
業界を席巻した腕時計に利便性をオン。名作・ヴォラレから届いた新たな提案とは
腕時計も“サステナブル目線”で選ぶ時代。ソーラー時計へと進化を遂げた「ヴォラレ」なら、アクセサリーのように纏う楽しさを享受でき、さらに環境にだって配慮できます。
ファッションウォッチの革命児。『クラス14』が示す、ポジティブな環境対策
SDGs(持続可能な開発目標)の取り組みが広く浸透し、腕時計業界においてもサステナブルであることが無視できない時代に。しかしその選択肢の多くは、既存モデルの素材変更に代表される限定的なアプローチがほとんど。せっかくサステナブルな1本を手にするのであれば、何か+αの価値も享受したい……。でもそれがなかなか叶わない状況でした。
今回、そんな状況に新しい風を吹き込んでくれる大型ルーキーがお見え! それが『クラス14』の「ヴォラレ ソーラー」です。『クラス14』といえば2016年に日本に本格上陸し、ファッションウォッチにおける新潮流を生み出したブランド。同社の代表作のデザインにアレンジを加えつつ、ソーラームーブメントを搭載したのです。
個性を表現する腕時計。改めて知る『クラス14』というブランド
「ヴォラレ ソーラー」の魅力を読み解く前に、『クラス14』についておさらいしておきましょう。同社は“ユニークさを日常に”というコンセプトを掲げ、腕時計のアクセサリー的な側面を研ぎ澄ましたプロダクトを提案するブランド。イタリア人チーフデザイナー、マリオ・ノービレ氏のデザイン哲学は独創的なもので、「私はアクセサリーや革製品をデザインするようなユニークな発想で腕時計を作っています」と公言。『クラス14』の腕時計においても、センスの良いアクセサリーを身に着けるような高揚感を味わうことができます。
今回ご紹介する「ヴォラレ ソーラー」のベースとなった「ヴォラレ」は、そんな同社の看板モデルにして一番人気のモデルです。すり鉢状の文字盤とその傾斜に添わせたインデックスが特徴的で、光の当たり方や見る角度によって印象が変化。そのため立体的な表情が生まれるのです。デザイン自体は、装飾性をそぎ落としたミニマル顔。ゆえに従来のファッションウォッチのように装飾性が過度に際立つこともなく、カジュアルな装いはもちろん、ジャケットスタイルにもよく映えます。そして「ヴォラレ ソーラー」も、そんな名品のDNAを踏襲。TPOを横断する洒落感は、心強い武器となってくれます。
ベースとなるのは名作「ヴォラレ」。ソーラーになり、変わったこと
ここからは本題である「ヴォラレ ソーラー」の魅力を見ていきましょう。
まず、注目すべきは心臓部となるムーブメント。見た目だけを追求するブランドでないことを示すかのように、国産のソーラームーブメントを搭載しています。リサイクル素材のステンレススチールを採用したケースや文字盤は、オリジナルの「ヴォラレ」同様にミニマルかつソリッドなデザインを踏襲。機能が優先されがちなソーラーウォッチでありながら、それを感じさせないスタイリッシュさを放っています。特にストラップとの接続部であるラグにはオリジナルには見られなかった面取りが施されており、腕にのせた際にスリム見えする視覚効果も期待できます。
裏蓋はスクリューバック仕様。ケース径は39mmと34mmの2サイズで展開されています。『クラス14』の腕時計はジェンダーレス&エイジレスな発想に基づいてデザインされており、同じモデルで男性が着けやすいサイズと女性向けサイズの両方をラインアップするのはお家芸。もちろんよりクラシカルな顔立ちになる34mmを男性が腕に巻くのもアリですし、本モデルをパートナーとのペアアクセとして楽しむことも可能。また、ギフトにしてもお相手の喜ぶ笑顔が見られそうです。
▼ソーラーになっただけじゃない。スタイリッシュさ漂う、ヘキサゴン文字盤
「ヴォラレ ソーラー」を特徴づける意匠として目を引くのが、立体的かつ奥行きのある文字盤のデザインです。従来の「ヴォラレ」が二重円を特徴とするすり鉢形状だったのに対し、本作は文字盤の中心部をヘキサゴン形状(六角形)にアレンジ。よく見ると分針・秒針にも文字盤の形状に沿うような角度が施されており、双方が調和したその形状がまた目を楽しませてくれます。太陽の光をイメージしたこれらの直線的な意匠が加わったことで、クリーンな装いとの親和性がさらに向上。ビズカジのハズしとしても映える、絶妙なスタイリッシュさを湛えています。
▼細部にも見られる環境への配慮。見た目だって妥協しない“アップルピールレザー”ストラップ
