
アウトドアMIXをもっと身近に。メレルの新作が、春のスタイリングに必要だ
冬が過ぎ去り、ライトアウターやレイヤードを駆使して軽やかにおしゃれが楽しめる春到来。新たな季節は『メレル』の新作を取り入れた最旬アウトドアMIXコーデにトライ!
いよいよ春到来。おしゃれをするなら“軸”があると攻略しやすい
パーカー20,900円/モクティ(ユナイトナインTEL:03-5464-9976)、パンツ47,500円/ヘリル(にしのやTEL:03-6434-0983)
重厚なヘビーアウターで体の大部分を覆って過ごした冬が過ぎ去り、ライトアウターやレイヤードスタイルで軽やかにおしゃれが楽しめる春が到来。暖かな日差しに気分はすっかりファッションモード、……なのに、どんな格好をすれば良いのかわからないとお悩みの人も多いはず。そんなときは、何かしら“軸”となるキーワードを設定してみるのが正解です。例えば、アウトドアアイテムを普段着に落とし込む近年人気のアウトドアMIX。自然のフィールドで発揮される優れた機能性をプラスすることで、いつもの日常に新たな風を呼び込んでくれます。
アウトドア要素をMIXするのが今季流。ウェアもシューズも揃う『メレル』なら万全だ
さて、ひと口にアウトドアMIXといっても、着こなす際のシチュエーションや合わせるアイテムのジャンルによって多種多様。普段着としての汎用性を考慮するならば、シンプルなカラーとデザインで都会的かつ洗練された雰囲気を醸し出しつつ、アウトドアギア特有のディテールと機能性を付加した”アーバンアウトドアスタイル”が最適解といえるでしょう。そしてこの春、スタイリングのキーアイテムにぴったりなのが、『メレル』の新たなアパレルライン「ジャパンカプセル」です。
「ジャパンカプセル」は、『メレル』が培ってきたアウトドアにおける高いパフォーマンスを、日本のミニマム&ベーシックで洗練されたスタイルに落とし込んで開発された機能性ファッションライン。4シーズン目となる2022年春夏シーズンはリサイクル素材を使用するなど環境に配慮したモノ作りに加えて、アウトドアファッションと相性の良いカーキやコヨーテなどをカラーパレットに採用。予測不能な天候や対応力が求められる野外のフィールドのみならずさまざまなシーンに適応する多能性も相まって、期待以上の活躍を披露してくれることでしょう。
アパレルラインも優秀ですが、『メレル』といえばブランドのアイデンティティであるシューズも忘れてはいけません。そのコンフォータブルな履き心地もさることながら、いつもの着こなしにも程良いアウトドア感を呼び込んでくれるので、今季注目の”アーバンアウトドアスタイル”の足元選びには、まさにうってつけの存在といえるのです。
スタイリストが解説。『メレル』で構築する、テーマ別アウトドアMIXコーデ
深澤勇太(ふかざわゆうた):2008年からフリーランスのスタイリストとして活動開始し、今年でキャリア14年目。等身大のカジュアルスタイルを得意とし、ファッション誌を中心にメンズ・レディスともに手掛けている。
『メレル』のアイテムが「アウトドアMIX」に活躍することがわかったとはいえ、実際のスタイリングも見てみたいところ。そこでご登場いただくのが、メンズファッション誌を中心に活躍中のスタイリスト・深澤勇太さん。トレンドを的確に押さえながらもトゥーマッチにならない等身大のカジュアルスタイルを得意とする彼が、スタイリスト視点で「ジャパンカプセル」と注目シューズをピック。そのポテンシャルを引き出した最旬のアウトドアMIXコーデを提案してもらいました。
▼テーマ1:アメカジ×アウトドアMIX
我々と最も親和性が高いと思われるのが、ここ数シーズンで人気復権の機運が高まるアメカジとのMIXスタイル。誰しもが一度は通ったことのある定番ゆえ、ちゃんと意識しないと洒落感やトレンド感を演出することが難しいことも。無難に陥り過ぎないよう、いかにして個性を出すかがポイントとなります。
セレクトアイテム1
ユーティリティ ベスト
