今、最も“ちょうどいい”リーバイス(R)。502を大人が選びたい3つの理由
ジーンズは、テーパードシルエットが今の気分にマッチ。なかでも注目すべきは、『リーバイス(R)』の「502」です。王道ブランドが手がける理想の1本を解説します。
今っぽく、きれいにはける。ジーンズ選びの最適解は“テーパード”にあり
タフなワークウェアを出自とするジーンズ。ただし、昨今求められるのは頑丈さだけでなく、コンフォートさやきれいなルックスを兼ねたハイブリッドな1本です。なかでもシルエットは重要な鍵を握っていて、ここ最近はテーパードが主流。太もも周りはゆったりと楽ちんでありながら、足首にかけてすっきり細くなる美しいラインがスタイリッシュな印象を漂わせます。旬なリラックス感がありながら、大人っぽくシャープにはける。そんな“いいとこ取り”のアイテムがテーパードジーンズなのです。
これぞテーパードジーンズの理想型。『リーバイス(R)』の「502」を選びたい理由とは
そのなかでも、今もっとも関心を寄せるべきは、ご存じ『リーバイス(R)』が手がける「502」というモデルです。ジーンズの生みの親である同ブランドは1853年に創業し、1890年に名作「501(R)」をリリース。そのジップ版の後継として1967年に誕生したのが「502」なのですが、幾度となくバージョンアップを重ねることで今のテーパードシルエットにたどり着いていて、そこには長い歴史を持つ“オリジン”としての唯一性が存在します。と同時に、トレンドを無視しない柔軟性で懐の深さもアピール。だからこそ、モノの価値を知り、今を楽しむ大人に「502」が似合うのです。手に取りたい理由を掘り下げると、以下の3点に集約されます。
理由1:“太ももゆったり・足首すっきり”のシルエットがきれいだから
第一のポイントは、計算されたシルエットバランス。先に説明した通りトレンドでもあるテーパードシルエットで、美しいラインを形成します。ゆったりとした太ももからすっきりとした足首へと流れる曲線は、体型をカバーする効果も。トレンド感と履きやすさを両立し、奥底に歴史も感じさせるジーンズ。それが「502」なのです。
理由2:9分丈やロールアップではいてもバランス良くキマるから
シュッと足首が細くなったテーパードジーンズは、夏に実践したいジーンズの着こなしテクニックとも相性抜群です。それはズバリ、裾の遊び。無造作にロールアップしたり、9分丈の長さにアレンジしたり。シーズン的にどうしても重たいイメージのあるジーンズを軽快に見せるのも、「502」なら容易です。
理由3:ストレッチ入り素材で快適な履き心地を実現しているから
テーパード由来のはきやすさに拍車をかけるのが、程良く効いたストレッチです。ジーンズ本来の武骨な面持ちはそのままに、伸縮性を確保。スリムにはくときはもちろん、サイズアップしてゆったり履く際にも、動作によっては生地の強張りを感じがちなジーンズをストレスなく楽しめるようになっています。
▲着用アイテム
ジーンズ[502 レギュラーテーパー MID VINTAGE]12,000円/リーバイス(R)(リーバイ・ストラウス ジャパン)、Tシャツ2,900円/ロサンゼルス アパレル(ジャーナル スタンダード 表参道)TEL.03-6418-7961、手に持ったシャツ19,000円/サージュ デクレ(サージュ デクレ)TEL.03-6452-5188、スニーカー8,500円/スペリー トップサイダー×ローイングブレザーズ×ビームス プラス(ビームス プラス 原宿)TEL.03-3746-5851
大人はマストハブ。「502 レギュラーテーパー」コレクションをチェック!
進化した名作「502」は、色や加工違いで多数ラインアップされています。そのなかからワードローブに取り入れやすい王道の3モデルに絞って、着こなしのポイントとともに詳細を見ていきましょう。
アイテム1
ブルートーンのなかで存在感を放つ、深いインディゴ
濃いインディゴの「502」を軸に、上下をブルートーンで爽やかにまとめたコーディネート。トップスのシャンブレーシャツをタックインすることで、同系色ながらメリハリの効いたカラーグラデーションを形成しています。小物には茶系を選び、まるで“アズーロ エ マローネ”的な大人の仕上がりに。インナーのTシャツは白ではなく、あえてグレーを挿して全体を落ち着かせているのもポイントです。
いわゆるジーンズらしい色味。インディゴの深みが残る1本は、男らしさと爽やかさの象徴とも言えます。旬なテーパードシルエットを採用しつつ、イエローの二重アーチステッチや革パッチなどのクラシックなディテールはもちろん踏襲。そんな新しくも古き良きポイントを押さえたジーンズは、まさにこれからの定番を担う存在です。
▲着用アイテム
シャツ17,000円/サージュ デクレ(サージュ デクレ)TEL.03-6452-5188、Tシャツ(2枚パック)1,900円/フルーツ オブ ザ ルーム(FTLジャパン)TEL.03-6303-4710、ベルト9,000円/トーリー レザー(ユーソニアン グッズ ストア)TEL.03-5410-1776、ソックス1,800円/アメリカン トレンチ(ユーソニアン グッズ ストア)TEL.03-5410-1776、シューズ65,000円/パラブーツ(パラブーツ 青山店)TEL.03-5766-6688、腕時計198,000円/ヴィンテージ(江口時計店)TEL.0422-27-2900、メガネ30,000円/グローブスペックス(グローブスペックス エージェント)TEL.03-5459-8326
アイテム2
色落ちしたブラックで、大人ストリートな佇まいに
