを合わせたオンビジネスのコーディネート。ブルー系の配色をベースに正統派でまとめつつ、キルティングジャケットとフルブローグシューズをハンティング由来という共通項でリンクさせることで着こなしの統一感を高めています。
アウター2
3層ボンディングウールコート「セルビー」
ロングセラーの「セルビー」はスマートなシルエットのステンカラーコート。こちらは機能面も優秀で、生地は3層構造。水を弾いて湿気を逃がす特殊なフィルムをウール素材の表地とナイロンの裏地で挟み込み、防風・防水・撥水性を兼備しています。取り外し可能なキルティングライナーが付属していて、幅広いシーズンに対応してくれるのもうれしいポイント。
「セルビー」にスウェットパーカーを挿してスポーティに着崩したお手本。ダークなカラーでまとまりがちな秋冬の装いを、ホワイトのパーカーで軽やかにアレンジしています。リブパンツとスニーカーをグレー系で揃えて統一感を出しつつ、都会的ムードにまとめました。
合わせたアイテム:パーカー17,000円、キャップ7,200円/ともにトラディショナル ウェザーウェア
ジャケパンスタイルとも相性抜群の「セルビー」。コートがシンプルな面持ちなのでパンツで個性を取り入れやすく、ここではトレンドにもなっているチェック柄の1本を選んでいます。ネイビーとグレーという2色のカラーパレットを軸にコーディネートを構築し、清潔感ある装いに。
アウター3
キルティングジャケット型ダウン「ウェーヴァリー ダウン」
最初に紹介したキルティングジャケット「ウェーヴァリー」のデザインを継承しつつ、ダウンジャケットへとアレンジ。スポーティさは高まっていますが、ベースが「ウェーヴァリー」なので、ビジネススタイルとも好相性。程良く細身なシルエットで、スッキリと着られます。
トレンドを取り入れたオフスタイルでの「ウェーヴァリー ダウン」の着こなし。旬カラーのカーキをパンツで採用してミリタリー調の男っぽさを加味する一方、オレンジのボアプルオーバーを効かせてフレッシュな印象もプラス。ダウンジャケットに落ち着きがあるため、全体として大人なムードに仕上がっています。
合わせたアイテム:ボアプルオーバー16,000円、ボタンダウンシャツ16,000円/ともにトラディショナル ウェザーウェア
旬なトラッドテイストを意識したオンビジネスでのコーディネートにも「ウェーヴァリー ダウン」は難なくマッチ。アメトラスタイルを意識した着こなしにダウンパーカーを重ねることで、モダンなスポーツ感をMIXしています。ジャケットのチェック柄も旬なアクセントとして着こなしをさりげなくアップデート。
ちなみに、オン・オフ兼用で使える小物類も揃っています
アウターをメインに展開している『トラディショナル ウェザーウェア』ですが、実は小物類も充実のラインアップ。アウター同様、オンでもオフで使える上品で大人っぽいアイテムが多数揃っています。
英国らしさの薫るマフラーはベストセラーアイテム。チェック柄は今季のトレンドともマッチし、全5種類からチョイスできます。カシミヤをメインにウールを混紡した生地はソフトで軽やかな触感。ボリューム感も絶妙で巻きやすい仕上がりです。そして、ビジネスマン必携の折りたたみ傘もラインアップ。ロゴがさりげなく主張していて、シンプルなのにスタイリッシュな印象です。ボタンを押すだけでオープンするオートマチック仕様も魅力的。いずれのアイテムもユニセックスで使用できるデザインなので、これからの時期にはギフトとしても最適です。
カジュアルスタイル重視派にうれしい“オフ・オン”アウターもスタンバイ!
『トラディショナル ウェザーウェア』のアウターは汎用性が高くてオールマイティ。カジュアルシーンでの着用をメインに考えてトレンド感ある1着を選んだとしても、オンのビジネススタイルにも対応してくれるのが特徴です。そんな視点で選りすぐった3モデルを紹介!
