良いバッグが所作をも変える。大人がペッレ モルビダを持つべき理由
持ち主のパーソナリティを代弁するバッグだからこそ、大人なら格式ある逸品を求めるべき。国内で上質なモノ作りを貫くブランドの一品なら、普段の所作すらも見違えます。
季節の変わり目、持ち主の佇まいすら大人に見せるバッグがある
仕立ての良いジャケットを着るだけでちょっとした立ち居振る舞いがサマになるように、常日頃身に着けるバッグもまた着用者の佇まいを大きく左右する重要なアイテム。それゆえに、オーバー30世代の大人にはクラス感を醸し出せる品行方正なバッグが必要不可欠といえるでしょう。折しも、今は季節の変わり目。小物を新調するにはうってつけのタイミングです。見た目も作りも妥協したくないなら、やはり手に取りたいのは信頼が置けるジャパンブランド。その中でも『ペッレ モルビダ』は筆頭候補として推奨したい存在です。
イメージしたのは船旅を楽しむ大人。上質を湛える『ペッレ モルビダ』を知っているか
銀座、名古屋、大阪にある直営店の他、有名百貨店や大手セレクトショップでも取り扱われる『ペッレ モルビダ』は、2012年に始動した東京ブランド。ブランド名にはイタリア語で“柔らかな肌”という意味があります。旅の理想形とされる贅沢な船旅を楽しむような、クオリティ オブ ライフ(=生活の質)を求める成熟した大人たちに向け、本格志向のバッグを発信しています。素材の風合いを際立たせるデザインと国内の職人による質実剛健な仕立てを特徴としたコレクションは、どれも優雅なクルーズに連れて行きたくなるような名品ばかり。大人の日常生活においても、確かな高級感を纏った同ブランドのバッグは装いの格上げに一役買ってくれます。
思わず語りたくなる。『ペッレ モルビダ』を大人が求める3つの理由
ラグジュアリーを熟知した大人からも支持される『ペッレ モルビダ』。その理由は多岐にわたりますが、特に知っておきたいのが以下で紹介する3つの要素です。随所に“語りどころ”を落とし込んだバッグは、モノに一家言ある男たちの良き盟友としても適任です。オリジナルシュリンクレザーを使った1番人気の「メイデンボヤージュシリーズ」を例に、詳しく解説していきましょう。
理由1
“柔らかな肌”を体現するシュリンクレザーは思わず手が伸びる心地良さ
『ペッレ モルビダ』を語るうえで欠かせないのが、オリジナルレシピで製作されるシュリンクレザー。これは日本有数の皮革産地である姫路の有力タンナーと開発した素材で、そのタッチはまさに柔らかな肌のよう。まさにブランドを代表する素材です。
創設時から続くブランドの代名詞的なマテリアルで、ソフトな手触りに加えてキメ細かいシボ感も持ち味とする素材ですが、これは専用機械で革を高速で上下運動させる「バタ振り」という工程で生み出されるもの。さらに、色を革の中まで染め上げる技法「芯通し」により、各色の奥深さを十分に引き出しています。生産に約40日かかる非効率的なレザーなのですが、その風合いは唯一無二といっても大袈裟ではないでしょう。なお、他にも型押し・クロコダイルなど多彩なレザーを展開しますが、それらも負けず劣らずの品質を誇ります。
理由2
“船旅”への憧憬を形にした、物語を宿すディテールの数々
ブランドキーワードである“船旅”を投影した、各所の洗練されたディテールでも大人を魅了します。例えばトートで見てみると、底部に“ハカマ”と呼ばれる立体的にカーブする肉厚な1枚革があしらわれていますが、こちらの仕様は船底からインスピレーションを受けたもの。さらにこのハカマには、バッグの耐久性や自立時の安定性を高めるという、使い勝手の面での利点も備わっています。実用と美を両得した意匠は、『ペッレ モルビダ』の十八番とするところです。
ネームタグとともに各バッグに付属するホイッスルも、ブランドを象徴するディテールとして見逃せません。もともとホイッスルは船乗りたちが連絡を取り合う際に使用されていた道具。そんな背景を踏まえて、『ペッレ モルビダ』のアイコンとして採用されています。しかも、単なる飾りではなく実際に音を奏でることも可能。日常で使用するシチュエーションはあまりないでしょうが、こういう心配りもロマンチックで実に小粋です。ちなみにこのホイッスルは下部の取り外しができ、中には自身の連絡先を記載できるIDカードが内蔵されています。
理由3
つまるところバッグだから。縁の下の力持ちとしてサポートしてくれる作りの良さ
そして何といっても、抜群の作りの良さもハズせない要因です。『ペッレ モルビダ』のバッグは、すべてがジャパンメイド。素材から縫製、さらにはちょっとした金具の生産に至るまで、製造の全行程を日本国内の工場にて行っています。そんなクラフトマンシップ溢れるバッグは、大人が信頼を寄せるにふさわしい確かな仕立て。流麗なフォルムは言わずもがな、持ち手を外に垂らした際も収まりが良かったり、自立が容易だったり、手持ちも肩掛けもできたりと、トート1つ見ても全方位的に注力されているのがよくわかります。
外観だけじゃなく、おざなりになりがちな内装も一切の隙がありません。この「メイデンボヤージュ」シリーズにおいては、裏地には高級感たっぷりで耐久性にも長けたマイクロファイバースエードが使用されています。本物のスエードと見まがうほどのリアリティを誇りながら、人工素材なので日々のお手入れに気を揉む必要もありません。しかも、手触りも滑らかですこぶる気持ち良いんです。現代バッグにおいて必須機能となったクッションパッド付きのPCスペースを装備している点も心強く、ビジネスから休日まであらゆる場面でストレスなく着用できます。