「ヴォラレ ソーラー」はメッシュブレスのモデルに加え、レザー調ストラップを採用したモデルを選ぶことも可能。このレザー調ストラップには、リンゴの皮を再利用した“アップルピールレザー”が採用されています。環境に配慮した素材でありながら、ナチュラルなシボが浮かぶその質感は本革と比べて遜色のない味わい深さ。なおかつ、本革では敬遠される汗や汚れにも強く、実用面におけるアドバンテージも期待できます。
▼ラインアップは全6種。かゆいところに手が届く、“らしい”バリエーション
前項でも少し触れたように、「ヴォラレ ソーラー」は2サイズ展開。双方のサイズに、メッシュブレス採用のブラック(34mmモデルはローズゴールド)、“アップルピールレザー”採用のシャンパンゴールド、ヴィンテージゴールドの3色のカラバリが用意されています。両サイズとも時計界のトレンドにして、日本人の腕に馴染みやすい小径モデルゆえ、安心して自分好みの配色を選べるのもうれしいですね。
39mm径
一筋縄ではいかないカラーリング。ビジカジにだってマッチする、40mmアンダーが心地良い
39mmモデルの魅力は、やはり40mmを切るサイズ感ならではといえる袖口への収まりの良さ。加えて、腕元でそのソリッドなデザインを程良く主張してくれる点でしょう。また、『クラス14』らしい感度の高い配色も見どころで、華やかさがありつつも華美な印象に傾くことのないシャンパンゴールドのケースには、美しく調和するブラウンフェイスを採用。一方で、ヴィンテージゴールドケースにはどこかデニムを彷彿とさせるディープブルーフェイスを組み合わせ、温故知新な美意識を感じさせる佇まいに。どの色を選んでも、センス良く身に着けられること請け合いです。
34mm径
ドレスウォッチとしても、パートナーとのシェア用にも。クラシックを主張する小径ウォッチ
一方の34mmモデルは、一回り小さいそのサイズ感が武器。クラシカルさが際立ち、よりドレスウォッチに近い感覚で纏える品の良さが薫ります。なお、39mmモデルとの違いに、ブラックフェイスモデルのケース&メッシュブレスがローズゴールドに変更されていることが挙げられます。文字盤に配したブラックの引き締め効果により、華やかさと精悍さを併せ持つバランスに仕上がっています。着こなす服がドレス系、きれいめ系がメインの場合は、このサイズ感ならではの品の良さがしっくりくるはず。もちろん前述の通り、女性とのシェア提案にもちょうどいいサイズ感です。
人気腕時計ショップ「チックタック」オリジナルの限定カラーも発売中
両サイズともに3色から選べる「ヴォラレ ソーラー」ですが、その選択肢をさらに広げてくれる「チックタック」限定カラーもお目見えしています。ダイヤルの配色には“ダークネス”と名付けられたブラックカラーを採用することで、ニュアンスのある表情を演出。ケースやラグは肌馴染みが良く、それでいて華やかさを添えてくれるローズゴールドで彩られており、ライトグレーのリサイクルレザーストラップとの上品なコントラストを印象付けられます。こちらもペア使い対応可能な、39mmと34mmの2サイズ展開。
クリスマスも視野に。今しか手に入らない“ペアウォッチ“も見逃せない
ギフトシーズンに向けた特別感のある選択肢として、11月20日(日)に発売される『クラス14』のクリスマス限定モデルもお見逃しなく。こちらは、オリジナルの「ヴォラレ」に限定カラーを用いた「ヴォラレ グリーン」。42mmのメンズはヴィンテージゴールド、32mmのレディースはシャンパンゴールドに彩られたケースが、クリスマスらしいグリーンダイヤルを鮮やかに引き立ててくれます。ちなみにこの限定モデルは実は2型展開。写真のグリーンの他に、2時位置のインデックスにクリスタルを施した「ヴォラレ ストーン」もラインアップ。高級感をさりげなく印象付けるなら、選択肢として検討の価値ありです。ぜひ、店頭でチェックを。
ソーラーになる、意味がある。「ヴォラレ ソーラー」って、面白い!
持続可能な生活スタイルを選ぶことは、未来を切り開くための前向きな選択。サステナブルな腕時計だって、これを身に着けたいと思わせる前向きな気持ちから手にするほうが、地球環境のための行動も楽しめるに違いありません。その意味でいうと「ヴォラレ ソーラー」は、ひとつの理想的な選択肢。ファッションの一部として纏いたくなる腕時計を選ぶことが、環境に配慮した行動にもなるのですから。良いものを長く使いたいと願う“サステナブル目線”においても、良き相棒になってくれるに違いありません。
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Text_Takumi Endo