
今、おしゃれな30・40代はアディダスを街使い! 秋冬の鍵を握る二大アイテムはこう着る
街に馴染みやすく着心地も快適。そんな「アディダス スポーツウェア」の実力を各業界のトップランナーたちもこぞって絶賛。その活用術を、彼らの着こなしから見ていこう。
快適でスタイリッシュ。スポーツMIXの“街行きコーデ”が今の気分
ダイバーシティ化が進む世の中において、大人たちの間で「自分らしくいたい」「いつでも自由を感じていたい」という機運がさらに高まりを見せている。彼らが身に着けるアイテムに求めるのは、気持ち良さ、動きやすさ、そして開放感だ。スポーティなウェアのデイリーユース化はそれを顕著に表していると言っていいだろう。動きの自由が行動範囲を広げ、リラックス感がストレス軽減に貢献。その上、“運動着”に見えない街に馴染むルックスとなれば、自然と日常に取り入れたくなるものだ。
良デザイン&高コスパ。「アディダス スポーツウェア」が大人にジャストフィットする
日常でも手軽にスポーツMIXを楽しみたい。そんなアクティブな大人たちのニーズに応えるのが、“スポーツ生まれ、ふだん使い。”をコンセプトに、『アディダス』が誇るテクノロジーを採用しながら、快適さとファッション性を追求したデイリーウェアを手に取りやすい価格帯で展開する「アディダス スポーツウェア」だ。もちろん、さまざまなカルチャーと結びついてファッションシーンに影響を及ぼしてきたブランドのアイデンティティは、同レーベルにもしっかり息づいている。
おしゃれな大人はこう着る! 「アディダス スポーツウェア」の注目二大アイテム活用例
豊富なラインアップの中でも、とりわけポテンシャルを存分に感じられるアイテムがある。それは、秋冬の鍵を握る「スウェットシャツ」と「ウインドブレーカー」だ。ファッションシーンや美容業界の最前線で活躍する30・40代の大人たちは、どのように普段着へと落とし込んでいるのか? 彼らのリアルなコーデを参考に、着こなしのポイントを解説していこう。
▼注目アイテム1:今秋の大本命。コーデの主役になる「ワーディングスウェットシャツ」
素材に起用したのは柔らかなフリース。そのやさしさがスウェットシャツならではの気楽さや気持ち良さを堪能させてくれる。バックヨークに施された文字入りのラインからはストリートカルチャーの風味が漂い、肩口へと目を移せば大胆なドロップショルダーが独特な佇まいを演出。UNITEFIT(ユナイトフィット)システムと名付けられたそのパターンは、今の空気感やリラックス感を促すだけでなく、ジェンダーや体型の枠を越えてあらゆる大人に寄り添ってくれる。
おしゃれ業界人1
スタイリスト・松平さんは、巧妙なデザイン&フォルムを生かして上下スポーティに着こなす
松平浩市さん/スタイリスト菊池陽之介氏に師事し2012年に独立。『オーシャンズ』をはじめとするファッション誌に加え、CMや広告、カタログなど幅広い媒体で腕を振るう。普段の着こなしはストリート系がメイン。
「自分の中で、もともとスウェットシャツは普段着の主軸」と語るのは、多くのメディアで引っ張りだこのスタイリスト、松平さんだ。ただ、カジュアルなアイテムだけに、“部屋着に見せない”、“無難に落ち着かせな過ぎない”といった点には配慮しているという。「いつもは黒を着ることが多いですね。それだけでモダンに見えますから。ただ、今ならこんな鮮やかな色味もいい。これからの時期は着こなしが落ち着いてしまいがちなので、それを打開する起爆剤としてうってつけです」
彼が注目したのは、独創的なパターンと背後にあしらわれたデザインだ。「大胆にドロップさせたショルダーが、着心地を担保しつつ、デザインとしても機能している。しかも背面のあしらいがファッション性を効果的に高めています」。片やトラックパンツは、適度なスリム感が日常との親和性を生むという。「スウェットシャツにトラックパンツの合わせは、どうしてもスポーティになり過ぎてしまう。しかしこれはさりげなくテーパードの入ったシルエットのおかげで、シュッとして見えるので部屋着感を回避してくれますね」
着用したパンツはコレ
ソフトな着用感と滑らかなタッチが魅力のダブルニット製。さらに、独自の機能、AEROREADY(エアロレディ)が動き回った後でもドライな状態をしっかりキープしてくれる。サイドラインの効いたシンプルなルックスはあらゆるアイテムと相性良好で、裾に向けて絶妙にテーパードするシルエットゆえ、足元に合わせるスニーカーの存在感もしっかりと主張できる。
おしゃれ業界人2
美容師・世良田さん&絵描き・イズミダさんは、スポーティな1枚を配色の妙で街仕様に!
