“トレンドは足元から”が大人流。'70sオマージュのスニーカーが狙いどき
トレンドとして注目を浴びる'70sスタイル。しかし、大人がこれ見よがしに装うのはいただけません。当時の空気感を宿すスニーカーで、さりげなく主張するのがいい塩梅です!
70年代ファッションが注目を浴びる今。足元もそんなムードにあやかりたい
ストリート感を色濃く纏った、1980~90年代テイストの着こなしが一大トレンドとして長らくもてはやされてきました。しかし、ここにきてそうした状況に変化が生じていて、次なるキーワードとして「70年代ファッション」が流行の兆しを見せています。とくれば、そんなムードをいち早く取り入れたいところですが、当時を象徴するようなタイダイ染めのTシャツやブーツカットジーンズといった個性強めのウェアをそのまま取り入れるのは、大人として少々はばかられるもの。旬を意識しつつ、大人っぽさにも訴求するなら、まずは足元からささやかに'70sの空気感を表現するのが賢いやり方といえるでしょう。
これぞ大人のクラシック。『ヒステリックグラマー』のスニーカーがちょうど良い
これ見よがしでなくて、あくまでもさりげなく。そんな大人目線の70年代スタイルにぴったりなアイテムとしてご紹介したいのが、お馴染み『ヒステリックグラマー』が放つ「クラシックローカット スニーカー」です。十八番の稲妻モチーフで“らしさ”を出しながらも、製法からデザインに至るまで、徹底して'70sにオマージュをささげたこだわりの逸品は、装いに旬ムードをもたらすための+αアイテムとして最適! さっそくその魅力を具体的に解説していきましょう。
ポイント1
古き良き、昔ながらのバルカナイズ製法を採用
接着剤を駆使した低コストなセメント製法のスニーカーが一般的な中、こちらの「クラシックローカット スニーカー」は昔ながらのバルカナイズ製法を採用。ヴィンテージスニーカーを長年研究し、伝統技術を今に受け継ぐ専門工場にて一点ずつ丁寧に作られています。この製法は、本体とソールの間に未加硫ゴムを挟み、その後、特殊な釜に入れて熱と圧力をかけながらソールを圧着していくのが特徴。非常に手間の掛かる製法ですが、その分しなやかで丈夫なスニーカーが完成するのです。コスト面の問題や他の量産技術の確立もあり今でこそ希少になりましたが、70年代は多くのスニーカーがこの製法で生産されていました。
ポイント2
’70sスタイルを踏襲した細身フォルムで、どんなボトムスとも好相性
そして、'70sへのリスペクトは製法だけにとどまらず、デザインにもしっかりと宿っています。低めに設計された甲や、すらりと細身なシルエットは、まさに当時の古き良きスニーカーさながら! しかも、そうしたシャープなデザインは、合わせるボトムスを選ばないという大きなメリットも備えています。ご覧の通り、ワークパンツにジーンズ、スウェットパンツまでどんなタイプとも好相性を発揮。もちろん、きれいめのスラックスやリラックス感のあるワイドパンツとのマッチングだってお手のものです。着こなしの幅を広げるうえでも、「クラシックローカット スニーカー」は実に有用な存在といえるでしょう。
レトロカラーに定番色、クレイジーパターンまで。多彩なカラバリ全7色がスタンバイ
マスタード調の「イエロー」、「パープル」といったレトロなカラーから、「ブラウン」や「ブラック」、「ホワイト」などの定番色、さらにはインパクト満点な「マルチカラー」まで。好みに合わせて選べる全7色という多彩なカラーバリエーションも魅力的な要素です。素材には、履くほどに深みが増す風合い豊かなリアルスエードが用いられ、オールブラックモデル(写真1番右)のみ滑らかなスムースレザーが採用されています。ちなみにここでご紹介したローカットタイプに加え、ハイカットタイプもスタンバイしているので、そちらも視野に入れたいところ。
懐かしい、が新しい。『ヒステリックグラマー』のスニーカーが大人の足元に必要だ
こなれた大人ならば、着こなしは“引き算”をベースにして考えるのが基本。今季トレンドと目される'70sスタイルに関しても同様で、全身コテコテでなくワンポイント使いで嫌味なく仕上げるのが理想的です。当時の空気感を忠実に再現した「クラシックローカット スニーカー」ならば、一点投入のアイテムとしてドンピシャ! 70年代ムードを色濃く纏うアイテムですが、ルックスはシンプルゆえに装いの大人っぽさを損なう恐れはなく、シーン不問で活躍してくれること請け合いです。どこか懐かしくも新しい『ヒステリックグラマー』の逸品を味方に、一歩先行く旬コーデを狙いましょう。
Text_Satoshi Yamasaki