昼夜の寒暖差が激しい今の時期は、軽く羽織れるライトアウターが必須。この「ユーティリティベスト」は、耐久撥水性と耐風性を備えた生地を使用したファンクショナルな1着です。双方向ストレッチが効いているので運動性が高く、重ね着してもストレスを感じることはありません。上下4つ設置されたポケットも、マチ付きで収納力十分。「アウトドアとミリタリー、両方の要素を持ちながらマットな質感で大人な表情。同色のファスナーも何げに気が利いています」(深澤さん)
セレクトアイテム2
レザー
希少価値の高いブランド初期の名作ブーツをピックアップ。厳しい登山道や岩場でも優れたグリップ力と高い安定性を発揮するよう、他モデルよりも硬めのヴィブラムアウトソールを採用しています。レザーの履き口、吸湿性とクッション性に優れたニットのライニング、さらに土や小石などの侵入を防ぐベローズタンと本格派のディテールを網羅。「アッパーに肉厚な撥水フルグレインレザーを贅沢に使用しており、履けば履くほど育て甲斐のある1足。品の良い顔立ちなのですんなりと合わせやすいですよ」(深澤さん)
おすすめスタイリング
馴染みのある「アメカジ」スタイルに“ギア感”をプラスワン
杢グレーのクルーネックスウェットに色落ちしたジーンズ、そして足元はブーツとなれば、アメカジのお約束的スタイルです。かといって“まんま”では面白くないので、今旬の雰囲気を演出すべく上下をサイズアップ。ギア感が色濃い「ユーティリティベスト」と「レザー」も無駄がなくシンプルな意匠が功を奏し、気負うことなく自然に馴染んでいます。「大人のアメカジの基本は、良質なアイテムを中心に色数を絞ってシックにまとめること。ソリッドなベストと表情豊かなジーンズで対比を作り、武骨さと品の良さが同居したブーツで仕上げてみました」(深澤さん)
▼テーマ2:ミリタリー×アウトドアMIX
続いては、メンズカジュアルの基本の1つであるミリタリースタイルとのMIXコーデ。ここで気を付けるべきポイントは、ミリタリーウェア特有のラギッドな雰囲気をどこまで抑えるかです。街着を想定するならば、武骨過ぎるのはトゥーマッチ。されど薄味になり過ぎては本末転倒。そのサジ加減が腕の見せどころといえます。
セレクトアイテム1
ヘイズ ショート
一足早くショーツ解禁と意気込むも、それは昼間の話。夜はまだ肌寒さが残るこの季節。本作のように膝に軽く掛かるくらいの絶妙な丈感が重宝します。さらに、前述の「ユーティリティベスト」同様に双方向ストレッチも効いていて、はき心地の良さは言わずもがな。環境負荷の低い物質を使ったPFCフリーの耐久性撥水も備えており、実にエコフレンドリーです。「このコンビカラーの切り替えが何ともしゃれていますよね。フロントのジップポケットは、貴重品の収納にもぴったりです」(深澤さん)
セレクトアイテム2
エンバーク モック
ミリタリー要素をウェアで取り入れたら、足元は軽快なアウトドアムードに。脱ぎ履きが容易なモックタイプは『メレル』の十八番です。なかでも本作は60%リサイクル素材でニットアッパー、100%リサイクル素材でウェビングを構築。さらに専用のヴィブラムエコデュラアウトソールには30%リサイクル素材を配合するなど、世界的な課題であるサステナブル観点への対応も見逃せません。「動物性由来の素材を使用せず、履き心地は軽くて丈夫。使い勝手も良く、時代に適応した1足です」(深澤さん)
おすすめスタイリング
人気の「ミリタリー」コーデはショーツで軽快さを取り入れる
先程も述べたように、ミリタリーを街着する際の課題となるのがラギッド感の軽減です。こちらのスタイリングでは、アウターのファティーグシャツを春夏らしい色合いのリネン素材に変え、インナーも同系色のベージュを採用しています。そこに、切り替えが目を引く「ヘイズ ショート」と「エンバーク モック」が軽やかな印象を援護射撃。「全体をベージュ~カーキのワントーンで統一すると、都会的でソフトな雰囲気が生まれます。逆にミリタリーの定番色・オリーブはサコッシュで取り込み、全体のアクセントに。ディテールは足し算、色は引き算し、初夏までを意識したスタイルが完成しました」(深澤さん)