『ペッレ モルビダ』でまず手にすべき、定番と新顔の4品
ブランド内で人気No.1として君臨するシュリンクレザー使いの「メイデンボヤージュ」シリーズは、『ペッレ モルビダ』でまず触れておきたい銘柄。同シリーズ内から、安定感抜群な定番モデルと旬な新型モデルを2型ずつピックアップしてご紹介します。どれもオン&オフの両シーンで活躍してくれる万能選手。長年使い込むことによる経年変化も、大人の物欲を刺激する要素の1つです。
アイテム1
シンプルと使い勝手を追求したトートバッグは不動の定番
“使いやすく、シンプルであること”を極限まで追い求めた定番トート。余計な装飾を省いたことによって、オリジナルシュリンクレザーの質感が一層際立っています。シルエットは、程良く丸みを帯びていてモダン。底面にはお得意のハカマをセットしています。気品あるルックスのため、オンタイムのジャケパンコーデからオフのきれいめカジュアルまで幅広く対応してくれることでしょう。脱着式ショルダーベルトが付き、2WAY使いできるのもうれしいポイント。
スマートに仕上げられた風貌とは裏腹に、内部は書類やノートPCをすっぽりと入れられて収納性良好。何かと荷物のかさばるビジネスシーンにもスムーズに適合します。1番大きなポケットにはクッションパッドが仕込まれているため、デリケートな電子機器を入れても安心。開口部がファスナー式で中身を隠せるため、機密性にも秀でます。
■DATA
W44×H31×D13.5cm
アイテム2
シュリンクレザーで仕立てた端正な大人のバックパック
レザーのバックパックもシリーズの看板として君臨するアイテム。本来はアクティブな印象が先行するバックパックですが、シュリンクレザーで仕立てればビズシーンにも馴染むシック顔に変化します。装飾性を極力排除したストイックなデザインながら、高品質な素材ゆえクラス感は十分。旬なスポーツMIXコーデの格上げアイテムとして投入するのもおすすめです。本体だけでなくショルダーストラップにも本革を使ったり、金具は光沢&強度を高めるスーパーホワイト加工で仕上げたりと、細部にもちゃんと品が宿っています。
直接体に触れる背面部分にメッシュパネルを起用することにより、リュックに必要となる通気性もきちんと確保。長時間着用しても蒸れにくくなっています。左肩に片掛けしたままの状態でも小物の出し入れができるよう、背面パネルにジップポケットを設けた“かゆいところに手が届く”作りも高評価!
■DATA
W30×H42×D12cm
アイテム3
飾りベルトで彩られた新作トートはユニセックスな顔つき
よりユニセックスなデザインを意識した、パートナーとのシェア使いもOKな今季の新作。フロントに配されたエレガンスな飾りベルトが、ベーシックなデザインの中でさりげないアクセントとして存在感を発揮します。また、クタッと柔らかなシュリンクレザーを使いながらも、『ペッレ モルビダ』独自ディテールであるハカマのおかげでしっかりと安定して自立。その立ち姿の美しさも格別です。
表情の良いマイクロファイバースエードのおかげで、ふと開いたときに覗く内装もリュクスなムード。A4サイズの書類が余裕を持って収まる容量で仕事使いもしやすく、ラップトップ用の大型ポケットももちろん完備します。その他、オープンポケットとジップポケットもセットされ、小物類の仕分けは極めてイージーです。
■DATA
W39×H31×D11.5cm
アイテム4
品格とともにトレンド感もアピールできるワンショルダー
サッと肩に掛けられるワンショルダーバッグも新作の一角としてスタンバイ。品良さとトレンド感を両取りしたい人にはうってつけといえるでしょう。やや小ぶりながら書類にパソコン、手回り品すべてをざっくりとラフに収納できるので、どんなシチュエーションでも良き女房役となってくれるはず。ショルダー仕様のバッグのため軽快感があり、キチッとした着こなしだけじゃなく気負わないデニムコーデとも文句なしの相性を発揮してくれます。
ショルダーストラップは長さの調整ができ、王道の斜め掛けから今っぽいワンショルダー掛けまで、スタイルに合わせて着用できます。その上、適度に地厚な芯地が入ったストラップなので掛け心地に関しても申し分ありません。金具の使用を最小限に抑えて、ユニセックスな趣を強めているのもカギ。
■DATA
W36×H32.5×D10cm
良い持ち物は、持ち主を変える。『ペッレ モルビダ』のバッグで1つ、大人に
日常に良いバッグを取り入れること。それは単に満足感を得られるだけでなく、佇まいに大人の風格を与えるうえでも有効な選択肢といえるでしょう。旅を謳歌する上質な大人から着想された『ペッレ モルビダ』のコレクションならば、その役目におあつらえ向き。最上級のシュリンクレザーにジャパンメイドの矜持、そしてミニマル&モダンなデザイン……。大人の理想を余すことなく体現したバッグは、きっと想像以上に普段の佇まいをグレードアップしてくれます。バッグは毎日身に着ける、いわばその人の“顔”。だからこそ、この季節の変わり目にぜひワンランク上のモデルにアップデートを。
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※掲載の金額はすべて税抜価格です
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Photo_Shoichi Muramoto
Styling_Eiji Kawasaki
Model_Kenji Kureyama
Text_Satoshi Yamasaki