万全の準備で本番へ。俳優・大谷亮平の“仕事”には欠かせないモノがある
海外で経験を積んだのち、日本でのブレイクを果たした俳優・大谷亮平さん。慎重な判断と大胆な決断により積み重ねてきたキャリアと、大切にしている習慣について聞いた。
デビューから13年。歩みをやめない俳優・大谷亮平の仕事観
『逃げるは恥だが役に立つ』(2016年、TBSテレビ)や連続テレビ小説『まんぷく』(2018年、NHK)への出演で、人気俳優としての地位を確固とした大谷亮平さん。そのキャリアは波乱に満ちたものだった。学生時代はプロを目指すレベルまでバレーボールに打ち込み、その後はモデルに転身。そしてCM出演をきっかけに韓国へ。俳優デビュー後は10年超にわたってドラマや映画で活躍し、“逆輸入俳優”として現在に至る。自身の性格は“慎重”というが、行ってきた決断は常に大胆だ。TASCLAP読者と同世代である大谷さんのキャリアを振り返りながら、仕事との向き合い方についてインタビュー。彼が仕事に臨むための習慣も伺いつつ人となりを掘り下げたい。
バレーボールに打ち込んでいた中学時代、大阪府ではその名前を轟かせた有望選手だったという大谷さん。全能感を覚えるほどの当時の活躍ぶりと、それでもなお最終的にプロにはなれなかったという経験は、自身の物事の考え方を大きく変えたという。
「人生において周囲が見えなくなるほど調子が良かった時期を経て、挫折を経験。私自身は普通の人間だとわかりましたし、それから自分のことを過信しなくなりました。そして私と同じように“普通”の人達が、世の中のいろんな分野を支えていることもわかりました。物事を一つひとつ確認しながら進める慎重な性格も、そのときに育まれたのだと思います」。
その後、モデルに転身。CM出演をきっかけに渡った韓国で俳優デビューを果たす。外国で活動するというのは大胆な決断だが、「ゼロに近いくらい不安はなかった」と振り返る。
「ずっと体育会系の社会で過ごしてきた人間なので、まったく違う世界に飛び出していく楽しみのほうが大きかったです。お酒やレセプションパーティの基本も、ソウルで覚えました(笑)。人とのつながりにも恵まれて、日本に戻ってくるまでのキャリアの中では、“この人のおかげで今がある”という方に何人も巡り会ってきました。それは運や縁でもあるんでしょうけど……、実は人を見る目と自分の周囲の人間関係には少し自信があるんです」。
日本で初レギュラーを飾ったのは、ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』。スマートなイケメンの風見涼太役でブレイクした。板についた演技に見えたが、「普段と全く違う役柄でしたし、上手くいかないことだらけ。今までの出演作で1番反省点がありました」と振り返る。
「その後は出演作が増えるごとに、演技の感覚もつかめてきました。やはり数を重ねることは大切ですね。『まんぷく』の小野塚真一は、脚本の福田靖さんが普段の僕の要素も加えて書いてくださった役。僕が持たれがちなイメージに近いと思います。物静かで穏やかで、どこかやさしそう……っていう。本当にその通りなら素晴らしいですが、そんなきれいな人間じゃありません(笑)」。
楽しめるコンディションを整えるために。俳優業を支える新たな習慣
経験を重ねて自分を成長させる。人から受けた恩や縁を大切にする。大谷さんの言葉には、大人が兼ね備えたい真っ直ぐさが随所に感じられる。そんな彼は、仕事に対する姿勢も実にストイックだ。ある種繊細とも慎重ともとれる、自らのコンディションを整える作法は衣服の選択や体調管理から始まっている。
例えば衣服に関しては、撮影現場に向かう移動の際はゆったりした服装のことが多いのだとか。
「今日はタートルネックを久々に着ましたが、映像の仕事があるときは体を締め付ける服はなるべく着ないようにしています。体にストレスを感じると、演技にも悪影響が出るんです。あと、体がむくんだり重く感じたりしても自分に腹が立ってしまって。そういう状態になったら、適度な運動と食生活に気を配り、体を元に戻すようにします。今もバレーボールは続けているんですが、ジャンプサーブを気持ち良く打てていれば体が軽いという証拠。ジャンプサーブが、自分の体の調子を知るバロメーターなんです」。
なお、性格の慎重さはセリフの覚え方にも表れており、「8割の状態で撮影に臨み、リハーサルで完成させる天才肌の方もいます。ですが、僕は100%でないと安心できない」と話す。
「セリフを完全に頭に入れておけば演技に迷いもなくなり、自分を俯瞰する余裕も生まれる。その状態が、僕は1番演技を楽しめます。なので、100%の準備をして80%の力で演技するのが本当は理想なんです。俳優の仕事は楽しめたら勝ちだと思いますが、楽しめるコンディションを整えておくのも難しいんですよ」。
そんな仕事の準備を万全にするうえで最近活躍しているのが、ノートPCの「LG gram」だ。ここ2年ほどは複数作品の撮影スケジュールが重なることも珍しくなくなった。細切れな仕事の空き時間が増えたことで、新幹線の移動中や、楽屋で過ごす短い時間も、仕事の資料やメールをチェックする時間にあてるようになったという。
「取材やテレビ出演などの際も、事前に確認しなければいけない資料をデータでいただくことが多いんです。そういった資料も大画面のノートPCだと見やすいんですよね」。
これまで台本は家のリビングで読むことが多かったが、最近は「LG gram」を活用して場所を選ばず読むスタイルも取り入れている。
