生まれ変わった名作。今を捉えた新生・西川ダウンは、我々の日常にどう寄り添う?
『ナノ・ユニバース』が誇る名作、『西川ダウン』がリニューアル。より洗練さを湛え、頼り甲斐を増したラインアップは、我々の生活にどう寄り添い楽しませてくれるのか。
ダウン選びの新基準。本当に必要なのは、日常に寄り添う1着だ
ダウンジャケットは、とあるブランドが釣り時に着用するために生み出したものといわれている。いわば、始まりはアウトドアの防寒着。そのため、保温性の目安となるフィルパワーの数値を筆頭に、機能面をより重視する傾向にあった。しかし、ファッションにおいて街と山の境界線がないに等しい今にあって、そろそろ選びの視点を変えても良い頃合いだろう。実際、ファッション性、街との親和性、品の良さなど、今やダウンアイテムに求めるニーズは多種多様である。
“今“のニーズを捉え、生まれ変わった。新生『西川ダウン』
そんなシーンのニーズにいち早く応えたのが、『ナノ・ユニバース』の『西川ダウン』。街との距離を縮め、野暮なイメージを払拭したコレクションは、ビジネスマンを支え、休日をアクティブに過ごす大人たちの良き相棒となってきた。そして、8年目のシーズンを迎える今季、装いも新たに刷新。しかも、機能面は言うに及ばず、汎用性、ルックス、扱いやすさという点で大きな進化を遂げた。早速、その実力のほどを見ていこう。
ニーズに合わせて最適な1着を提案。“気温”に着目した2モデル
ひとえに冬といっても東西南北の地域によって気温は異なり、例えば北海道と東京の平均気温差は10度ほどある。そんなエリアごとの気温に対応したのが、“ニュー”アークティックダウンだ。また、ダウンアウターは着用が真冬に限定されてしまいがちだが、『西川ダウン』では気温の変化に合わせて秋、冬、春先までユースフルに使える初のインナーダウンを展開する。
▼モデル1:エリア別に適した着心地を提供する4つの「アークティックダウン」
日本の主要都市の冬の平均気温から最適な着用感を想定した「アークティックダウン」。ノース、イースト、ウエスト、サウスの4モデルが揃う。
12月の北海道の平均気温は約マイナス0.8度。まさにダウンアウターにふさわしいシチュエーションである。「ノース アークティック」と名付けられたこちらは、質の高さにこだわったフレンチダックを身頃に採用。アームやフード部には多機能性が特徴の西川合繊わたを使用し、計算ずくのパターンワークでポッチャリ感を軽減している。インナーに厚手のニットを着用しても見た目はスマート。
片や、東京や大阪といった都市部の12月の平均気温は10度を下回るぐらい。となれば、ダウン量を巧妙にコントロールしながら、表地に適度なハリを持たせたイーストやウエストのアークティックダウンがちょうど良い。防寒としての機能を十分に果たしながら、クリーンな雰囲気を纏った1着は、街と馴染みながら洗練された趣へと仕上げてくれる。
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ノース、イースト、ウエスト、サウスの4タイプを揃えるアークティックダウン。ダウン量に変化をつけ、フードのファーはリアルファーとフェイクファーで分けるなどディテールにも各地の色を打ち出している。しかも、西川独自のフレッシュアップ加工(R)に加え抗菌加工も施しているためいつでも快適に、そして衛生的に着ることができる。
▼モデル2:1着あれば3シーズン活躍。長く愛せる「シェルダウン」
ダウンアイテムは、その類まれな保温力から真冬限定と考えがちだ。しかし、このシェルダウンなら春先まで獅子奮迅の活躍が期待できる。考え抜いたステッチ幅とスリム化した身頃により、冬は重アウターのインナーとして機能。着こなしにおいても軽妙な抜け感を演出するなど、実に良い仕事をしてくれるのだ。
ダウン量を調節しスマートになったとはいえ、ダウンボールが大きく良質なフレンチダックの羽毛を封入しているため保温力においては申し分ない。その上、細番手の糸を使いマットな質感に仕上げた好ルックス。多少の雨も苦にしない撥水性も備えるなど、アウターとしての素養も十分。気の利いたアウターが欲しくなる秋や春先にはちょうど良い。
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撥水性に加えストレッチ性も加味した生地により、インに、アウトにと縦横無尽の活躍を披露。先述したアイテムと比べダウン量は控えめだが、それを補って余りあるスタイリッシュなフォルムと汎用性、ストレスを感じさせない軽量感は魅力だ。その上、内側には超軽量ラミネートを起用し防風性を高めた抜け目のなさもお見事。
時代にマッチ。“新しい日常”にふさわしい3モデル
ニューノーマル時代とも呼ばれる今、働き方のみならずライフスタイルまで大きく様変わりしようとしている。同様に、普段から身に着ける洋服もまた変わってきそうな気配だ。そんな今だからこそ、日常に深く寄り添うことを念頭に生み出された今季の『西川ダウン』が威力を発揮する。それを実感する3モデルをご覧あれ。
モデル3
オン・オフをフォローする端正な「マウンテンコート」
リモートワークが推奨され、週5で出勤する企業ばかりではなくなってきた。それはつまり、脱・ビジネスシーン偏重のアイテム選びの合図。そして、オン・オフ兼用アイテムが有効であることも示している。マウンテンコートはまさにその空気を読んだ1着。ダウンや大きめなフード、スナップボタンといった要素は休日のパーカースタイルとも相性抜群。
ダウンコートながらそうは見えない端正な顔立ちこそ本作の本領発揮といったところ。ダウンの分量をラインアップ最小に抑え、表生地に使用したソロテックス(R)特有の落ち着いた面持ちは、なるほどビジネスシーンにおいても自然と溶け込む。また、裾周りにゆとりを持たせたAラインシルエットが、ジャケットも難なく許容。
