その進化、変わらぬ心地良さに安心する。 モデル・ショーゴも惚れ込む西川ダウン
『ナノ・ユニバース』のロングセラーシリーズ『西川ダウン(R)』を、これまで数多く着用してきたモデルのショーゴさん。彼が語るその良さと、今季作の見どころとは?
袖を通しているからわかる進化と安心感。モデル・ショーゴが語る『西川ダウン』とは
『ナノ・ユニバース』が誇るヒット作『西川ダウン(R)』。今年で9年目を迎えるロングセラーだけに、袖を通したことがある人は多いことだろう。モデルのショーゴさんも数年来『西川ダウン(R)』を着用し、その進化を間近で見てきた1人だ。長きにわたってモデルとして活躍し、カタログや広告、ファッション誌などで多くのブランドに触れる彼に『西川ダウン(R)』の魅力について聞いてみた。
『ナノ・ユニバース』と寝具の『西川』。両社の良さが掛け合わさる『西川ダウン』シリーズ
『西川ダウン(R)』は、セレクトショップ『ナノ・ユニバース』が1566年創業の老舗寝具メーカー『西川』との協力体制により生み出したダウンシリーズ。トレンドも大人たちの嗜好性も、移り変わりの激しいファッション業界において、10年近くも高い支持を獲得し続けてきた。それはつまり、進化を止めず歩み続けてきた証左でもある。上質でクリーンなダウンがもたらす保温性はいうに及ばず、あらゆるシーンを行き来できる汎用性や、ダウンながら一瞬にしてスマートに見せる考え抜かれたパターンワークは同シリーズの真骨頂といえるだろう。
「毎年着るたび、わかってるな~って思うんです」
「キャンプや登山をよくするので、ダウンアウターは身近な存在。だからか、余計にアウトドアウェアのイメージが強いんです」。早くからダウンの恩恵を受けてきたショーゴさんだが、見方を変えればどこまでいっても“山着”なのである。そのイメージを覆したのが『西川ダウン(R)』。「ダウンはたいてい着膨れするものですが、『西川ダウン(R)』はとにかくスマート。機能を担保しながらすんなり街との親和性も生んでいる。毎年袖を通すたびにそれを実感しますね」。
モデル・ショーゴはどう感じた? この冬の『西川ダウン』、5つの新作
「毎シーズン、『西川ダウン(R)』は驚きを提供してくれる」とショーゴさん。さて、彼の目に今季モデルは一体どのように映っているのか。着用するシーンに想いを馳せつつ着こなした今回。そこで感じたのは、ダイナミックな刷新と機知に富んだアップデートだった。
▼モデル1:持ち前の軍モノっぽさや軽量感をキープしつつよりスマートに生まれ変わった「A1 アルファ」
『西川ダウン(R)』の中でも不動の人気を誇ってきた「G2」は、“顔”と呼ぶにふさわしいシリーズだった。しかし、そこに甘んじることなく完全リニューアルを敢行して誕生したのがこの「A1 アルファ」だ。アームのシガーポケットなど特有のミリタリー的匂いを香らせつつ、フードを無くしたシンプルなスタンドネック仕様でより都会的に。そのうえで、極細ナイロン糸を度詰めで織り上げたタフタ素材に、支持されていた軽量さをしっかり継承し、防風性を高め、高撥水機能も付与。全天候型の隙のない1着に仕上がっている。
「ミリタリーはやはり男心にグッときます」。そう語りつつ驚いた表情を見せたのは、袖を通した後に自身が映る鏡を見たときだ。「ミリタリーってやっぱり武骨さが特徴であり魅力でもありますよね。でも、それが時として街で着るにはやりすぎな場合もある。その不安要素がこれには全くないですね」。肩や袖の収まり具合がちょうど良く、ダウンによるボリューム感も程良く抑えられていると絶賛。
着こなし例
軽量かつスマートな佇まいに思わず外へ出掛けたくなる
「“ちょっとそこまで”なんてときや子供と公園で遊ぶときに、すんなり手に取れる手軽さがありますね」。軽量にして温もりも十分な「A1アルファ」に袖を通して出た素直な感想。「この1着ならスポーティに合わせたい」と選んだのはスウェットシャツと伸縮自在の機能系ボトムスである。「ミリタリーとスポーツはミスマッチな気もしますが、ダウンのカジュアルさがしっかり許容してくれます」。
▼モデル2:一体型へと進化を遂げた「フードステンカラーダウンコート」
2年前に登場した『西川ダウン(R)』のステンカラーコートは、ライナーが着脱式でロングシーズンの活躍が見込めると話題をさらった。だが今回は一体型。凸構造により表面に付いた水滴を滑り落とすミノテック素材とも相まってより頼もしさが増した印象だ。さらに、コーティングした極薄のラミネートが冷たい風をシャットアウト。胸ポケットにジップを付け、袖口のネームを同色であしらうなど、細部への配慮も気が利いている。
着こなし例
端正な顔立ちは洗練されたセットアップにしっくりくる
「普段であればとことんリラックスできるアイテムを選びますが、例えばパートナーと街へ、なんてときにはね(笑)」。そう話し、手にしたのはグレーセットアップ。形はフォーマルだが、機能素材ゆえ堅苦しさは感じさせない。タートルニットを差し込んだそんな洗練された佇まいにも息を合わせられるのが『西川ダウン(R)』 のこちら。「きちんと感のあるダウンって実のところかなり重宝しますよね」。
▼モデル3:抜群の機能性を誇る名モデルに機動力も加味した「エクスペディションダウン」
ハイブリッドシリーズでは、抜群の保温性を担保する“西川ダウン”と“西川綿”を内包したハイブリッドモデルが存在感を放ってきた。最たる例が「アークティックダウン」だが、それよりも着丈を短めにし、今季登場したのが「エクスペディションダウン」だ。動きやすさに磨きをかけ、より街との親和性を高めた一品。とはいえ、各所に落とし込んだミリタリーディテールや強度に優れる生地と、持ち前の男らしさは健在である。