ややインチアップしたジーンズを腰上ではき、適度にルーズなシルエットに。合わせたのは、同じくゆったりとしたビッグTシャツ。とはいえ、美しいテーパードシルエットと薄く色落ちしたブラックの上品さが作用し、決して子供っぽく見えません。裾はあえてクッションさせ、よりストリートなムードを強調しています。
グレーに近いブラックのウォッシュ加工は、ネクストインディゴの最右翼。色合いがやさしげで、シルエットも大人っぽい「502」であれば、ややルーズにはいてもきれいにまとまります。よく見ると、パッチやリベット、ステッチにいたるまで黒で統一。細部まで抜かりなき1本です。
▲着用アイテム
Tシャツ6,000円/アーカイブ アンド スタイル フォー ビオトープ(ビオトープ)TEL.0120-298-133、肩に掛けたシャツ11,000円/ビームス(ビームス 原宿)TEL.03-3470-3947、スニーカー28,000円/ニューバランス(ニューバランス ジャパンお客様相談室)TEL.0120-85-0997
アイテム3
気負わない装いに合う、ナチュラルな色落ち
透明感のある淡い色合いのジーンズに合わせ、トップスも同系色のボーダーカットソーをサラッと1枚で。若干ゆとりのあるサイズ感も相まって、いい意味で気の抜けたリラックスコーデに仕上がっています。これなら、ゆっくりと過ごしたい休日の気分をうまく盛り上げてくれそうです。
軽やかなライトインディゴカラーが目を引く1本は、夏にありがたい清涼感を演出。ストレッチが強めに効いているので、極めてノンストレスなはき心地を味わえます。フロントのヒゲやひざ裏のハチノスなど、ジーンズの醍醐味であるアタリの繊細な表現も見逃せません。
▲着用アイテム
ボーダーカットソー12,000円/ポップ トレーディング カンパニー(アダム エ ロペ)TEL.0120-298-133、スニーカー57,000円/ソロヴィエール(ビオトープ)TEL.0120-298-133
まだある! レギュラーラインの他にも揃う「502」シリーズ
ここまではレギュラーラインの「502」を紹介してきましたが、実は他にスペシャルな仕様も用意されています。ユニークなディテールワークでデザイン性を高めたモノや、素材や縫製にこだわったより高品質なモノ。“ノーマル”では満足できない欲張りな大人の方は、下記のモデルもウィッシュリストに入れてみてください。
バリエーション1
「リーバイス(R) エンジニアード ジーンズ」502
1999年に誕生し、その自由な表現方法で特にストリート支持派から大きな注目を浴びた「リーバイス(R) エンジニアード ジーンズ」が、20年の節目を迎える今年、見事復活を果たしました。最大の特徴は、人間工学に基づいた立体裁断が生む絶妙なシルエットバランス。外側のシームを巻き込むことでテーパードラインが強調され、サルエルに近い独特のビジュアルを作っています。大きめのバックポケットと20周年を祝うスペシャルな赤パッチも装備した、バックシャンな仕上がりも特筆すべき点。デビュー当時に想いを馳せ、“裏原”的な装いで楽しんでみては?
▲着用アイテム
Tシャツ6,000円/サラウンド(グッド オル)TEL.03-6873-5451、キャップ9,500円/アンデコレイテッド(アンデコレイテッド)TEL.03-3794-4037、バックパック17,800円/バトル レイク(ユーソニアン グッズ ストア)TEL.03-5410-1776、スニーカー15,000円/コンバース フォー ビオトープ(ビオトープ)TEL.0120-298-133
バリエーション2
「リーバイス(R) メイド&クラフテッド(R)」502
ブランドのプレミアムラインにあたる「リーバイス(R) メイド&クラフテッド(R)」からも「502」をリリース。同ラインは生地や縫製の品質にとことんこだわって作られています。なかでもこちらは、世界に誇る日本のカイハラデニムを使ったMADE IN JAPANモデル。柔らかい生地のためストレッチはあえて弱めに設定し、色合い&加工でデニム本来のアジをとことん追求しています。その上質な1本は、カーディガン&グルカサンダルといった大人コーデの軸として活躍してくれることでしょう。
▲着用アイテム
カーディガン93,000円、Tシャツ15,000円/ともにティー(にしのや)TEL.03-6434-0983、腕時計338,000円/ヴィンテージ(江口時計店)TEL.0422-27-2900、サンダル42,000円/パラブーツ(パラブーツ 青山店)TEL.03-5766-6688
『リーバイス(R)』の「502」シリーズで、理想のジーンズスタイルを手に入れよう
美しいテーパードシルエットを基本とする新しい「502」。『リーバイス(R)』の長い歴史を感じさせつつ、アクティブで自由なマインドを代弁する同モデルは、夏でも秋でもおしゃれの頼もしいパートナーになります。ジャストではいても、インチアップしてはいても、上品さを損なわない大人のジーンズ。数本持ちも大いにアリ! です。
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※掲載の金額はすべて税抜価格です
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Photo:Masayuki Shimizu[mili](Model), Katsunori Suzuki(Item)
Styling:Yohei Shibayama
Hair&Make:Ryohei Katsuma
Model:Yoshiaki Takahashi
Text:Naoki Masuyama