パートナーが喜ぶジュエリー。でも、女性の好みは難しい!?
パートナーへのクリスマスギフトといえば、ジュエリーがその筆頭候補に挙がりますよね。いつの時代もジュエリーは女性にとって特別な存在であり、誰しもが喜ぶアイテムです。一方で、ファッションの一部として身に着けるからこそ個性を反映しやすいため、男性目線で選ぶのが難しいという点も。であればどういったアイテム選びが正解なのか、メンズファッションのプロとジュエリーのプロとが座談会を通して、その最適解を導き出します。せっかくプレゼントするのであればハズさないジュエリーにしたいと願う読者の皆さん、必見です!
集まったメンバーはこちらの4名。右から、シンプルな中にも遊び心を効かせたデザインが女性に人気のジュエリーブランド『エテ』のプレス 田村さん(以下、田村)、同じく企画広報 小川さん(以下、小川)、多くのメンズ誌でキャリアを重ねるファッションエディター名知正登さん(以下、名知)、そしてTASCLAP編集長 小山拓洋(以下、小山)です。
名知:「毎年恒例の悩ましいシーズンがやってきましたね(笑)」
田村:「メンズファッション業界の方でも悩むんですか? そのあたりはスマートにされているのだとばかり思っていました」
名知:「そこは勝手が少し異なりますよね。やっぱりほとんどの男性が悩むと思います。だから『エテ』はこの時期の駆け込み寺というか特に目に留まります。また、いろいろなジュエリーショップの中でも『エテ』は入りやすい印象です」
小山:「わかります。私は実際に『エテ』のジュエリーをプレゼントしたことがありますし。女性客が多いショップは男性1人で入ると勇気がいるものですが、入りやすい雰囲気がありますよね。実際、男性は1人でお店に訪れることが多いですか?」
小川:「仕事帰りなどに、クリスマスギフトのリサーチに来ている方は多いですよ。1人で来店してこっそりサプライズに備える……、その光景はとても微笑ましく思います」
田村:「クリスマス前の連休になると今度は2人で一緒に選びに来られることも増えるのですが、彼に一緒に選んでもらう女性が皆さん笑顔で、こちらまでうれしくなります」
男性目線と女性目線。プレゼントに適したジュエリーの最適解とは?
小山:「名知さん、クリスマスジュエリーについて何かエピソードありませんか?」
名知:「妻にサプライズで贈ったとき、その場では喜んでくれたものの趣味に合わなかったのか着けてくれないんですよね……」
小山:「それは辛い……ですが私も名知さんと同じ経験があります(笑)。手持ちのジュエリーと合わせづらかったのが原因みたいです」
小川:「それは悲しいですね」
田村:「ジュエリーは自分のアイコンにもなります。だからこそ気に入ったものを身に着けたいんですよね」
名知:「男性にとっての腕時計や靴みたいなものなんですね」
小川:「それと、かしこまったものももちろんうれしいのですが、ファッション性のあるデイリーに使いやすいものだと尚うれしいんですよね」
田村:「そもそも男性って、女性のジュエリーに目が行くものですか?」
小山:「ふとしたときに目に入ることはありますが、基本的にはあまり見ないですね」
田村:「そうなんですね。店頭で男性のお客様に、パートナーの方が普段着けているジュエリーなどをヒヤリングするのですが、返答に悩む男性がほとんどなんです」
小山:「これからは見るようにします!(笑)」
名知:「我々には、ジュエリーはシルバーやプラチナがいいという先入観があるんです。ゴールドは華美で派手な印象があるので。でも、ゴールドは女性には馴染むし、合わせやすい。それを妻のジュエリーを選ぶようになって知りましたね」
小川:「名知さんが言うようにゴールドは肌馴染みが良いです。販売中のクリスマス限定ジュエリーは先行予約の期間に色変更ができたのですが、ゴールドを選ばれる方が多かったですね」
小山:「つまり、女性はゴールドがデイリー使いしやすいってことなんですね?」
田村:「確かにゴールド好きの方は多いですね。ですが、手持ちのジュエリーとのコーディネートも大事ですから、普段どんなジュエリーをつけているのかリサーチもしてくださいね」
贈るのが最も難しいリング。自在にアレンジできるセットリングならハズさない
名知:「ジュエリーの中でもリングを贈るのが1番難しいですよね。なんとなく緊張するというか、ハズしたときが辛いというか(笑)」
小川:「そんなに気負わずで大丈夫です(笑)。女性の間では、ファッションや気分に合わせてデイリー使いしやすいリングが人気なんですよ。なかでも、重ねて着けたり、1つずつ違う指に着けたり、アレンジできるセットリング。これなら男性側も気負わず贈りやすいと思います」
田村:「薬指に限らず、ファッションとして中指や人差し指に着けるのもアリなんですよ」
小山:「女性のリング=薬指をイメージしがちですが、確かにそういった使い方もしてますね」
名知:「アレンジできるのはあげる側にとってもうれしいかも」
田村:「それは女性側も同じで、アレンジが効いたほうが楽しいし、もらってもうれしいんですよ!」
2連セットリングならこれ女性の魅力を引き立てる上質な素材使いが魅力
K10イエローゴールドの2連のセットリング。虹の色をイメージし、淡いカラーを組み合わせたナチュラルストーンも印象的です。2本が重なりあったようなデザインなので、セットでつけると3連のようにも。指が美しく見えるようこだわったラインで繊細に仕上がっているのもポイントです。
小山:「石の色やデザインが違ったり、華奢なのに一つひとつに存在感がありますね。そこに作り手の強いこだわりを感じます」
名知:「『エテ』のジュエリーは曲線の美しさが秀逸。ゴールドと相まって、女性らしく柔らかい印象を与えますね」
田村:「それぞれは華奢で女性らしいのに、セットでつけるとボリュームがある。ゴールドは温かみも演出するので、ニットなどの冬アイテムとの相性も抜群なんです」
小山:「このセットリングなら、幅広いテイストの女性に喜んでもらえそう!」
3連セットリングならこれ流れる星々を表現したデザインが繊細に輝く
ダイヤモンドをセットしたゆるやかに流れる星や虹のようにきらめくラブラドライトなど、2連同様に3連も一つひとつに存在感アリ。それぞれを違う指につけたり、1連を重ねたり。よりアレンジが効くのも、このセットリングの魅力です。地金はシルバー925にイエローゴールドのコーティング。2本のリングが連なって、4本をレイヤードしたように見えるのも特徴的。
ネックレスは、さりげなく個性も薫るシンプル見えデザインが狙い目!