「ダウンはボリュームがあって暖かい分、動きづらさが難点ですよね」。寒がりなショーゴさんにとって、ダウンアウターは欠かせないが、アクティブ派ゆえに感じていた難点もポロリ……。「ただ、それを的確にフォローしている」とニンマリさせた本作。「身幅にややゆとりがあり、フードも着脱可能なので中にパーカーを着込んでも気になりませんね」。
着こなし例
リラックスしたシルエットに潜ませる都会的なニュアンスがカギ
街にキャンプに自身で手掛ける農園にと、休日はデトックス&リラックスを求め動き回るショーゴさんだけに、「あらゆるところを行き来できるアウターはありがたい」とアイテム選びの指針を語る。その希望に見合うこちらに合わせたのはトレンド感あるタートルネックと太畝のコーデュロイパンツ。クリーンにも合わせられる振れ幅のあるアウターは、街との距離を微塵も感じさせない。
▼モデル4:保温性とスタイリッシュな着こなしを高次元で表現する「シェルダウンベスト」
「シェルダウン」は、冬はコートのインナーに、春先はアウターにと、臨機応変な使い道が重宝されてきた『西川ダウン(R)』シリーズの代表作。その長所を継承しながら、着やすさや機能面までアップグレードしたのが初登場のベスト型。重ね着にありがちなアームのパツパツ問題を解消し、ストレッチ性や撥水性まで兼備。裏地にあしらった超軽量ラミネートで風の侵入も防いでくれる。
着こなし例
折り目正しい装いの防寒役を一手に担う陰の立役者
年を重ねよく着るようになったアイテムがジャケット。「子供の行事もありますし、目上の方とお会いする機会もあるので、やっぱり……ね(笑)」。そこで「真冬のジャケットスタイルはかなり堪えますけどこれなら安心」とインナーダウンベストに身を委ねた。そこへ羽織ったジャケットはオーバーシルエットのボックス型。緊張感をほんのり緩和し重ね着も想定した1着としては申し分ない。
▼モデル5:防寒にも着こなしにも心強い、シリーズ初のダウン小物「フードネックウォーマー」
これまでシリーズの軸を担ってきたのはアウターだったが、9年目にして初のダウンアクセサリーがリリースされた。防寒時の重要部位となる首をカバーするネックウォーマーである。内部にはもちろんアウターでも使用してきたダウンを封入。それだけでなくフードまでも内蔵し、着こなしに気の利いた変化をもたらしてくれる。そのうえ、ダウン特有のシームをあしらった裏面も使用できる2WAY。寒さ対策でも着こなしでもきっと頼りになる。
着こなし例
牧歌的アウターに漂う甘さを引き締めるモダン小物
先述の通り極度の寒がりであるショーゴさん。ゆえに「首元を温めるだけでまったく違います」と防寒にも余念がなく、このネックウォーマーも手放せなくなりそうだとか。凛々しいマットな質感がキャンプ時のお供としても格好のボアジャケットを、シャリっとしたネイビーパンツと共に程良く引き締め。これなら、街へと繰り出しても違和感はない。
今シーズンも逸品揃い。『西川ダウン』が僕らの日常に寄り添う
「さすがですね」という撮影中のショーゴさんの言葉は、今季の『西川ダウン(R)』シリーズのデキの良さを表現しているだろう。数々の過去モデルを着用し、街からアウトドアまで満喫する彼をうならせる新作群。「着心地やデザイン性の良さはもちろんですが、“あらゆるシーンで日常に寄り添ってくれる”、そんな安心感が1番の魅力ですね」。手にしたいダウンは、きっともう決まったはずだ。
▼着用アイテム(インタビュー)
コーチジャケット9,790円、パーカー6,490円、Tシャツ4,950円/すべてスポーツウェア×ナノ・ユニバース、パンツ8,800円/ナノ・ユニバース
▼着用アイテム(モデル1:A1 アルファ)
ダウン41,800円/西川ダウン(R)、スウェットシャツ11,000円、シャツ8,800円/ナノ・ユニバース、パンツ12,650円/チャンピオン×ナノ・ユニバース
▼着用アイテム(モデル2:フードステンカラーダウンコート)
ダウン44,000円/西川ダウン(R)、セットアップ23,100円、カットソー9,900円/ともにナノ・ユニバース、ブーツ26,200円/カミナンド×ナノ・ユニバース
▼着用アイテム(モデル3:エクスペディションダウン)
ダウン40,700円/西川ダウン(R)、タートルニット8,800円/ナノ・ユニバース、パンツ13,200円/ディッキーズ×ナノ・ユニバース
▼着用アイテム(モデル4:シェルダウンベスト)
ダウンベスト18,700円/西川ダウン(R)、ジャケット13,200円、シャツ8,800円、パンツ9,900円/すべてナノ・ユニバース、シューズ79,200円/ジョゼフ チーニー×ナノ・ユニバース
▼着用アイテム(モデル5:フードネックウォーマー)
ネックウォーマー7,150円/西川ダウン(R)、フリース8,690円/スポーツウェア×ナノ・ユニバース、パンツ9,900円/ナノ・ユニバース
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※掲載の金額はすべて税込価格です
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Photo_Katsunori Suzuki
Styling_Yu Sugiura
Hair & Make_Atsuki Sato
Model_Shogo
Text_Ryo Kikuchi