
サマースタイルに“+1”を宿す2WAYグラス。ジンズ スイッチを、洒落者2人が手にしたら
メガネとサングラスを手軽に切り替えられる「ジンズ スイッチ」は、スタイル拡充に役立つ優等生。洒落者2人が実際に体験しながら、各々の視点でその魅力を語ります。
サングラスの季節到来。合理的な大人の選択に「ジンズ スイッチ」を
夏が迫るにつれ、強烈さを増していく日差し。特にスカッと晴れた日ともなれば、日光への対策は必要不可欠なものとなるでしょう。そして屋外アクティビティを嗜む人が増えつつある昨今においては、肌だけでなく“目”もまた日焼けから保護すべき対象です。米国や豪州などのアクティビティ大国ではサングラスの携行が一般化していますが、夏の日差しの強さについてはここ日本もかなりのもの。我々も同様に入手を検討しておくのが得策です。
とはいえ、普段からクリアレンズのメガネを愛用している人からするとサングラスとの2本持ちはあまり現実的とはいえませんよね。アウトドアシーンで細かな作業を行うときなど、いちいちバッグから取り出して掛け替える手間は想像以上に面倒なものです。「ジンズ スイッチ」はそんなジレンマを解決すべく、『ジンズ』が2015年より手掛けているシリーズ。クリアレンズのメガネにプレートを重ねるだけでサングラスに切り替えできるお手軽さから支持を集め、現在では夏の定番人気シリーズとして君臨しています。スタイルを自在に“スイッチ”できる1本は、ツールとしての利便性はもとより、ファッション性においても合理的といえるでしょう。
ファッション観点か、アクティビティ需要か。2人が見いだす「ジンズ スイッチ」の価値
場面を横断してシームレスに使える「ジンズ スイッチ」は多彩なラインアップも魅力のひとつ。2022年の春夏は「クラシック」「トレンド」「スリムコンビ」「フリップアップ」「スポーツ」の5カテゴリで製品を展開しています。TASCLAPではその中から、ファッション性を追求した「クラシック」とドライブ・アウトドアなどのアクティブシーンで強さを発揮する「フリップアップ」にフィーチャー。ファッション業界におけるプロであるスタイリストの井上裕介さんとモデルの春日潤也さんにご登場いただき、実物を手に取りながら、目の肥えた洒落者たちの視点で魅力を語ってもらいました。
左/井上裕介さん。有名誌を中心に引っ張りだこの人気スタイリスト。カジュアルからドレスまで幅広い知識を有し、アイウェアへの造詣も深い。右/春日潤也さん。CM・カタログ・雑誌・WEBなど多彩なフィールドで活躍。現在は東京と島根の2か所に拠点を置き、出雲市でアウトドアショップ&レストランのプロデュースも行う。
春日潤也さん(以下、春日)「井上さんは基本的に普段からメガネですから、アイウェアには一家言ありそうですよね。実際に今季の「ジンズ スイッチ」のアイテムを手に取ってみて感じたことはありますか?」
井上裕介(以下、井上)「クリアレンズのメガネの上にプレートを着けたら重いんじゃないかと思ったんですが……、どの型も軽いから驚きましたね。一日中メガネを掛けて生活しているので、僕にとって重さはかなり大事な要素。それだけにこういうタイプはあまり挑戦してこなかったんですが、これなら快適に掛けられそうです」
春日「確かに相当軽いですよね。それに、プレートやレンズを重ねた状態でも掛け心地に違和感がまったくないから驚きました」
井上「春日さんから見た印象はどうですか? モデルという職業柄かもしれませんが、普段からいろいろなアイウェアに挑戦されていますよね」
春日「僕はお気に入りの1本をずっと掛けるというよりは、いろんなデザインをその日の気分で試したくなるタイプ。だから「ジンズ スイッチ」みたいに、自分の好きなタイミングでメガネとサングラスを替えられるのはうれしいですね。クリアレンズに度を入れれば当然ながら度入りサングラスになるわけで、コストパフォーマンスも良いですし」
井上「メガネとサングラスを両方買い揃えて、なおかつ各々に度を入れるとなると費用が相当嵩みますからね。これなら1本で済みますし、本体に薄型レンズ代も込みだから本当に助かります」
▼1本で広がるスタイリングの“幅”。「クラシック」で、トレンドの薄づきカラーレンズに気軽に挑戦
スタイリストという仕事柄、メガネをファッション小物的な意味合いで選ぶことが多いという井上さんは「クラシック」に着目した様子です。トレンド感のある薄づきカラーレンズの採用や、装着することでダブルリム風になるプレートなど、異なる印象を楽しめるのが特徴の「クラシック」。もちろんそのレンズは、UVカット性能をしっかり持ち合わせています。
井上「この「クラシック」は、僕が普段愛用しているメガネに近いデザインが多いので気になっています。ボストンやウェリントンなど、洒落感がありつつ気軽に試せそうなルックスのモノが揃っていますよね」
