
フリースもダウンも、やっぱり黒でしょ。ブラックアウター選びの攻略法をタトラスに学ぶ
洒落感も合わせやすさも備えた黒アウターは冬コーデの必需品。ただ、定番ゆえに周囲との差別化が懸念事項に……。ならば『タトラス』を味方に付けて問題を解決しましょう!
男らしくて都会的。フリースもダウンも結局、定番の黒が頼りになる
ワードローブの定番カラーといえば筆頭候補に挙げられるのがブラック。どんな装いにでも合わせやすく、かつ都会感や男らしさなど多彩なメリットを享受できるのが魅力です。特にフリースやダウンなど、冬コーデの主役を張るアウターについては万能な黒を狙うのが賢い選択といえるでしょう。ただその一方で、定番色ゆえに周りと同質化しやすいという懸念点があるのもひとつの事実。黒の恩恵を受け取りつつも、さりげなく周囲との差別化が図れる1着を選ぶことが肝要となってきます。
黒アウターならココにお任せ。『タトラス』には大人に似合う1着が目白押し
我々にとって望ましいのは、汎用性やスタイリッシュさといったブラックの魅力を踏襲しつつ、同時に適度な個性も反映されたアウター。イタリア・ミラノにデザインチームを置くハイエンドなダウンブランド『タトラス』ならば、そのニーズに寄り添ってくれることは確実です。同ブランドは、山っぽさを感じさせない洗練された“都会派ダウン”の火付け役として大人世代に知られた存在ですが、特に黒はブランドがもっとも得意とするカラー。この冬も代表アイテムであるダウンや新定番のフリースを筆頭に、さまざまなブラックアウターを打ち出しています。
さりげなく“脱ノーマル”な黒。狙うは『タトラス』の「限定フリース&ダウン」だ
大人の装いを格上げする極上のブラックアウターを多数擁する『タトラス』。なかでも今季着目したいのが、ブランドの直営店&公式サイトでのみで展開されるエクスクルーシブなフリース&ダウンです。どれも限定モデルらしいセンスフルなデザインアプローチが施されていて、定番の黒アウターながらも周囲との差別化において大いに効果を発揮。以下よりさっそく、それぞれのアイテムを深掘りしてご紹介していきましょう。着用時のイメージがわきやすいよう、ショート動画にてサンプルコーデもお見せします!
▼「フリース派」のための今季ベストバイ
ダウンジャケットがブランドのシグネチャーとして知られる『タトラス』ですが、実はフリースアウターも評価の高いアイテム。上品さや暖かさに加えて遊び心も落とし込まれた今季の限定モデルは、冬の量産的コーデを驚くほど見違えさせてくれます!
アイテム1
後ろ姿もサマになる。バックシャンなマイクロフリースブルゾン「ジャコ」
ラビットファーを思わせる毛足の長い高密度フリースを使った人気モデル「アストーニ」。その限定バージョンとなる「ジャコ」は、背面に大ぶりのネームロゴがセットされていて、バックスタイルでも存在感を存分にアピールできます。フォルムはジャストサイズな身幅設定で、ふんわりと暖かな素材感ながらもすっきり袖を通すことが可能。着丈は身幅に対してやや長めになっているため、レイヤードスタイルとも相性良好です。
フロントから見えるのは左袖のロゴのみという至ってミニマルなデザイン。そのおかげで高密度フリースの豊かな素材感が一段と引き立っています。対して背面には、『タトラス』では珍しいビッグサイズロゴが堂々と鎮座し、バックシャンなデザインを実現。その二面性がなんとも楽しい1着です。なお、ファー調のポリエステルフリース素材は昨年のモデルからさらなるボリュームアップを果たしており、より贅沢な肌触りにアップデートされています。
着用イメージを動画でCHECK!