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“ダウンに見えないダウン”をテーマに作られたこちら。ソロテックス(R)によるしなやかさ、ミニマルな佇まい、エレガントさを湛えたシルエットはビジネスの場でも通用する洗練さに満ちている。その上、4つの大柄ポケットや襟元に収納可能なフード、弾力がありシワになりにくい生地と、日常の助けになる機能も存分に落とし込まれているため、あらゆるシーンで重宝する。
モデル4
気楽に袖を通せてしかもキマる「G2アルファ」
家にいる時間が増え移動は限定的。ベランピングなる過ごし方も生まれてきた。それに伴い、着こなしは一層リラックス&ラフな方向へというのが最近の傾向。そんなとき、サラッと羽織れて、瞬時にスタイリッシュな趣へと変貌させる「G2アルファ」のような1着は大いに頼もしい。たとえニット×イージーパンツのワンマイルスタイルでも、この通り。
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『西川ダウン』の代表作が装いも新たにリニューアル。表側に見えるステッチをシルエットの美しさが際立つようランダムステッチに変更。細番手のナイロンタスラン糸を高密度で織り上げ、塩縮加工を加えたことでダウンらしからぬ容姿端麗な趣を手に入れた。襟と一体型のフードとともに防風性を高めるなど、機能面においても抜かりはない。
モデル5
快適なアクティブライフをサポートする高性能な「MATSUMIダウン」
混雑を避けるためか、はたまた家で過ごす時間が長かった反動か、昨今キャンプを始めたり、自転車を移動手段のメインにしたりする大人たちが増えている。そんなアクティブなライフスタイルを快適に過ごすのであれば「MATSUMIダウン」は格好の選択肢。ストレッチ性のあるしなやかな生地はあらゆる動きに対応し、高品質ダウンが保温性を担保する。
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街にも溶け込む比翼仕立てのシンプルな佇まい。ただ、秘めたポテンシャルはかなりのもの。複合繊維のソロテックス(R)は形態安定性とストレッチ性に長け、あらゆる動きに柔軟に対応。裾の内側には別生地スカートを装備し、高品質ダウンとも相まって抜群の保温性をもたらす。裏面にはポリウレタンコーティングを施しているため防風性も加味。
多様なニーズに応える個性派揃い。新生『西川ダウン』を新たな相棒に
働き方改革が声高に掲げられ、今やライフスタイルもダイバーシティ化。キャンプや自転車、さらにはランなど、新しいことに挑戦する大人も増えてきた。今や、各々の日常にどれだけ寄り添ったアイテムかがダウン選びの何よりの指針に。そんな時代において、新たに生まれ変わった『ナノ・ユニバース』の『西川ダウン』コレクションは、1つの模範解答を示した。ずらりと顔を揃えたラインアップには、我々が今必要としているモノがきっとある。
▼着用アイテム(モデル1「ノースアークティック」のコーデ)
ダウンジャケット42,000円/西川ダウン、ニット7,500円/ナノ・ユニバース、パンツ9,000円/ディッキーズ×ナノ・ユニバース
▼着用アイテム(モデル1「ウエストアークティック」のコーデ)
ダウンジャケット38,000円/西川ダウン、スウェットシャツ6,000円/ファンク オア ファンク×ナノ・ユニバース、パンツ11,000円/グラミチ×ナノ・ユニバース
▼着用アイテム(モデル2「シェルダウン」の1つ目のコーデ)
シェルダウン18,000円/西川ダウン、コート57,000円/バブアー×ナノ・ユニバース、タートルニット8,500円、スニーカー12,000円/ともにナノ・ユニバース、デニムパンツ32,000円/PT トリノ デニム
▼着用アイテム(モデル2「シェルダウン」の2つ目のコーデ)
シェルダウン18,000円/西川ダウン、パーカー7,500円/フルーツ オブ ザ ルーム×ナノ・ユニバース、パンツ16,000円/ハバナ
▼着用アイテム(モデル3「マウンテンコート」の1つ目のコーデ)
ダウンジャケット40,000円/西川ダウン、パーカー6,000円/ナノ・ユニバース、パンツ11,000円/ファーラー×ナノ・ユニバース、その他スタイリスト私物
▼着用アイテム(モデル3「マウンテンコート」の2つ目のコーデ)
ダウンジャケット40,000円/西川ダウン、セットアップ20,000円、ニット8,500円、スニーカー12,000円/すべてナノ・ユニバース、トートバッグ16,000円/マッキントッシュ フィロソフィー×ナノ・ユニバース、その他スタイリスト私物
▼着用アイテム(モデル4「G2アルファ」のコーデ)
ダウンジャケット38,000円/西川ダウン、ニット8,500円、パンツ6,000円/ともにナノ・ユニバース
▼着用アイテム(モデル5「MATSUMIダウン」のコーデ)
ダウンジャケット40,000円/西川ダウン、シャツ5,500円、パンツ6,000円/ともにナノ・ユニバース
問い合わせ先/すべてナノ・ユニバース カスタマーサービス TEL:0120-705-088
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※掲載の金額はすべて税抜価格です
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Photo_Yozo Yoshino[Y's C]
Styling_Tatsuhito Yonamine
Hair&Make_Taichi Yoneo[TUNE]
Model_Shogo
Text_Ryo Kikuchi