
国産の機械式が、3万円台から。ノットのオープンハートこそ次に手にする1本だ
フェイスとストラップの組み合わせを自分好みに楽しめる『ノット』。おしゃれなデザインと手頃な価格で話題のオープンハートモデル、特に限定カラーの腕時計に注目です。
カスタムウォッチの先駆け、『ノット』。限定モデルは遊び心とこだわり溢れる意欲作だ
大人の男性を象徴するマストアイテムはいくつかありますが、なかでもその人の個性が表れる最たる例が腕時計です。ブランドの背景や技術、はたまた機能や価格など、こだわるポイントは人それぞれですが、『ノット(Maker's Watch Knot)』は、メイド・イン・ジャパン品質にこだわりながら手頃な価格帯を実現したカスタムウォッチのパイオニア的存在。2014年の創業直後から、80年ぶりに誕生した日本産の量産時計ブランドとして人気となりました。
そんな『ノット』といえば、デザインと機能、そして価格のバランスに優れた「メカニカルオープンハート」のヒットが最近のニュース。今回は、その限定モデル「ミッドナイトグレーコレクション」にフォーカスしてみましょう。これまでのイメージとは一線を画すオールグレーカラーに星空をイメージしたパワーリザーブなど、遊び心とこだわりが詰まった1本に仕上がっています。
遊びが効いた本格仕様。『ノット』の“本気”は細部まで注目したい
2021年のリミテッドモデルとなるその腕時計は、「ミッドナイトグレーコレクション」からの1本。「メカニカルオープンハート」の特徴とともに、その魅力に迫っていきます。
ポイント1
裏表から覗くムーブメント&遊び心が詰まったパワーリザーブが大人の男に刺さる
この腕時計の魅力は、その名の通り機械式ムーブメント(しかも日本製!)とオープンハートといえるでしょう。オープンハートとは、文字盤に開けられた小窓からムーブメントの一部を覗けるデザインのこと。時を刻む機械式時計の鼓動を感じられ、アナログならではのクラス感が特徴です。この限定モデルでは文字盤からだけではなく裏蓋からも内部の機構が覗けるように。所有者にしか見ることのできない特別感も演出しています。
また、インダイヤルには、星の輝きをイメージしたデザインが施され、まるで静かな夜に見上げる星空のように神秘的な雰囲気が漂います。この独特な空気感は、サンレイ加工とラッカー仕上げを組み合わせることで生まれた賜物。何より税込3万円台という手頃なプライスも魅力的で、本格的な機械式腕時計を気軽に身に着けられるようにしたブランドのたゆまぬ努力は流石としかいいようがありません。
ポイント2
限定モデルならではの、オリジナルストラップがついた特別セットに注目。他にも数百種類がスタンバイ
『ノット』といえば、腕時計本体(フェイス)にストラップが付属せず、10万通り以上もの組み合わせから自分好みにカスタマイズできるのも忘れてはならないポイント。今回登場する「ミッドナイトグレーコレクション」のグレーシリコンストラップとのセットも魅力的ですが、もちろん他の数百種類のストラップから好きなものを選ぶことが可能です。ナイロンストラップや栃木レザーを使った正統派のレザーストラップ、日本各地の織物メーカーとコラボした特別なストラップなど、素材やデザインは実にさまざま。
内蔵されたイージーレバーにより、ストラップの交換は自分で簡単に行うことができるようになっているので、気分やシーンによって付け替えるのも『ノット』ならではの楽しみの1つです。
限定色以外にも。魅力溢れる「メカニカルオープンハート」はカラバリが豊富
ストラップの種類だけでなく、冒頭でお伝えした通り、フェイスのカラーバリエーションが豊富なところも『ノット』の魅力。別の色やモデルを購入すれば、ストラップとの組み合わせ方次第でさらに何通りも楽しむことができるのです。特にケース径38mmの「メカニカルオープンハート」のデザインはオン・オフ両方に対応できるので、フォーマルなレザーストラップと遊びの効いたナイロンストラップがあれば、同じ腕時計でもメリハリを利かせて着けこなせることでしょう。今回の限定カラーのグレーフェイスはクールな印象ですが、ベーシックな白文字盤、爽やかな青文字盤など、「メカニカルオープンハート」は全6色もラインアップしているのでどれも見逃せません。
いつもの着こなしを格上げする、『ノット』の1本に頼ってみよう
幅広い選択肢を用意することで誰もが着けこなしやすく、それでいて自分だけの1本を手に入れることができる腕時計ブランド『ノット』。今回紹介した限定カラーをはじめ「メカニカルオープンハート」はいつものカジュアルな服装にはもちろん、ビジネスなどのフォーマルな服装も格上げしてくれるデザインなうえに、ムーブメントはメイド・イン・ジャパンと信頼感も抜群。その魅力に触れれば、長く付き合っていける腕時計であることを確信できるはずです。まだ機械式時計を持っていないなら最初の1本に、持っている人は次に選ぶべき1本として、注目することをおすすめします。
Text_Ryo Ishii