
レトロ顔の新作ソーラー時計に注目。フォッシルの新作は大人の腕元にちょうど良い
日本にインスパイアされた「THE JAPAN COLLECTION」の第2弾「DF-01」。レトロな顔に実用性と素材へのこだわりを込めた、その完成度やいかに?
カジュアルウォッチに見えて実は……。大人は腕時計で自分のこだわりを見せるべきだ
腕時計は自己表現のためのツールでもあり、着用者の人となりを雄弁に語るモノ。だからこそ新しい1本を手に入れたいと考えたならば、自分好みのデザインであることはもちろん、モノ作りの姿勢など、裏側にあるストーリーにも納得したうえで選ぶのが肝要です。
腕元から自分のこだわりを見せる……、その観点でご紹介したいのが『フォッシル』の新作です。一見するとカジュアルなアナログウォッチでも、語りどころのある腕時計。その魅力を見ていきましょう。
ルックスが良いのは当たり前。『フォッシル』の新作は実用性も◎
『フォッシル』といえば、米国発のライフスタイルブランドであり、TASCLAPではお馴染みの存在。昨今は、日本にインスピレーションを得た「THE JAPAN COLLECTION」に力を入れています。第1弾は2021年春に登場した、80年代の空気を纏う"懐デジ"ウォッチ「レトロデジタル」。そして続く第2弾が、今回の新作「DF-01」です。スタイルとしては、90年代半ばの『フォッシル』を代表する「ディフェンダー」コレクションに影響を受けたヴィンテージ感あるミリタリールック。そこへ新たにソーラームーブメントを搭載することで実用性を高めました。万が一時計が停止状態になっても、晴れた日なら2~3分着けていれば1日分の駆動を確保できるうえに電池交換を気にしないで済むのは、仕事もプライベートも多忙な我々にとって助かりますよね。
これぞファッションアイテム。贅沢素材のストラップがヴィンテージ風デザインとマッチ
ケースに回転ベゼルを有したミリタリールックの「DF-01」は、カラーごとに異なるMADE IN JAPANのストラップをアッセンブル。このストラップこそが腕時計全体の雰囲気を作っているといっても過言ではありません。ブラックとカーキには国産帆布ブランドの富士金梅の帆布を、ブルーには世界からも注目を浴びる岡山デニムを使い、細部にベジタブルタンニンなめしの栃木レザーを用いた贅沢な作りは、とても税込2万円台とは思えない出来栄え。大人の腕元にも映える重厚さをも感じさせます。また、SS(ステンレススチール)タイプもラインアップ。ビジネスシーンでスーツに合わせたいときなど、用途や好みに合わせて選ぶと良いでしょう。
そんなデザイン性の高い「DF-01」だけに、腕に巻いたときの存在感はひとしお。ケース径も42mmと迫力のあるサイズで、しっかりとこだわりを主張してくれます。何より、幅広いファッションに合わせられるのもこの腕時計の優秀な点で、ジャケパンのようなキレイめなスタイルにも、男性の定番スタイルであるミリタリースタイルにも違和感なく馴染みます。つまり、個性的でありながら汎用性がある、バランスに優れた1本であるということですね。
レトロ感にソーラーに日本製ストラップ。今季はこだわりが凝縮した1本をその腕に
レトロ感のあるミリタリーテイストにソーラームーブメントによる実用性、そして日本製のストラップ。それらによる相乗効果で、これまでの『フォッシル』にはなかった新しいスタイルを築き上げた「DF-01」。腕時計に一家言あるTASCLAP世代でも、これほどポイントを押さえた1本には滅多にお目にかかれないのでは。まだまだ残暑が続きますが、もうすぐ衣替えの季節。今年の秋は、完成度の高いこの腕時計で、自身のこだわりを表現してみてはいかがでしょうか。
Text_Ryo Ishii