名知:「サイズを気にしなくていいから、男性としてはネックレスが1番プレゼントしやすいですね」
小山:「シンプルなデザインだったら、肌身離さず着けてもらえそうですし」
田村:「小山さんが言うように、女性はシンプルなネックレスを好む傾向があります。それはいただいたものをずっと着けていられる喜びも感じられるから」
名知:「このネックレスは、カラーストーンの淡いグラデーションが素敵ですね」
小山:「ゆるやかにカーブした横長のモチーフも女性らしい。それでいてシンプル見えするから使いやすそう」
小川:「ネックレスを探している男性にヒヤリングすると、パートナーの方は一粒ダイヤのネックレスは着けているという声をよく聞きます。クリスマス限定ネックレスは、そんな一粒ダイヤのネックレスとの重ね着けもおすすめです」
名知:「華奢なネックレスの重ね着けって、男性にはない発想だから新鮮!」
ネックレスならこれ胸元で女性らしく繊細に輝く、天然石の淡いグラデーション
デコルテを美しく見せるラインに仕上げた横長モチーフに連なっているのは、ダイヤモンドやアクアマリン、イエローサファイアなどの天然石。肌馴染みの良い淡いカラーのナチュラルストーンは、虹の光をイメージしています。K10イエローゴールドのアシンメトリーなチェーンにはパールがセットされ、胸元にさりげない華やかさを添えてくれます。
女性のトレンドを押さえるなら、アレンジ力の高いイヤリングがおすすめ
名知:「これはイヤリングですか? 初めて見るデザインです」
田村:「『エテ』オリジナルのループイヤリングです。イヤリングは点で押さえるものが多いですが、これは面になっているので長時間つけていても痛くならないんです」
小川:「通常のイヤリングよりも接地面が大きく、落ちにくいのもポイントですね。つけるとピアスっぽく見えるんですよ」
名知:「実用面もきちんと考えられたデザインなんですね。ボリュームもあるから顔周りが華やかに見えそう」
田村:「最近は耳にボリュームを出すのがトレンドなんです。存在感あるデザインで顔がパッと華やぐのも、このイヤリングの魅力です」
小川:「ネックレスやリングは気に入ったものをずっと着けていることが多いですが、イヤリングやピアスはその日の気分や着こなしで変える女性も多いんですよ」
小山:「よりトレンドを取り入れやすい場所ってことですね。このイヤリングもアレンジは可能ですか?」
田村:「はい。コンビカラーのループイヤリングだけでも使えますし、チャームも自在に付け替えられますよ」
小山:「それは万能ですね! そこまでアレンジができると贈りやすいです」
小川:「チャームは単品でも販売しているので、買い足してアレンジするのもおすすめです」
イヤリングならこれ女性目線で実用性◎。華やかさもトレンド感もあるデザイン
SV925にプラチナとイエローゴールドのコーティングを施したループイヤリングとチャームのセットジュエリー。ループイヤリングにはラブラドライトとムーンストーンがあしらわれ、単品でも存在感は十分。プラチナのフープとラブラドライト、ペタルチェーンという表情の異なる3種のチャームで構成しているので、より印象的な雰囲気を演出してくれます。
名知:「話は変わりますが、私はギフトを渡すときに選んだ理由もきちんと伝えるべきだと思うんです。今回いろいろ見させていただいて、デザインだったり、色だったり、アレンジだったり……。『エテ』のジュエリーには、その引き出しがたくさんあると感じました」
小川:「選んだ理由も伝えられたら、受け取る側はすごくうれしいはずです。ぜひ皆さんに実践してほしいですね」
小山:「私はサプライズは素敵だと思うものの、一緒に選びに行くことも同じくらい素敵なことだと思っているので、もし悩むくらいならいっそのこと誘ってしまえばいいと思います。今回話に挙がったことなどを頭に入れておきつつ話を弾ませられると買い物当日の評価もうなぎのぼりなんじゃないでしょうか」
小川・田村:「それ、アリです(笑)」
女性のツボを押さえた『エテ』のジュエリーなら、もうハズさない!
クリスマスに大切な人からジュエリーを贈られるのは、女性にとっていつまでも憧れであり特別なこと。だからこそ、ツボを押さえていないプレゼントをしては元も子もありません。シンプルながらもファッション性があり、ほんのり個性も感じられる。そんな『エテ』のクリスマス限定コレクションは、まさにハズさないジュエリーといえるでしょう。できればそこに選んだ理由や日頃の感謝の気持ちなども添えて渡すのがおすすめです。
photo_Shoichi Muramoto
text_Kyoko Chikama