▼テーマ3:トラッド×アウトドアMIX
最後は、大人の着こなしに欠かせない要素・トラッドスタイルとのMIXコーデです。アウトドアとは真逆のイメージのため意外に思われるかもしれませんが、だからこそハマれば周囲と差をつける大きなアドバンテージに繋がります。「とはいえ難しいのでは?」なんて声も聞こえますが、ジャケパンに『メレル』のアイテムを挿し込むだけでも十分対応可能なんです。
セレクトアイテム1
サンベイクド ロングスリーブ Tシャツ
ジャケパンの定番インナーはシャツですが、今春はこなれ感を演出してくれるロンTを推奨。100%オーガニックコットンを使用しているので着込むほどに独特の風合いに変化し、肌に馴染んでいく感覚が楽しめます。狙うは大人の着こなしということで、胸元と背面に単色プリントでロゴをあしらったのみというシンプルさも願ったり叶ったり。「汎用性の高いカラバリと、リラックス感を残しながらもしっかりした生地感。これだったら1枚で着てもサマになりますね」(深澤さん)
セレクトアイテム2
モアブ スピード ゴアテックス
合わせる足元には、同社の定番ハイキングシューズ「モアブ」の新作を。アッパーは透湿防水性能に優れたゴアテックスメンブレンを搭載。アウトソールには30%のリサイクル素材を配合した『メレル』専用のヴィブラムエコデュラを採用しており、山型形状のラグを備えたトラクションラグを合わせてグリップ力や耐久性にも妥協しません。「ギア感が非常に強いのですが、ローカットフォルムでボトムスを選ばず合わせられるのは強み。どうせだったら、これくらい振り切ったほうが楽しいと思います」(深澤さん)
おすすめスタイリング
落ち着きのある「トラッド」スタイルは足元で遊ぶ
上記のアイテムを合わせるのが、金ボタンのネイビーブレザー×ホワイトデニムパンツという、春らしくも落ち着きのあるアメトラコーデ。ポイントは全体に漂うリラックスムード。ウェアのサイジングにゆったり余裕を持たせて、インナーの「サンベイクド ロングスリーブ Tシャツ」は裾出し、逆にボトムスの裾はラフにひとまくり。このちょっとしたテクの積み重ねが、絶妙な抜け感を生むのです。「1番の見どころはシューズですね。これで足元が革靴だといたって普通。そこでギア感の強い「モアブ スピード ゴアテックス」でハズして、ミスマッチの妙と軽快さを取り入れるよう意識しました」(深澤さん)
『メレル』で楽しむ、組み合わせの妙味。この春、旬も洒落感も手に入れよう
カットソー13,200円/ロサンゼルス アパレル×ビューティ&ユース(ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ丸の内店TEL:03-6212-1500)
今回提案してもらった3つのMIXコーデに共通するのが“組み合わせのバランス”。例えば、アウターがディテールに凝ったアイテムなら、インナーとボトムスはシンプルにサイジングで変化をつける。逆もまたしかり。この大人の着こなしの鉄則にもってこいなのが『メレル』のアイテムというわけです。深澤さん曰く、「スタイリングしてみてわかったのですが、「ジャパンカプセル」はファッション性も高く、何よりトレンド要素を取り入れる塩梅が絶妙。アウトドアMIXに挑戦はしたいけれど、本気のアウトドアギアは躊躇してしまうという人は、ぜひ取り入れてみてもらいたいですね。もちろん、そのときの足元は『メレル』のシューズで」。このように、快適性と洒落感を両得できる『メレル』なら、春ファッションがもっと楽しくなること請け合いです。
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※掲載の金額はすべて税込価格です
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Photo_Toshiyuki Tanaka
Styling_Yuta Fukazawa
Hair & Make_Taichi Yoneo
Model_Yoshiaki Takahashi
Text_TOMMY