アウター1
フーデッドコート「クリストン」
フード付きのデザインがカジュアルな「クリストン」ですが、Aラインのシルエットが美麗で大人な印象です。透湿防水機能を備えたボンディング生地を採用し、機能性も文句なし。着脱式のキルティングライナーが付属していて、幅広い季節に対応する全天候型のコートです。外見はシンプルで着こなしやすく、太めのパンツを合わせた今どきな着こなしとも好相性!
アウター2
フード付きキルティングコート「ダービーフード キルテッド」
ブランドの定番モデルであるステンカラーコートの「ダービーフード」をキルティング生地でアレンジした1着は、美しいフォルムで汎用性も抜群です。フードは取り外しができ、その有無によって印象のアレンジが可能。フードを外せばビジネス用として最適です。フードを付けて爽やかなカジュアルスタイルを構築しつつも、インナーにはボーダー柄を合わせてクリーンに仕上げています。
合わせたアイテム:バスクシャツ13,000円、ボタンダウンシャツ16,000円/ともにトラディショナル ウェザーウェア
アウター3
ビッグシルエットのダウンジャケット「サムフォード」
今っぽい身幅広めのビッグシルエットで構築されたダウンジャケット。着丈は短めに設定されていて、モダンなバランスに仕上がっています。美しいカラーも大きな魅力で、旬なシダー(グリーン)に加え、レモン(イエロー)やブルーもラインアップ。定番のブラックも選べます。鮮やかな発色を生かして全身を軽やかなトーンでまとめれば、冬の街で映えます。
合わせたアイテム:チルデンニット29,000円、ロングスリーブTシャツ8,000円/ともにトラディショナル ウェザーウェア
おしゃれな人はこう着ている! 『トラディショナル ウェザーウェア』のコーデ実例
『トラディショナル ウェザーウェア』のアウターは、コーデを選ばず着られる万能な仕上がり。だからこそ、自分のセンスを生かしたコーディネートに用いるのに最適です。では実際、街のおしゃれな人はどのように着こなしているのでしょうか。その一例を紹介しましょう。
着こなし例1
インスタグラマー Kitsuneさん
着用しているのは、ベストセラーの「ウェーヴァリー」をボア素材でアレンジした今季らしいモデル。カジュアルになり過ぎないよう、ヘリンボーン織りのウールパンツで大人っぽくまとめています。白いシャツ&スニーカーでクリーンな抜け感も加味。
着こなし例2
インスタグラマー れぽすけさん
「ウェーヴァリー」をベースにしたダウンジャケット「ウェーヴァリー ダウン」は、スリムなシルエットが上品。ネイビーをベースに着こなすことで品の良さを上乗せしています。くるぶし上まで折り返したジーンズから白のソックスをのぞかせ、旬なトラッド感と軽快感も演出。
着こなし例3
トラディショナル ウェザーウェア青山店 磯貝 理さん
グレーを基調にしたモノトーンスタイルで、「クリストン」ならではの美しいAラインを強調。シンプルな印象ですが、インナーや足元に素材の変化が見られ、こなれたムードを放っています。ジャストとルーズを織り交ぜた各アイテムのサイジングも見事!
『トラディショナル ウェザーウェア』の直営店にも行ってみよう
人気セレクトショップでも『トラディショナル ウェザーウェア』のアイテムは多数取り扱われていますが、ラインアップを一度にチェックできるのはやはり直営店。青山メンズ本店のほか、JR大阪駅直結のルクア大阪5Fの大阪店、JR名古屋駅直結のタカシマヤ ゲートタワーモール2Fの名古屋店の3ショップではアイテム数はもちろん、カラーや素材違い、サイズのバリエーションも豊富に揃っています。質感やディテール、サイズ感を実際に確かめたい方は気軽に足を運んでみてください!
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※掲載の金額はすべて税抜価格です
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