「台本の完成の遅れなどで、途中の回までをデータでもらう場合もあります。最初はその都度スマホで見ていましたが、セリフを一つひとつ確認するにはかなり拡大しなくてはいけなくて大変で(笑)。その点、大画面のノートPCだと全体の流れもひと目で確認できるので、とても重宝しています」。
自分の理想に近づきたい。大谷亮平の生活に溶け込むPC「LG gram」とは
出演作がいくら増えてもセリフは100%の状態まで頭に入れるように心がけ、演技に集中できるコンディションもしっかり整える。自分が理想とする姿に近づくため、大谷さんは一つひとつの物事を慎重にこなし、どんな仕事でも準備を怠らない。「LG gram」はそんな大谷さんのライフスタイルにどのような形で取り入れられているのだろうか。愛機となる17インチノートの特徴に触れながら、その使い方を紹介していこう。
ポイント1
17インチPCの概念を覆すミニマルさとタフネスが、日々のお供にちょうどいい
大谷さんが愛用する「LG gram」は“モバイルデスクトップ”をコンセプトとする17インチの大画面ノートPC。液晶ディスプレイの縁にあたるベゼル部分を狭小化することで、外形寸法をコンパクトに抑えている。その分耐久性を犠牲にすることもなく、軽さと頑強さを兼ね備えるマグネシウムボディを採用することで抜群のタフネスも実現。
「ディスプレイは大きくて見やすいのに、新幹線で出しても邪魔にならない絶妙なサイズ感なんです。トートバッグにも入るサイズで、持ち運ぶのにも出すのにも億劫にならないサイズと軽さが気に入っています。この大きさで1,340gと知り、 初めて持ったときは“本当に軽い”と驚きました」。
ポイント2
サッと持ち出せるから、撮影中のわずかな空き時間も無駄にしない
17インチディスプレイの解像度は、フルHDの約2倍となる2560×1600px。俳優業では写真や映像のチェックを求められることも多いが、そうした作業にも適したハイスペックのノートPCだ。また、薄型で軽く、空いた時間に持ち出せるためタブレット感覚で作業ができるのも「LG gram」のメリットといえる。
「現場のほかの俳優さんも、控え室でノートPCを取り出して仕事をしている方が結構いますね。スマホの小さな画面だけだと、撮影の合間に控え室で過ごす空き時間を有効に使えないことが多いんです。でも、こんな高精細なノートPCがあれば作業の幅が広がりますよね」。
ポイント3
映像もサウンドもお手の物。17インチの大画面が娯楽をより豊かにする
17インチのディスプレイには、鮮やかで自然な色合いを実現するIPSパネルを採用。先述のように解像度はフルHDの約2倍で、場所を選ばず動画視聴を満喫できるスペックを持っている。またサウンドも特筆に値していて、ヘッドホンを使用すればまるで映画館のような没入感を味わえるDTS Headphone:Xも搭載。
「スマホの小さな画面では、動画配信の作品を見ることはありません。ですが、このディスプレイならリビングやベッドルームでWi-Fiをつなげてゆったり見られるんです。あと、姪っ子の写真もよくスマホで見ているんですが、ノートPCだと自分で楽しむのも、人に見せるのもより楽しくなるなと実感しています」。
ポイント4
PC本体だけで遠出も。圧倒的なロングライフバッテリーが叶える利便性
他社の17インチノートPCと比べると、バッテリーの駆動時間は約3倍。このサイズで最大22時間(JEITAバッテリ動作時間測定法 v2.0の計測結果)使用可能な大容量バッテリーを搭載しているのも、「LG gram」の魅力の1つ。1日ハードに使用しても、夜は自宅や宿泊先でそのまま映画鑑賞を楽しめるほどの余裕がある。約3時間でフル充電が可能なうえ、前日に充電を忘れた多忙な朝でも20分あれば約4時間使用可能と充電速度の早さも頼もしい限り。
「僕はPCは主に空き時間に使うのがメイン。かさばるアダプターを持ち歩かずとも、数日程度の地方の仕事なら充電無しでも乗り切れてしまうのはうれしいですね」。
デキる男を支える、デキるアイテム。“仕事”の質を高めるPCがあった
万全の準備で本番に臨む。細かな空き時間も活用し、場所を選ばず仕事ができる環境を整える。「LG gram」は、そんな大谷さんの仕事哲学に合致した存在だった。
「僕はノートPCにステッカーなどは貼らないタイプ。「LG gram」は、そのままの状態でスタイリッシュな見た目の雰囲気も気に入っています。持ち歩くスタイルも選ばないシンプルなルックスなので、これからもシーンを問わずいろんなところで活躍してくれそうです」。
ファッションアイテムと同じく、“雰囲気が好み”というのもPC選びでは大切な要素。持っているだけで気分が上がる相棒として、「LG gram」はこれからも大谷さんの仕事を支えていくはずだ。
▲着用アイテム
ジャケット88,000円、タートルネックニット28,000円、パンツ48,000円、トートバッグ110,000円/以上すべてT-マイケル(ユニット&ゲスト TEL:03-5725-1160)、その他スタイリスト私物
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※掲載の金額はすべて税抜価格です
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Photo_Yuichi Sugita[POLYVALENT]
Styling_Shogo Itoh
Hair&Make_MIZUHO[vitamins]
Text_Seiichiro Furusawa