春日「見た感じ、どれも定番の形がベースになっているので普段使いもしやすそう!」
井上「まさにそう。それでいてプレートをセットすればさりげなくしゃれた雰囲気を出せるから一石二鳥なんですよね。色だけでなく、プレートの着脱でデザインが変化するモデルがあるのも「クラシック」の面白いところ。メガネ本体にセル、プレートにメタルを使った異素材コンビの型もありますし、ファッション的にアイウェアを楽しみたい人にはぴったりだと思います」
春日「薄づきのカラーレンズって男女問わず最近流行っていますし、気になっていたんです。ファッション好きとして、1本は持っておきたいですよね。それに室内で掛けていても違和感がないのも良いところ」
井上「レストランとかカフェにだってそのまま入っていけますよね」
春日「そうそう。真っ黒なサングラスだとさすがに室内で掛けるのは厳しいですが、薄づきのカラーレンズならそのまま掛けていてもあまり不自然に見えません。店員さんとアイコンタクトを取ることもできますし。サングラスをお店の中で外してそのままテーブルに忘れて帰ってきてしまうのは僕にとって日常茶飯事(笑)。だから、“掛けっぱなしでOK”なアイウェアはありがたい存在です」
井上「忘れてきてしまうのは単にお酒の飲み過ぎもあると思いますけどね(笑)」
春日「プレートのアリ・ナシで雰囲気がガラッと変わるなら、それに合わせて着こなしを変えてみるのも面白そうですよね。井上さんなら「ジンズ スイッチ」の二面性を生かしてどうスタイリングしますか?」
井上「プレートなしのクリアレンズだったら、やっぱりシャツのような上品なトップスが合うと思いますね。開放感が欲しくなる夏には、涼しげなオープンカラーシャツが気分。ボトムスにはちょっとゆるめのトラウザーなどを持ってくると、クリアレンズならではの知的な空気を生かせます。シャツが胸ポケット付きなら、外したプレートをそのまま収めておけるのでより好都合かもしれませんね」
春日「いわゆる“きれいめカジュアル”ですね。うん、井上さんらしい」
井上「プレートありのサングラスは、クリアレンズと比較するとややアクティブ感が色濃い印象。なので、アウトドアテイストな着こなしと相性が良さそうですね。今年なら、トレンドに則ってハンティングベストと合わせてみても良いかなと思っています」
春日「薄づきのカラーレンズなら、“ガチ”なサングラスほど本気のアウトドア感が出ないですし、街でアクティブなスタイルを楽しむうえでちょうどいいバランスが描けそうです。それに、目元が見えるぶん、マスクと一緒に着けても不審者っぽくならないのはうれしいかも(笑)」
ラインアップ
色だけじゃなく、形もさまざま。巧みに“ウマみ”を取り入れた「クラシック」
左上:UMF-22S-088、左下:URF-22S-089、右下:UMF-22S-087/以上すべて11,000円(税込)
3型3色ずつのバラエティ豊かな9種がスタンバイする「クラシック」カテゴリ。いずれも合わせやすい正統派なデザインとなっていますが、プレートをセットすることによりファッション的な冒険も気軽に行えます。あえて“重(かさ)なり”を意識させるよう調整されたデザインも、スタイリッシュな雰囲気を増幅。カラビナ付きのプレート専用収納ケースが付属するため、普段の持ち運びもストレスなく行えます。
▼釣り好きの春日さんが熱視線。「フリップアップ」でアクティビティがもっとスマートに
合計5つのカテゴリで展開される「ジンズ スイッチ」。その中でも、唯一跳ね上げ式プレートを採用するのが「フリップアップ」です。プレートを上部リムにマグネットで装着しておける仕様ゆえ、メガネとサングラスのスイッチは極めてイージー! その操作性と携帯性の高さから、アウトドア好きから絶大な支持を集めているアイテムでもあります。
春日「先程の「クラシック」も捨て難いところですが、「フリップアップ」のほうが自分のライフスタイルにはより合っているように感じました。何せアウトドア活動が多いので(笑)」
井上「春日さんといえば、ファッション業界きっての釣り好きですよね。実際のところ、釣りで「フリップアップ」が役立つ場面は相当あるんじゃないですか?」
春日「そもそも水辺のアクティビティではサングラスが必須なんですよ。水面が光を無造作に反射するせいで、目への負担が半端じゃなく大きいですから。この「フリップアップ」は水面の乱反射をカットする偏光レンズを搭載しているので、水面と長時間向き合う釣りにはおあつらえ向きですね。それだけではなく、反射を抑えることで水の中にいる魚の動きがよく見えるという利点もあります」
井上「日差しの強い夏はとりわけ反射光が強烈になりますからね。あとは、手元で細かい作業を行う際にも「フリップアップ」ならスマートな気がします」