右_世良田奏大さん/ファッションアイコンたちから支持を得る原宿のサロン『ヘブンス表参道』のディレクター。自身の作品を発信しているSNSも注目の的。左_リー イズミダさん/幼少期から絵を描き始め、アメリカ留学時に絵を学ぶ。アクリル画の作品を中心に、看板や宣伝美術、ウィンドウに用いられる絵や文字を描いている。
「スウェットシャツは今も身近な存在ですが、わりと手にする色はベーシックなものが多い。だからこの色味は新鮮ですね」と世良田さん。色の主張をコントロールすべく「シックな茶色を周辺に散りばめて全体を落ち着かせました」と自分なりのこだわりを口にする。
イズミダさんは「裏起毛でとても着心地が良い」というクリーンな白の1枚を着用。今回は「好きなアイテムを中心に合わせてみました」とデニム&ブーツとのマッチアップを提案してくれた。
「丈感のトレンドを意識しました」という世良田さんは、裾のリブを内側へ折り曲げながらショート丈風にアレンジ。「程良く生まれる丸みと、裾から覗かせたインナーでニュアンスを作りつつ、脚長効果も狙っています」と話す。
イズミダさんは、短丈のダウンベストとのレイヤードスタイルを披露。「素材感の異なるアイテムを重ねるのは表情が豊かになりますし、よくやる私らしいスタイリングです。アイテムを加えた分、色味はシンプルにモノトーンでまとめてみました」
▼注目アイテム2:秋冬コーデの即戦力。汎用性抜群の「プリント ウインドブレーカー」
ほんのり懐かしさを感じさせる佇まいが今、かえって新鮮。その根底には、デザインソースに採用したヴィンテージウェアがある。その名残は、肉厚なアイテムを内側へ重ねても違和感のないルーズフィットからも見て取れる。高めに設定した襟は、フロントラインをオープンすると程良いドレープ感が生まれ、クローズするとタートルネックのように着られるというスタイリングの多様性を担保。リサイクル素材を採用した生地ゆえ地球にもやさしい1着である。
おしゃれ業界人3
美容師/美容系YouTuber・宮永さんは、定番アイテムとのMIXで街との親和性を高めたコーデを披露
宮永えいとさん/都内のヘアサロンのショップマネージャーを経験したのち独立。YouTubeチャンネル「大人男子LABO」を開設し、現在は登録者数20万人以上を誇る。また、自身がプロデュースするメンズコスメブランド『レタッチ』も評判。
「ファッションに夢中になり始めたとき、『アディダス』のジャージがシーンをにぎわせていました。当然僕も恩恵を受けてきましたよ」。それもあり、宮永さんにとって『アディダス』の存在はスポーツウェアというよりもファッション。ただ、「アディダス スポーツウェア」はその両方の側面を持つだけに、都内を自転車で移動し、空いた時間にジムへ通う日々を過ごす自身のライフスタイルに最適だという。そして、「さらに街との親和性を高めるうえでシティ感は大事ですよね」と、今回はあるアイテムをプラスした。
それが、黒のタートルネックと白スニーカー。「ラフで動きやすい服が今では第一優先。とはいえ、街を移動するにはやっぱりそれなりの配慮は必要ですよね。例えば、インナーにハイゲージニットを挿すことでほんのり品が加わり、街とのリンク役にもなってくれます。そして足元へは白スニーカーを添え、クリーンさも加味しました」。シャープな黒を全身に纏ってモード的アプローチを試みながら、各所へ白を散りばめて特有の重たさをいなす。その絶妙なさじ加減は、昔から慣れ親しんできたがゆえだ。
着用したパンツはコレ
トラックパンツはリラックス感こそが真骨頂。はいたそばから心地良さを実感できるソフトタッチなダブルニットと、優れた吸湿性でドライな着用感をキープするAEROREADY(エアロレディ)テクノロジーがそれを支えている。しかも、ウエストの適度な伸縮性によりノンストレスをキープ。そんな中でも、緩やかにテーパードの効いた美シルエットがルーズさを回避してくれる。
おしゃれ業界人4
ヘアメイク・菊地さん&スタイリスト・川田さんは、最旬レイヤードスタイルで差をつける
右_川田真梨子さん/男女を問わず数々のメディアでスタイリングを担当しつつ、着物コンサルタントの資格を生かした着物の着付けにも定評がある。左_菊地倫徳さん/ファッション誌や広告など幅広く活躍する売れっ子ヘアメイクアップアーティスト。多彩なタレントやミュージシャンを手がけ、各業界からの信頼も厚い。
「アウター本来の魅力を損なうことなく普段着へ落とし込みたい。そこでポイントにしたのは品の良さや清潔感をほのめかせるアイテムです」と教えてくれたのは、数々のファッション撮影でヘアメイクを担当してきた菊地さん。「パーカーはクリーンな白を選び、ベロアのボトムスや革靴でカジュアルアップを狙いました」と解説。
片や、スタイリストとして活躍する川田さんは、今季のトレンドカラーと話すベージュのブルゾンをチョイス。「リメイクスウェットを使ってテイストのギャップを意識しました。さらに、スカートを合わせて女性らしさも加えています」
菊地さんは、スポーツ感が出過ぎないようブルゾンのインナーに独自の仕掛けを施した。「シャツのようなインナーをベスト感覚で合わせてスポーティさを中和させています。これにより、アウターを脱いだときにもサマになりますね」
川田さんは、アンサンブルのように同トーンのボアベストを合わせた最旬コーディネートを提案。「同色のレイヤードは合わせやすく、テクスチャーに差をつけることで淡白さも回避できます。彼がモノトーンで合わせているので、スカートの配色で遊びを加えました」とパートナーへ配慮した点もお見事。
着回し無限大。大人の日常に「アディダス スポーツウェア」を取り入れよう!
街に、公園に、そして海や山にも。昨今、大人たちの興味と行動範囲は拡大の一途をたどっている。そんな多様化したライフスタイルをストレスなく謳歌するとしたら、「アディダス スポーツウェア」のアイテムはまさに理想的だろう。動きやすさや着心地に加え、デイリーユースしやすいファッション性も備えたウェアたちは、スタイリング自由自在。抜群の着回し力を発揮してあらゆる日常シーンにフィットしてくれるだろう。とくればこれはもう、普段のコーデに取り入れない手はないはずだ。
Photo_Katsunori Suzuki
Text_Ryo Kikuchi