
“古着っぽさ”でこなれ感アップ。'47のキャップが春夏コーデを完成させる
春夏に頻発するコーデの薄味症候群。その解消に効果テキメンなのが『'47』の帽子「レイクショア」シリーズだ。古着調の風合いが着こなしをこなれた印象へと導いてくれる。
淡泊になりがちな春夏コーデは、キャップを取り入れるだけでグッと差がつく
春夏シーズンのコーデは意外と難しい。なぜなら、秋冬に比べて身に着けるアイテムの数が格段に減り、全体がぼんやりした印象になったり着こなしがマンネリ化したりしがちだからだ。そんなときには、小物を活用するのが最良の手段。シルバーアクセや巻き物などもあるが、手っ取り早くコーデにポイントを作れるアイテムとしてイチ押しなのが、キャップである。特にクラウンが低めに設定された浅めのローキャップは、被るだけでスポーティなムードを注入でき、着こなしにこなれた印象を上乗せ可能。汎用性についても非常に優秀で、ラフなTシャツにも上品なシャツにもマッチしてくれる万能アイテムだ。
大人にうれしい安心感。頼りになるのは、米国の名門『'47(フォーティーセブン)』
ひと口にキャップといっても、数え切れないほどの選択肢がある。いったいどれを選んでいいのやら……と悩む場面もあるだろう。そんなとき、大人が買って間違いないブランドとして推奨したいのが『'47(フォーティーセブン)』だ。1947年にアメリカ・ボストンで設立された同ブランドは、MLB・NFL・NBA・NHLという全米四大プロスポーツリーグとパートナーシップを結ぶ名門。確かな品質をはじめ、デザイン性の高さやカラバリの豊富さなどが評価され、これまでに『シュプリーム』や『ナンガ』『N.ハリウッド』といった名だたるブランドとコラボレーションしたことも。現在では老舗スポーツブランドの枠を超え、ファッションブランドとしても広く認知されている。
そんな『'47』には多彩なキャップがラインアップされているが、なかでも今シーズンの注目株は、ヴィンテージを思わせる風合いが独特な存在感を放つ「レイクショア」シリーズ。その魅力を以下でひも解いていこう。
古着のようなこなれ感。「レイクショア」はキャップ新しくも懐かしい
「レイクショア」シリーズのベースになっているのは、『'47』の最定番の1つに数えられるモデル「'47 クリーンナップ」。カーブしたバイザーと、被りの浅いローキャップと呼ばれるカタチが特徴のベースボールキャップだ。
もともとカラーや刺繍など多彩なバリエーションを誇るモデルだが、本作ではボディにバイオウォッシュド加工が施されているのが最大の特徴。日に焼けたような色褪せた感じといい、クッタリとした生地の風合いといい、古着を思わせる味のある仕上がりとなっている。フロントにはお馴染み「ヤンキース」や「エンゼルス」といったMLBの強豪チームのロゴがデザインされているのだが、このロゴもまた、加工によってニュアンスのある表情に。これによりスタイリングに組み込んだ際、着こなしにすんなり馴染みつつもこなれた存在感を主張してくれ、コーデがグッとしゃれて見えるのだ。なお、環境に配慮し、バイオウォッシュド加工の工程には自然由来のものが使われているのも特筆すべきこだわりといえる。
例えば、Tシャツにスラックス風パンツという初夏のミニマルなスタイリング。Tシャツのワンポイントロゴやタック入りパンツのワイドシルエットが今っぽさを感じさせるものの、それだけではどこか物足りない印象になりかねない。そこで出番となるのが、さりげなく存在感のある「レイクショア」シリーズのキャップ。これをプラスするだけで、ほらご覧の通り。シンプルコーデの格好のアクセントとして機能しているのがおわかりいただけるだろう。このモデルは被りが浅めに設定されていて、かつヴィンテージ調の風合いゆえ、スポーティすぎずシックにまとまるのもうれしい。
春夏コーデのラストピースとして。『'47』のヴィンテージ調キャップが頼りになる
カラーバリエーション豊富で、ベーシックなネイビーからナチュラルなベージュ、挿し色になるレッドなど、チョイスはよりどりみどり。そして何より、古き良きベースボールキャップのスタイルを踏襲した正統デザインはトレンドに左右されることなく、さらに使い続けるほどに味わいを増していく。これからの季節、スタイリングの薄味化を感じたらぜひ『'47』の「レイクショア」シリーズを手に取ってみてほしい。このキャップは、単なる小物ではなく、むしろ大人の春夏コーデにおいて主役級の存在感を発揮し得るパワーアイテムだ。
Text_Ryota Osujo