ロゴスウェットにチノパンという“ザ・ベーシック”なスタイルも、風合い豊かなフリースアウターを羽織ればグッとスタイリッシュで今っぽく。シックなブラックフリースゆえに、冬らしい季節感を演出できるだけでなく、コーデの引き締め役としても効果的に機能してくれます。またフロントデザインがシンプルなおかげで、インナーのロゴとのコントラストがより鮮明になっている点にも注目を。
アイテム2
不動の人気モデルを大胆にアップデートしたボア仕様のダウン「フルモ」
こちらの「フルモ」は、ブランドが誇るロングセラーモデルのダウンジャケット「ベルボ」をベースに、マテリアルやシルエットでアレンジを加えた1着。メインの素材には程良くボリュームのあるボアフリースを使い、フードやフロントのポケット口、左袖のジップポケットは中厚なナイロン生地で切り替えを施しています。シルエットは細身な形状である元モデルから1サイズほどオーバーシルエットになっており、ゆったりと旬なムードで羽織ることが可能です。
シープ調の上質感あるボアフリースに加えて、内側にたっぷりと充填されたポーランド産ホワイトグースダウンが抜群の保温性を発揮。シビアな冬の寒風も苦にならない1着に仕上がっています。フードが脱着式になっていて、着こなしに応じて2WAYで着用できるのもうれしい要素。左袖に配置されたナイロン製のシガーポケットはほんのりとミリタリーテイストで、良い塩梅のアクセントとなっています。
着用イメージを動画でCHECK!
クールなブラックアウターながらも素材使いの妙で程良く個性を演出した「フルモ」。旬なギミックが効いた1着だからこそ、モノトーン基調でストイックにコーデをまとめても街映え度十分な着こなしに帰結します。ほのかにミリタリームードなアイテムですから、ご覧の通りカーゴパンツとも好相性。もちろん、ウールパンツのような品良いボトムスを持ってくるのも好手です。
▼「ダウン派」のための、この冬のベストバイ
『タトラス』の代名詞であるダウンジャケットからも、リミテッドモデルがお目見え。各々が異なるキャラクター性を備えているので、自身のスタイルやワードローブを考慮しつつセレクトしましょう!
アイテム3
ロングスパンで活躍するライトなダウン。ニットをコンビ使いした「ヒール」
すっきりとしたシルエットの「ヒール」は、袖&襟を伸縮性あるニットで切り替えたコンビネーションデザインのダウンアイテム。身頃のステッチ幅を細めにすることで羽毛の量感をコンパクトに抑えているのも特徴で、インナーダウンとしてもスムーズに着用できます。さらに、裏地はブランド独自の“サイレントコーティング加工”をセット。これにより、歩行時などに気になるナイロン特有のシャカシャカとした摩擦音を感じにくくなっています。
身頃部分の表地にはマットな風合いのナイロンタフタを使用。細身のシルエットとも相まって、大人っぽい雰囲気を振りまきます。抑えめなボリュームながらも、最高品質のグースダウンが封入されていますから防寒性は◎です。左袖には他のダウンアウターと同様、アイコンのロゴワッペンが付属。そしてフロント脇のポケットには、黒のワントーンに映える艶やかなシルバースナップボタンを設えています。
着用イメージを動画でCHECK!
高鮮度なダウン×ニットによるコンビ素材が奏功し、さらりとシンプルに着てもこなれた印象を醸成。スマートな佇まいの1着ゆえに、きれいめなスラックスとのマッチングも良好です。足元は革靴を合わせてとことん上品に攻めるのもOKですが、スニーカーで適度に抜け感と軽快さを加えるとより今季的な装いに昇華できます。
アイテム4
サステナブル素材を取り入れた人気ダウンの特別版「ドミッツィアーノ ナイロン」
『タトラス』において不動の人気No.1ダウンとして君臨する「ドミッツィアーノ」からも限定モデルがリリースされています。シルエットやディテールはそのままに、表地を従来のウール×シルクから、イタリア・アクアフィル社が開発したナイロン素材「エコニール」へとチェンジ。同素材は廃棄漁網や使い古したカーペットからリサイクルされており、通常の石油由来ナイロンと比較して環境負荷が少ないという特性があります。地球にやさしいというだけでなく、リッチなツヤ感があるのも大きな美点。某ラグジュアリーブランドが採用しているというのもうなずけます。
2021年に、ややゆったりとしたリラックスフィットへとアップデートされた「ドミッツィアーノ」。その今っぽいシルエットはこの限定作にも受け継がれています。一方、表地を「エコニール」にスイッチしたことで従来モデルとはひと味違った新鮮な面持ちに。その微光沢なテクスチャーに加えて、撥水性や耐久性といった機能面に優れているのも特筆点です。フードは前出の「フルモ」と同様にデタッチャブル仕様なので、コーデに合わせてあり・なしを使い分けましょう。
着用イメージを動画でCHECK!
