
今を意識するならこんな腕時計。“わかってるね”を引き出す「小径×カラー」の旬法則
小ぶりな時計が新定番として脚光を浴びる現在。中でも、さりげなく洒落感を演出できるカラーものが人気を高めています。そんな“今”を体現する『ティソ』の新作を深掘り!
“小径”にはさりげなく色を添えるべし。名作「ティソ PRX」に学ぶ時計選びの新機軸
今はデカ厚ケースで主張するよりも、本当に自分の腕にフィットする1本を身に着けるのが時計界のトレンド。実際、巷の話題作においてもケース径の小さな“小径”モデルが目白押しです。一方、「着こなしのアクセントとして活用したい」というニーズの高まりから、小径の中でも印象的なカラーものを選ぶ人が増えています。
こうした時流に見事合致する1本としてご紹介したいのが、『ティソ』の新作「ティソ PRX 35mm パワーマティック 80」です。35mmという小ぶりなケースサイズに鮮やかなカラーリングを採用し、腕元からさりげなく洒落感を演出。1978年発売のアーカイブモデルを原点とする一体型ケースや直線的なフォルムも印象的で、ヴィンテージの魅力とモダンな機能性を見事に融合させています。
モダンorレトロ、どちらがお好み? 今チョイスしたい2つの推しカラー
そんな「ティソ PRX 35mm パワーマティック 80」を象徴するカラーが、モダンな雰囲気の漂うアイスブルーと、レトロな感性を放つイエローゴールドの2つ。いずれも着こなしのアクセントとして活躍してくれること請け合いのモデルです。
カラー1
最旬色の「アイスブルー」。鮮やかな文字盤が腕元をクリーンな印象に
高級感やエレガンスのある風合いを追求してきた時計業界にあって、新しいトレンドとして注目されているのがパステルカラーです。今作で採用されたアイスブルーは、まさにその好例。華やかさとクリーンさを併せ持ち、時計の新たな魅力を引き出しています。さらに注目すべきは、文字盤に施されたチェッカー・パターン。微細な凹凸が複層的な輝きを生み出し、アイスブルーの美しさをさらに高めてくれるんです。ネイビーと同じ寒色系だから、白シャツやデニムなど定番アイテムと相性が良いのもポイント。
カラー2
どこか懐かしいも新しい。「イエローゴールド」でネオクラシックな雰囲気を纏う
一方のイエローゴールドは、文字盤だけでなくケースやストラップも同じカラーで統一。さりげなくも力強い個性を感じさせる1本です。新しい価値を見出そうという1970年代のポストモダン時代を彷彿とさせ、全体に漂うレトロな雰囲気が逆に新鮮なスタイルを生み出しています。インパクトのある色合いながら、ヘアラインとポリッシュの仕上げを上手に組み合わせることで悪目立ちせず、バランス良く表現しているのはさすがのひと言。直線的でシャープな造形も際立ち、アクセサリーとして高い存在感を発揮します。
外面だけじゃない。最長80時間のパワーリザーブが日常使いの快適性を徹底サポート
この時計の優れた点はファッション性だけでなく、実用性にもあります。35mmという小径モデルながら、「パワーマティック 80」という驚くほどパワフルな心臓部を宿しているんです。一般的な機械式ムーブメントの駆動時間は約40時間といわれていますが、その2倍にあたる最長80時間を記録。金曜日の夜に時計を外して土日は使わずにいたとしても、月曜日の朝まで動き続けているので、いちいち時刻合わせをする手間が生じません。さらには非磁性合金の先進素材「ニヴァクロン(TM)製ひげゼンマイ」を採用し、“磁気帯びで精度に狂いが生じる”という機械式時計の弱点を克服。スマホやパソコンから発する磁気を気にすることなく、自由に使えるんです。
こなれた大人の相棒に。『ティソ』の小径×カラー時計は腕元のニュースタンダードだ
アイスブルーとゴールド以外にも、カラバリとしてブルー、ブラック、グリーン、マザーオブパール(ホワイト)を展開。ベーシックな色合いなので、より幅広い装いに合わせることが可能です。
35mmという小径ケースと洗練されたカラーリングによって旬なスタイルを実現した「ティソ PRX 35mm パワーマティック 80」。1970年代の息遣いを宿しつつ現代にふさわしいポテンシャルを備えた、“間違いのない”タイムピースだといえるでしょう。スイスメイドながら手を出しやすい価格を実現しているのも魅力で、時計選びの第一候補にぜひ挙げたい1本です!
Text_Hiroyuki Yokoyama