
夏だけじゃない! チャムスの高コスパアウターが大人に好都合
冬を乗り切るためのアウターは得てして街着としては“盛りすぎ”なことがある。機能もルックスも価格も『チャムス』のそれなら、いい塩梅の仕上がりだ。
アウトドアブランドから探したい冬アウター。実は『チャムス』には良品が揃う
山や雪国での使用を視野に入れたアイテム群はその点において突出しているが、気がかりは街の寒さに“優れすぎる”機能が重荷になっていないかということ。機能面もほどほどに、より街着とリンクしやすいスマートな1着があれば……。そんなニーズに見事応えてくれるのがカジュアルアウトドアブランド『チャムス』のアウターだ。
リバーガイドのマイク・タゲット氏が創設した『チャムス』。今ではフェスやキャンプシーンにおいて高い支持を受け、カラフルなTシャツやキャッチーなバッグなどが外遊び好きの大人たちを大いに湧かせている。そのためか、どうも夏のイメージが強いのだが、実は冬アイテムもかなり充実しているのだ。例えばダウンジャケットや中綿ジャケットは、街で着るにはちょうどいい機能性を備え、デザイン面やコスパにおいても大人たちをニンマリさせてくれる。
暖かくてもかさばらない。だから重宝する『チャムス』のダウンジャケット
言わずもがな、ダウンジャケットを選ぶ基準の上位は保温性。ベースは当然ダウンだが、空気層によって保温効果を発揮するため、空気をより多く取り入れる必要がある。ポイントは、ダウンの復元力を生むフェザーの含有量だ。比率は、ダウン90%に対しフェザー10%が理想とされている。
写真の『チャムス』の「キャンピングダウンパーカー」は、ダウンとフェザーの黄金比率を踏襲。だからこそ袖を通したときの暖かさにきっと誰もが安心できる。しかも、単純に暖かいだけではない。ダウンといえばモコモコとした姿のため移動時には少々手に余るが、同アイテムは右身頃内にあるポケットへ収納でき、コンパクトに持ち運ぶことが可能。かさばるストレスから解放される。通勤時にも役立ち、車内に常備しながら都度袖を通すのもいいだろう。気軽に手に取れるダウンは、何かと重宝するはずだ。
秋冬春。ロングランで着用するなら、中綿ジャケットが適役
より長い期間で活用できるアウターを探しているならば、スポーティなウェアに使われることの多い化学繊維(化繊)を使用した中綿ジャケットはいかがだろう? 型崩れすることが少なく、シワになりにくいのが特徴で、耐久性に優れ、ラフに扱っても問題ナシ。もちろん暖かさも保持してくれる。デイリーウェアにはまさに格好のアイテムといえる。
『チャムス』が展開する「キャンピングインサレートジャケット」の表地は、ナイロンとポリエステルの混成。着用すれば、その軽さにまずは驚くことになる。中綿入りで、首元を覆うスタンドカラーは防寒着としても実に頼もしい。特筆すべきは、コーデュロイ生地で切り替えられたショルダー部分。デザインアクセントとしてはもちろん、リュックを背負ったときの摩擦をケアした実に合理的なディテールだ。その上、程良い薄さから、ミドルレイヤーとしても活躍。秋から春にかけてロングランの活躍が期待できる。
ダウンジャケットも中綿ジャケットも。『チャムス』なら大人買いだってアリ
アウターは1着にかかるコストがやはり泣き所。防寒対策に特化したアイテムなら、その機能に比例してやはり高額になる。とはいえ、先々のことを考えると妥協したくないのが本音。そのため、購入に二の足を踏んでしまいがちだが、今回紹介した『チャムス』の2着は、冬の都市生活において過ごしやすさを見事にフォローしながらも、やさしいプライスを実現。これなら両方購入する、なんて大胆な選択すら検討できる。
Text_Ryo Kikuchi