艶やかなブラックナイロンが使われた「ドミッツィアーノ ナイロン」は装いのクラスアップに効果テキメン。程良くゆとりを持たせたフォルムですから、ラフな着こなしの上からでもさらりと羽織れます。例えば、オンブレチェックのシャツにウォッシュドジーンズといった見慣れたアメカジスタイルも、これ1着を投入するだけで一気に洒脱な雰囲気へと変化!
『タトラス』の黒フリース&ダウンで、ひと味違う冬スタイルを叶えよう!
万能的に使えて、なおかつクールに魅せられるブラックアウターには、今年も大いに頼るのが正解といえるでしょう。懸念事項は周囲との“被り”ですが、巧みにヒネリを効かせた『タトラス』の限定フリース&ダウンならばその心配は無用。エクスクルーシブモデルだからこそのさりげなく独自性あるデザインが、“脱ノーマル”な着こなしへと導いてくれます。ただひとつ気を付けたいのが、直営店限定のリミテッドアイテムだけにソールドアウトの可能性が濃厚ということ。本格的にアウターの出番を迎える前に押さえておいて、冬の準備を盤石なものにしておきましょう!
▼着用アイテム(アイテム1のコーデ)
スウェットシャツ25,300円/チャンピオン(ヘインズブランズ ジャパン カスタマーセンター 0120-456-042)、ワークパンツ7,700円/ディッキーズ(ディッキーズ https://www.dickies.jp)、その他スタイリスト私物
▼着用アイテム(アイテム2のコーデ)
バックパック99,000円/タトラス、スウェットシャツ22,000円/ウエスタン ハイドロダイナミック リサーチ(ともにタトラス コンセプトストア 青山店 03-3407-2700)、Tシャツ2,750円/ヘインズ(ヘインズブランズ ジャパン カスタマーセンター 0120-456-042)、カーゴパンツ53,900円/ディーベック(グローブライド 0120-506-204)、シューズ23,100円/ティンバーランド(ティンバーランド/VF ジャパン 0120-558-647)
▼着用アイテム(アイテム3のコーデ)
タートルネックニット39,600円/ジョン スメドレー(リーミルズ エージェンシー 03-5784-1238)、スラックス44,000円/コーディングス(真下商事 03-6412-7081)、メガネ59,400円/ルノア(グローブスペックス エージェント 03-5459-8326)、スニーカー8,800円/ナイキ スポーツウェア(ナイキ カスタマーサービス 0120-6453-77)
▼着用アイテム(アイテム4のコーデ)
チェックシャツ36,300円/シュガーヒル(林デザイン事務所株式会社 090-4737-1805)、Tシャツ3,300円/ゴート(株式会社ヤギ 03-3667-4888)、ジーンズ33,000円/リーバイス(リーバイ・ストラウス ジャパン 0120-099-501)、スニーカー12,980円/ニューバランス(バランスジャパンお客様相談室 0120-85-7120)
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※掲載の金額はすべて税込価格です
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Photo&Movie_Shoichi Muramoto
Styling_Mitsuhiko Hoshi
Hair&Make_Raishiro Yokoyama
Model_Yoshiaki Takahashi
Text_Satoshi Yamasaki