春日「そうなんですよ! ルアーの交換とかは手元で繊細な作業が要求されるので、サングラスを掛けたままだと結構やりにくい。かといって、わざわざメガネに掛け替えるのも面倒じゃないですか。釣りって常に時間との戦いですし、1秒も無駄にしたくないんです。その点「フリップアップ」なら一瞬でクリアレンズへとシフトできるので、凄く便利!」
井上「指1本でクリアレンズに変えられるから、フィッシンググローブを着けたままでも扱いやすそうですよね。何よりアウトドアでは、極力荷物をコンパクトにしたいもの。メガネ・サングラスで度入りを2本持ち歩くのが難しいことも少なくありません。1本で2役っていうのは、利点としてかなり大きい気がします」
春日「釣りの行き帰りの運転や普段のドライブも、そのまま「フリップアップ」でOK。日中の運転でサングラスを掛けていると、暗いトンネルに入る前は一旦外す必要がありますよね? でも、これならピンッとレンズプレートを跳ね上げるだけでトンネル内でも視界を確保できるので楽なんです。トンネルを抜けたらすぐサングラスに戻せますしね」
井上「あぁ、わかります! それに、普通のサングラスだと運転中に外したとき不意に落としてしまうことがあったりして……結構なストレスなんですよね」
春日「これなら基本的に外す必要がないので、その懸念もなくなりますね」
井上「他に、春日さんの日常で「フリップアップ」が役立ちそうなシーンってありますか?」
春日「僕のもうひとつの拠点、島根では畑を借りて農業に取り組んでいるんですが、そこでも大いに活躍してくれそう。外の日差しが強烈な一方、室内での作業も結構多かったりするので「フリップアップ」の特性が生きる気がしますね。レンズをスイッチする操作はワンタッチだから作業用のゴム手袋したままでも大丈夫ですし。釣り・車・農作業と、本当に僕のライフスタイルにハマるアイテムだな、と感じています」
井上「この「フリップアップ」はリム上部のマグネットが強力なので、跳ね上げ状態でも装着時の安定感がありますよね。なので農作業もそうですが、それなりに運動量の多いアクティビティでも安心して使えるんじゃないでしょうか」
春日「そうですね。外遊びが好きな人にとっては間違いなくお役立ちなアイテムになると思います。「フリップアップ」に慣れてしまうと、メガネとサングラスの2本持ちには戻れなくなってしまうかも(笑)」
ラインアップ
ウェリントンかスクエアか。手堅い2択から手にする「フリップアップ」
左:MRF-22S-141、右:MRF-22S-142/ともに13,200円(税込)
「フリップアップ」で展開されるのはウェリントンとスクエアの2型。天地幅が広めでクラシカルなウェリントンに、天地幅が狭くシャープなスクエアと印象は異なりますが、どちらも取り回しの効く手堅いデザインであることは共通項です。また、それぞれにカラーとレンズの違いで3種ずつを用意。今回春日さんが着用したのは偏光レンズプレートのモデルですが、信号やブレーキランプなどの視認性を高めたドライブレンズプレートのモデルもあるので、車移動が多い人なら検討しておいて損はないでしょう。自身の生活スタイルに合わせて選択するのが良さそうです。
この夏がちょっと楽しくなる。あなたの+1は、どちらの「ジンズ スイッチ」?
これからの時期に必須のサングラスですが、メガネとの2本持ちは面倒だし両方に度を入れるのもコストがもったいない……など、普段アイウェアを掛ける人にとってデメリットが多いのも事実。しかし、1本でメガネとサングラスを自在に行き来できる「ジンズ スイッチ」なら、それらの憂いはマルッと解決できます。業界の洒落者も太鼓判を押す同アイテムは、日差しを防ぐ実用ツールとしても、装いの振り幅を広げるファッション小物としても大いに躍動してくれるでしょう。旬な薄づきのカラーレンズを装備した「クラシック」に、操作性・携帯性抜群でアクティビティもお任せな「フリップアップ」。自身の“キャラ”に合った1本で、来る夏を思い切り謳歌してください!
▼対談中着用アイテム(井上さん)
ポロシャツ14,080円/レミ レリーフ(ユナイト ナイン TEL:03-5464-9976)、ジーンズ25,300円/エフシーイー(R)×ラングラー(エフシーイーフラッグシップストアトウキョウ TEL:03-6452-5867)、その他スタイリスト私物
▼対談中着用アイテム(春日さん)
ワークシャツ19,800円/キャル オー ライン(ユナイト ナイン TEL:03-5464-9976)、その他スタイリスト私物
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※掲載の金額はすべて税込価格です
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Photo_Shoichi Muramoto
Styling_Yusuke Inoue
Hair&Make_Taichi Yoneo
Model_Junya Kasuga
Text_Satoshi Yamasaki